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人事・経営の方へ会議・ミーティング

会議体とは何か、会社でどう整理するか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

会議体とは、目的・参加者・開く頻度に加えて、その会議で何を決めるか(決める範囲)が社内で決まっている会議の単位のことです。経営会議、部長会、部や課の定例会議、プロジェクトの会議などがあたります。会社で会議体を整理するときは、会議の数を減らすことより先に、会議体ごとに何を決めるかを一覧にするとよいでしょう。そのうえで、同じことを2つの会議体で決めていないか、決める場所のない議題がないかを、主催者と一緒に確かめます。1on1を一覧に載せるときは、決定や報告の会議体と同じ書き方にせず、何のための時間かを書くことをおすすめします。

数字で見る

KAKEAIの1万人調査は、上司との定期的な面談について尋ねたもので、会議体全体については尋ねていません。面談をしている一番の理由が、会社や上司から言われていることだという人では、面談が成果につながっていると感じている人が少なくなっています。また、頻度や時間といった面談の形と、成果の実感との関係は小さなものでした。

20.5%
1万人調査
面談をしている一番の理由が、会社や上司から言われていることだと答えた人の割合
この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は12.5%でした。「自分の仕事を進めるため」が一番の理由の人では41.2%です。会社や上司に言われて面談をしている人では、成果を感じている人が少ないという結果です。
5.4%
1万人調査
成果の実感の差のうち、面談の頻度・時間・場所・話題の4つの違いで説明がつく割合
4つを合わせても、成果の実感との関係は小さなものでした。会議体として1on1の頻度や時間を決めるだけで、面談の成果の実感が変わるとは考えにくいと言えます。

どちらの数字も、上司との1対1の定期的な面談について、部下の立場で答えた結果です。会議体として決められた会議全般や、会議体を整理した効果を示す数字ではありません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

会議体とは何か:目的と決める範囲が決まっている、社内の会議の単位

会議体とは、目的・参加者・開く頻度に加えて、その会議で何を決めるか(決める範囲)が社内で決まっている会議の単位のことです。取締役会や経営会議、部長会、部や課の定例会議、プロジェクトの会議などが会議体にあたります。必要なときに集まる打ち合わせとは違い、会議体は、会社の仕組みとして続けて開かれます。

会議体を考えるときに大事なのは、名前や頻度より、決める範囲です。同じ「定例会議」という名前でも、予算を決められる会議と進み具合を共有するだけの会議とでは、出す議題も出る人も変わります。決める範囲が決まっていないと、議題を出す人はどの会議に出せばよいのかがわからず、同じ話が複数の会議で繰り返されることもあります。

会議体の例と、それぞれが決めることの例を表にまとめました。実際の決める範囲は、会社の規程や職務権限の定めによって変わります。

会議体の例主な目的決めることの例
経営会議会社全体の方針と、大きな投資の判断事業計画、一定額を超える投資、組織の変更