すべての方へ会議・ミーティング
会議中に眠くなる・寝てしまうときの対処
先に答え
会議中に眠くなる・寝てしまうときは、自分の意志の弱さや体調の話にする前に、その会議に自分の出番があるかを見てください。報告の読み上げが続いて、発言する場面も決めることに関わる場面もない会議では、眠くなりやすいと考えられます。参加者なら、会議の前に質問を1つ用意し、議題ごとに自分の課に当てはめながら聞くか、記録の役を引き受けて出番を作ります。眠気が強いときは一言断って席を外し、寝てしまったときは短く謝って聞き逃した決定をその日のうちに確認します。会議を開く上司なら、報告を文書に移して会議を短くし、休憩と全員の出番を作ってください。
数字で見る
1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データは、上司と部下の1on1の前に選ばれたテーマと上司に期待すること、1on1の時間を集計したものです。仕事の進み具合のテーマでも、報告だけでなく、上司の考えや関わりを求める期待が選ばれていました。二人で話す1on1は、1回がおよそ30分でした。
- 18.7%
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- すべてのテーマのうち、「業務の進捗や進め方」で上司の考えや関わりを求める3つの期待のどれかが選ばれた割合
- 「一緒に考えてほしい」「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」の3つを合わせた数字です。つまり、仕事の進み具合を話す1on1も、部下にとっては報告をして終わる場とは限らない、ということです。
- 29.6分
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- Kakeai AI 1on1で行われた1on1の、1回の時間(始めてから終えるまで)の中央値
- 20〜39分の回が52.6%で、60分以上の回は9.3%でした。会議の長さを示す数字ではありませんが、Kakeai AI 1on1で行われた1on1は、60分に届かない回が大半ということです。
利用データは、1on1の前に部下が選んだテーマと上司に期待すること、1on1の開始から終了までの時間を集計したもので、会議や眠気については集計していません。数字は、聞くだけの時間が長く続く会議の形を考える手がかりとして示しています。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
会議中に眠くなる・寝てしまうとき、 先に見るのは自分の出番があるかどうか
会議中に眠くなるとき、自分の意志の弱さや体調の話にする前に、その会議に自分の出番があるかどうかを見てください。出番とは、発言する場面と、決めることに自分が関わる場面のことです。報告の読み上げが続き、自分は聞いているだけという会議では、眠くなりやすいと考えられます。眠気の対処は、その場をしのぐ方法より、出番を自分で作ることと、会議を開く側が会議の形を変えることの2つで考えるのがおすすめです。
1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、1on1の前に部下が選んだテーマと上司に期待することを集計しています。「業務の進捗や進め方」のテーマで、上司の考えや関わりを求める3つの期待のどれかが選ばれていたのは、選ばれたすべてのテーマのうち、合わせて18.7%でした。3つとは、「一緒に考えてほしい」「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」です。つまり、仕事の進み具合を話す1on1も、報告をして終わる場とは限らないということです。
利用データの数字は1on1についてのもので、会議にそのまま当てはまるものではありません。それでも、報告が中心の会議を見直すときに、報告のあとに考えを交わす場面を作れるかを考える手がかりにはなるでしょう。眠くなる会議には、本人の体調だけでなく、会議の形の側にも理由があるかもしれません。参加者と会議を開く側の両方から手を打つことをおすすめします。
以下では、人事部の月次の報告会(各課の数字の読み上げが中心。12人で90分、14時開始)を例に、参加者の立場と、会議を開く上司の立場の両方から書きます。
| 眠くなる会議の形 | 起きていること | 参加者が先にできること |
|---|---|---|
| 報告の | 資料に | 議題ごとに |
| 自分に | 他の | 記録の |
| 90分を | 昼食後の | 区切りで |
参加者として会議中の眠気を防ぐ対処: 出番を自分で作る
参加者の立場で先にできるのは、会議の前に質問を1つ用意し、議題ごとに「自分の課ならどうか」と考えながら聞くことです。質問を用意しておくと、その質問に関わる話が出るのを待ちながら聞くことになるので、話を聞き流しにくくなると考えられます。質問は難しいものでなくてよく、資料の数字の意味を尋ねるだけでも十分です。
- 採用課の数字について、1つ質問してもよいでしょうか。先月より応募が減っているのは、何か心当たりがありますか。
- 今の話を、私の課に当てはめると、研修の日程を前に動かしたほうがよさそうです。あとで相談させてください。
記録の役を引き受けるのも、出番を作る方法の1つです。決まったことと担当をその場で書く役になると、話を聞き流しにくくなります。
- 今日の記録は私が取ります。決まったことは、その場で読み上げて確認させてください。
眠気が強いときは、我慢して座り続けるより、話の区切りで一言断って席を外すほうがよいでしょう。水を取りに行くか、少し歩くだけでも、眠気がやわらぐことがあります。一言断ってから立てば、周りの人にも事情が分かります。
- すみません、少し席を外して水を取ってきます。すぐ戻ります。
会議の前にできることもあります。昼食後の長い会議なら、会議の直前に外の空気を吸うことや、座る席を前のほうにすることです。資料に先に目を通して、質問の候補に印を付けておくのも役立ちます。眠気覚ましの飲み物や、足を動かすといった方法は、その場をしのぐには役立ちますが、出番がない会議の形はそのまま残ります。
会議中に寝てしまったときの対応と謝り方
会議中に寝てしまったときは、気づいた時点で短く謝り、聞き逃した部分を確認します。長い言い訳は不要で、確認のほうに時間を使います。
- 申し訳ありません、途中でうとうとしてしまいました。採用の日程のところを、もう一度教えていただけますか。
- 先ほどの会議で、後半を聞き逃してしまいました。私の課に関わることで決まったことがあれば、教えてもらえますか。
上司に直接謝るときも、謝罪は一度にして、同じことを繰り返さないために何をするかを添えます。会議の形について頼みたいことがあれば、このときに一緒に伝えてかまいません。
- 今日の報告会で寝てしまい、申し訳ありませんでした。次回からは、議題ごとに質問を用意して出席します。
- あわせて、1つご相談させてください。各課の報告のあとに、質問の時間を少し取っていただくことはできますか。質問を考えながら聞けると、私も集中しやすいと思います。
寝てしまったことを隠して、あとで決定を知らないまま仕事を進めるほうが、周りに迷惑がかかります。聞き逃したことは、その日のうちに確認しておきましょう。
会議を開く上司が、 眠くなる会議にしないためにできること
会議を開く上司の側は、部下が眠くなることを本人の問題と片づける前に、会議の形を見直してみてください。見直す点は、報告の扱い、長さ、出番の3つです。
- 報告の読み上げを、文書に移す。資料に書いてあることは、会議の前に読んでもらい、会議では質問と決めることだけを話します。
- 60分を超えるなら、途中に10分の休憩を入れる。90分を休みなく続ける会議は、聞く側にかなりの集中を求めることになります。
- 全員に出番を作る。議題ごとに「この議題で意見を聞きたい人」をあらかじめ決めておくか、報告のあとに一人一言ずつ質問か感想を言う時間を取ります。
- 来月から、各課の数字は前日までに資料で共有してもらい、会議では質問と、決めることだけを話す形にしませんか。90分を60分に短くできると思います。
- 今日は長いので、採用課の報告が終わったところで10分休みましょう。
- 採用課の報告について、研修課の○○さんから見て気になった点があれば、一言いただけますか。
会議中に寝ている部下に気づいたときは、全員の前で名指ししないほうがよいでしょう。休憩を入れるか、全員に一言ずつ意見を求めるほうが、本人も周りも気まずくなりません。
- ここで一度、5分休憩にしましょう。再開後は採用の話に入ります。
- ここまでの報告で気になった点があれば、各課から一言ずついただけますか。
会議のあとは、叱るのではなく、1対1で短く聞きます。体調の話が出たら、まず聞いて、必要なら産業医や人事の担当につなぎます。会議の形の問題なら、本人の提案を聞いて直します。
- 今日の会議、後半はつらそうに見えました。何かありましたか。
- 話してくれて、ありがとうございます。無理をしているなら、産業医に相談する道もあります。私からも人事に相談できます。
- 会議の進め方で変えたほうがよいことがあれば、遠慮なく言ってください。報告の読み上げが長いのは、私も気になっています。
会議中の眠気で、 避けたいこと
会議中の眠気で避けたいのは、その場しのぎだけで済ませることと、本人のたるみと決めつけて叱ることです。
- 眠気覚ましの飲み物や、足を動かすといった方法だけで済ませる。その場はしのげても、出番がない会議の形が変わらなければ、次の会議でも同じことが起きます。
- 「寝るのはたるんでいるからだ」と決めつけて、全員の前で叱る。叱られた本人は次から寝ないように緊張しますが、会議の中身が頭に入るようになるとは限りません。周りの人も、質問や意見を出しにくくなります。
- 体調のことを、全員の前で尋ねる。本人が話したくない事情があるかもしれません。聞くなら、会議のあとに1対1で聞きます。
- 寝てしまったことを隠して、決定を確認しない。自分の担当になっていたことに気づかないまま進めると、周りの仕事も遅れます。
- 会議の長さと中身を、見直さないままにする。90分の報告会で複数の人が眠くなっているなら、本人たちの問題と考えるより、会議の形を見直したほうが、直せる点が見つかりやすいでしょう。
眠気が毎日続くときや、会議以外の場面でも強い眠気があるとき、夜に眠れていないときは、会議の形だけでは解決しません。本人は産業医や医療の専門家に相談し、上司は本人の希望を聞いたうえで、産業医や人事の担当につなぐことをおすすめします。眠気の原因が何かは、このページで判断できることではありません。
会議の眠気が減ったかどうかの振り返り方
会議の眠気が減ったかどうかは、寝た人がいなかったかではなく、会議の形と自分の出番がどう変わったかで振り返るとよいでしょう。振り返る点は、次の3つです。
- 会議の中で、自分が質問か意見を1つでも口にした回だったでしょうか。
- 報告の読み上げに使われた時間は、前回と比べて短くなったでしょうか。
- 60分を超える会議に、休憩が入っていたでしょうか。
3つとも変わっていないなら、眠気の対処が本人の工夫だけに任されているのかもしれません。参加者は質問を1つ用意し、開く側は報告を文書に移すところから、同時に始めてみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
会議が苦手で出たくない、長い会議で疲れるといった気持ちを、誰にも話さないまま抱えてしまうときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
1on1の実施中に、球体をクリックしたとき。
会議の負担やつらさの話が、 仕事の進み具合の話に埋もれずに、 1on1の中で取り上げられやすくなります。
球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。Kakeai AI が、準備されたテーマとその回の会話の流れから、まだ十分に話せていない話題を一つ取り上げ、話すきっかけを出します。お二人に同じ内容が表示されます。
今日のテーマに「心身の状態」を「話を聞いてほしい」というかたちで入れてくれていますね。…今の状態、もう少し聞かせてもらえますか。…
部下の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。
「大丈夫です」で終えていた負担の話を、 次の1on1で自分の言葉で伝えるきっかけになります。
その回に話しきれなかったことについて、次の1on1で上司に伝えられる一言の例が書かれることがあります。部下ご本人にだけ表示されます。
…次回、兼務の話が出たときに、「午前中だけなので」と返すだけでなく、「月曜の午前は取られますが、今のところ営業の動きには影響は出ていないです」のように、自分の実感を一文足してみることを試してみてください。…
上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。
「大丈夫」の一言の先にある負担を、 次の1on1で具体的に尋ねるきっかけになります。
相手の返事が短く、話が先に進まなかった場面があると、次に試せる問いかけの例が書かれることがあります。上司ご本人にだけ表示されます。
…次回、同じ場面に戻るとしたら、「大丈夫」の一言で終わらせず、「月曜の午前が取られると、週の動き出しはどう変わってる?」のように、具体の場面を一つ挙げて聞いてみると、小野寺さんが答えやすくなるかもしれません。…
1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。
ご利用企業 累計600社以上/
無料の資料
この手引きの数字のもとになった、 1万人調査のレポート
1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)
- 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
- 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
- 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)
画面を見ながら説明を聞きたい方は、30分のオンライン説明をご予約いただけます。
よくある質問
会議中に眠くなるのは、 なぜですか。
会議中に眠くなる理由は人によって違い、睡眠や体調が関わることもあれば、会議の形の側に理由があることもあります。報告の読み上げが続いて、自分が発言する場面も決めることに関わる場面もない会議では、聞く側の集中が切れやすくなります。昼食後の時間帯に90分を休みなく続ける会議も同じです。眠気が毎日続くときや会議以外でも強いときは、産業医や医療の専門家に相談してください。
会議中に眠くならないためには、 どうすればよいですか。
会議中に眠くならないためには、会議の前に質問を1つ用意し、議題ごとに自分の課に当てはめて考えながら聞くことをおすすめします。記録の役を引き受けて、決まったことをその場で書くのも、出番を作る方法の1つです。それでも眠気が強いときは、話の区切りで一言断って席を外し、水を取りに行くか少し歩くとよいでしょう。眠気覚ましの飲み物などは、その場をしのぐには役立ちますが、出番がない会議の形はそのまま残ります。
会議中に寝てしまったときは、 どう謝ればよいですか。
会議中に寝てしまったときは、気づいた時点で「申し訳ありません、途中でうとうとしてしまいました」と短く謝り、聞き逃した部分をその場か会議のあとに確認します。長い言い訳は不要で、確認のほうに時間を使います。上司に謝るときは、謝罪は一度にして、「次回からは議題ごとに質問を用意して出席します」のように、同じことを繰り返さないために何をするかを添えます。
部下が会議中に寝ているとき、 上司はどう対応すればよいですか。
部下が会議中に寝ているとき、上司は全員の前で名指しするより、休憩を入れるか、全員に一言ずつ意見を求めるほうが気まずくなりません。会議のあとに1対1で「後半はつらそうに見えました。何かありましたか」と短く聞き、体調の話が出たらまず聞いて、必要なら産業医や人事の担当につなぎます。複数の人が眠くなっている会議なら、報告の読み上げを文書に移すなど、会議の形のほうを見直します。
眠くなる会議を、 開く側はどう変えればよいですか。
眠くなる会議を変えるには、報告の扱い、長さ、出番の3つを見直します。資料に書いてあることは会議の前に読んでもらい、会議では質問と決めることだけを話します。60分を超えるなら途中に10分の休憩を入れ、議題ごとに意見を聞く人をあらかじめ決めておくか、報告のあとに一人一言ずつ質問か感想を言う時間を取ります。報告の読み上げを文書に移せば、会議の時間そのものを短くできることもあります。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/sleepy-in-meetings-what-to-do
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: