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定例会議とは何か、 目的と意味
先に答え
定例会議(定例ミーティング)とは、集まる日時と顔ぶれを先に決めておき、そこに議題を持ち寄る会議です。わざわざ会議を開くほどではない小さな相談や判断を持ち込める場が、定期的に来ることに意味があります。目的は、進み具合のずれを早く見つけることと、判断が必要なことを溜めないことです。報告を順に読み上げる場にせず、「変わったこと」と「判断が要ること」に絞ると目的に合います。集まる間隔については、上司との面談の数字が手がかりになります。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人は、面談が週1回以上の人で8.8%、半年〜1年に1回の人で22.7%でした。間隔が長い人ほど多いという結果です。
数字で見る
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、上司との定期的な面談について尋ねたものです。面談の困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人の割合は、面談の間隔が長い人ほど高くなっていました。定例会議について尋ねた数字ではありませんが、集まる間隔を決めるときの手がかりとして示します。
- 8.8%
- 1万人調査
- 上司との面談が週1回以上の人のうち、困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人の割合
- 2週間〜1か月に1回の人では12.8%、2〜3か月に1回の人では17.0%です。半年〜1年に1回の人では22.7%でした。面談の間隔が短い人では、面談を義務と感じている人の割合が低くなっています。
- 22.7%
- 1万人調査
- 上司との面談が半年〜1年に1回の人のうち、困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人の割合
- 週1回以上の人では8.8%でした。面談の間隔が長い人ほど、困りごとに義務感を挙げる人の割合が高いという傾向があります。
この調査は上司との定期的な面談について尋ねたもので、複数人の定例会議については尋ねていません。数字は、集まる間隔と義務感の関係の手がかりとして示しています。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
定例会議とは何か: 集まる日が先に決まっている会議
定例会議(定例ミーティング)とは、集まる日時と顔ぶれを先に決めておき、議題があってもなくても開く会議のことです。毎週月曜の朝、毎月の第1営業日といった形で開かれます。何かが起きてから開く会議とは、順番が逆です。普通の会議は議題が先にあって日程を決めますが、定例会議は日程が先にあって、そこに議題を持ち寄ります。
| 定例会議 | 必要なときに開く会議 | |
|---|---|---|
| 開く理由 | 日が | 決めることや |
| 議題の | 参加者が | 開く |
| 向いていること | 進み具合の | 1つの |
| 弱点 | 議題がないまま | 開くまでに |
定例会議の意味は、この順番の逆転にあります。日が先に決まっているので、「わざわざ会議を開くほどではない」と思って抱えてしまう小さな相談や判断を、持ち込める場が定期的に来ます。会議を開く手間がかからないので、議題を出す側の負担が小さくなります。
以下では、設計課の課長と設計担当5人が毎週月曜の朝に30分で行う定例会議を例にします。話すのは、担当ごとの図面の進み具合、外注先からの納期、課長の判断が要ることの3つです。
定例会議の目的: 決めた間隔で、 進み具合のずれを知り、 判断を溜めない
定例会議の目的は、定期的に集まること自体ではありません。決めた間隔で関係する人が集まり、進み具合のずれを全員で知ることと、判断が必要なことを溜めないことです。間隔を決めておくことで、ずれが大きくなる前に見つかり、判断も溜まる前に下しやすくなります。目的を言葉にすると、次の3つになります。
- 進み具合のずれを早く見つける。1週間のうちに予定から外れたことを、全員が同じ場で聞きます。自分の担当に関わるずれに、その場で気づけます。
- 判断の要ることを溜めない。上司の判断がないと進まないことも、次の定例で相談できると分かっていれば、一人で抱える期間が短くなります。
- 次の1週間の予定をそろえる。誰が何に取りかかるのか、誰の手が空くのかを、全員が知っている状態で週を始めます。
定例会議の目的に、「毎週の報告を聞くこと」は入っていません。変わっていないことの報告を全員が順に読み上げると、定例会議は30分の報告会になります。報告が必要なものは一覧にして会議の前に共有し、会議では、一覧を見ても分からない「変わったこと」と「判断が要ること」だけを話すようにすると、30分を判断に使えます。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)に「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人の割合を、面談の間隔ごとに見ています。面談が週1回以上の人では8.8%、半年〜1年に1回の人では22.7%でした。間隔が長い人ほど、面談を義務として受け止めている人が多いという結果です。定例会議について尋ねた数字ではありませんが、集まる間隔を考えるときの手がかりにはなります。
会議の進め方の面では、間隔が長いと1回に溜まる報告が増え、判断は会議を待たずに個別に済まされがちです。そのため、1回を短くしてでも、間隔を保つことをおすすめします。
定例会議を開く側(上司)がすること
定例会議を開く上司がすることは、何を話す場かを最初に決めて伝えることと、報告を聞く場にしないことの2つです。
- 月曜の定例は30分です。先週から変わったことと、私の判断が要ることを中心に話します。変わっていないものは、進み具合の一覧を見れば分かるので、口頭での報告は省いてかまいません。
- 先週からの変化で、全員が知っておいたほうがよいことを、一人一言でお願いします。なければ「変化なし」で大丈夫です。
- 外注先の納期が1週間遅れる話は、今日ここで判断します。お客様への連絡を先にするか、社内で巻き返す案を先に探すか、皆さんの意見を聞かせてください。
進み具合の一覧は、会議の前に全員が見られるようにしておきます。
- 進み具合の一覧は、金曜の夕方までに各自で更新しておいてもらえますか。月曜は、一覧を見ても分からないことだけ話しましょう。
全員が「変化なし」の週は、短く終えます。30分の枠を埋めるために話題を探す必要はありません。
- 今日は全員「変化なし」なので、ここで終わりにします。残りの時間は、それぞれの仕事に使ってください。来週も、同じ時間に集まります。
判断が要ることが出たときは、その場で判断するか、いつまでに判断するかを言います。定例会議は、判断が溜まらないようにするための場です。「検討します」で持ち帰るだけだと、次の定例まで判断が止まりがちです。
- 材料の発注を早める話は、今ここで決めましょう。早めてもらって大丈夫です。金額が大きいので、部長への報告は私からしておきます。
- 外注先への催促は、今日は決められません。契約の担当に確認して、水曜までに○○さんに連絡します。
定例会議に出る側(部下)がすること
定例会議に出る部下がすることは、変わったことと判断の要ることを短く出すことと、報告だけで終わらない形で持ち込むことです。
- 私の担当の図面は、予定通りです。1つだけ、材料の在庫が来週切れそうなので、発注を早めてよいか判断をいただきたいです。
- 外注先からの返事が遅れている話で、相談があります。私から催促してよいでしょうか。課長からのほうがよければ、お願いしたいです。
- 来週の定例で、私の担当について判断をお願いしたいことが2つあります。5分ほどいただけますか。
報告する変化がほとんどない週が続くと、出る意味が分からなくなることがあります。そのときは、出る意味を一人で考え込まず、自分が定例に出たほうがよいかを上司に相談してみるとよいでしょう。
- 定例について相談があります。私の担当は今、報告する変化がほとんどないのですが、ほかの方の進み具合を知るためには、出たほうがよいでしょうか。
部下の側から見ると、定例会議は、上司に個別に時間を取ってもらわなくても判断を相談できる場でもあります。上司の予定を取って相談を切り出すより、決まった時間に短く出すほうが、持ち込みやすいことがあります。
- 月曜の定例で聞きたいことがあるので、それまで待ちます。急ぎではないので、定例で5分いただければ十分です。
- 先週の定例で課長が確認するとおっしゃっていた外注先への催促は、その後どうなりましたか。私のほうで動くことがあれば教えてください。
定例会議が報告の場になってしまったときの直し方
定例会議が報告を聞くだけの場になっているときは、なくす前に、中身を「変わったこと」と「判断が要ること」の2つに絞り直します。
- 報告は一覧にして、会議の前に共有する。進み具合は表で見られるようにし、会議では表を見ても分からないことだけを話します。
- 議題がない週は、短く終える。枠を埋めるために話題を探さず、5分で終える週があってもよいと決めておきます。
- 間隔より、1回の長さを削る。月1回60分にするより毎週15分にするほうが、ずれや判断を1か月待たずに持ち込めます。
- 個別の事情は、定例に持ち込まない。一人の仕事のやり方や体調の話は、全員の前ではなく、1on1で話します。
定例会議をなくすかどうかは、上司が一人で決めず、出ている人に聞いてから決めるとよいでしょう。上司の目には議題がないように見えても、持ち込みたい相談を抱えている人がいるかもしれません。
- この定例が、皆さんの仕事の役に立っているか、一度聞かせてください。やめたほうがよいか、形を変えたほうがよいか、率直な意見がほしいです。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談のよしあしは、そのあとの行動で見ると考えています。定例会議のよしあしも、毎週開いたかではなく、持ち込まれたずれや判断が次の定例までに動いたかで見ることができます。KAKEAIは、実施したか・回数で面談のよしあしを見ることをおすすめしません。定例会議の出席率や開催の回数だけを見ても、定例会議が目的に合っているかは分かりません。
定例会議が目的に合っているかどうかの振り返り方
定例会議が目的に合っているかどうかは、毎週開けたかではなく、次の3つの点を振り返るとわかります。
- 定例で出た判断の要ることが次の定例まで残っていたら、次の回では、誰がいつまでに判断するかをその場で決めます。
- 進み具合の一覧を見れば分かる報告の読み上げが残っていたら、次の回からは、その報告を一覧に移して会議を始めます。
- わざわざ会議を開くほどではない小さな相談が定例に持ち込まれていないなら、定例の最初に「判断してほしいことがある人はいますか」と尋ねる時間を1分取るところから始めてみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
会議や会議の資料づくりに時間を取られて仕事が進まないのに、そのことを上司と話す場がないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
実施中とあとに、「1on1のAI要約」で。
会議や資料づくりにかかっている負担を、 二人が同じ記録で見ながら、 何を減らすか・誰に任せるかを相談できます。
話の中で出た負担の中身や、どちらが何を引き受けたかを、Kakeai AI が生まれたテーマごとの要点としてまとめます。お二人の画面に同じ内容が表示されます。
田所さんが部長会資料の営業側の数字を大久保さんに持ってもらうよう伝える方針を示した。
1on1の実施中に、球体をクリックしたとき。
会議の時間を短くする、 資料づくりを分担するといった見直しを、 担当と期限のついた一歩にしてから1on1を終えられます。
球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。会話から生まれた次の一歩の候補のうち、担当や期限が決まっていないものを Kakeai AI が挙げ、二人で確かめるよう提案します。お二人に同じ内容が表示されます。
今日の会話で出た一歩の候補が5つあり、担当と期限がまだ確定していないものが残っています。…「小野寺さんとの週次を6月29日から15分に変える」…それぞれ誰がいつまでにやるかをお二人で確かめておけますか。
ホームの「この先1週間のポイント」で。
1on1で「会議や面談の時間を見直す」と引き受けたことを、 期限の前にホームの画面で思い出せます。
Kakeai AI が、ご自身の1on1の予定や次の一歩の期限などから、この先1週間で気にかけておくとよいことを、事実と、問いかけの形の提案で、最大3件書きます。ご自身だけに表示されます。
あなたと田所さんの1on1で引き取った「小野寺との週次を15分に固定する」が6月29日期限で未完了です。今日の小野寺さんとの1on1が15分枠で入っているので、この回から15分固定を実際に始める形で確認できそうです。
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この手引きの数字のもとになった、 1万人調査のレポート
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よくある質問
定例会議とは何ですか。
定例会議とは、集まる日時と顔ぶれを先に決めておき、議題があってもなくても開く会議のことです。毎週月曜の朝や毎月の第1営業日といった形で開かれ、定例ミーティングとも呼ばれます。議題が出てから日程を決める普通の会議とは順番が逆で、日程が先にあって、参加者がそこに議題を持ち寄ります。会議を開く手間がかからないので、小さな相談や判断を持ち込みやすい場になります。
定例会議の目的は何ですか。
定例会議の目的は、決めた間隔で関係する人が集まり、進み具合のずれを早く見つけることと、判断が必要なことを溜めないことです。間隔を決めておくことで、ずれが大きくなる前に見つかり、上司の判断が要ることを一人で抱える期間が短くなります。定期的に集まること自体や、変わっていないことの報告を順に聞くことは、目的ではありません。報告は一覧にして会議の前に共有し、会議では変わったことと判断が要ることだけを話すのがおすすめです。
定例ミーティングは、どのくらいの間隔で開くのがよいですか。
定例ミーティングの間隔は、仕事の進み具合がどのくらいの速さで変わるかと、判断をどのくらい溜めてよいかで決めます。1週間で状況が変わる仕事なら毎週、月の単位で動く仕事なら月1回が目安です。迷ったときは、間隔を長くして1回を長くするより、1回を短くして間隔を保つほうが、ずれや判断を長く待たずに持ち込めます。議題がない週は5分で終えてよい、と決めておくと、短い間隔でも続けやすくなります。
定例会議で話すことがないときは、 どうすればよいですか。
定例会議で話すことがないときは、「今日は変化なし」で短く終えてかまいません。30分の枠を埋めるために話題を探す必要はありません。話すことがない週が何週も続くなら、定例の中身を「変わったこと」と「判断が要ること」に絞り直し、進み具合の報告は一覧で共有する形に変えます。それでも続くなら、間隔や顔ぶれを見直してもよいでしょう。ただし、上司が一人でやめると決めず、出ている人に役に立っているかを聞いてから決めてください。
定例会議は、やめてもよいですか。
定例会議は、持ち込まれるずれや判断がほとんどなく、出ている人に聞いても役に立っていないなら、やめてかまいません。ただし、上司の目には議題がないように見えても、持ち込みたい相談を抱えている人がいるかもしれないので、やめるかどうかは出ている人に聞いてから決めます。やめる前に、報告を一覧に移して中身を絞る、1回を短くするといった形を変える方法も試してみてください。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/regular-meeting-meaning-purpose
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: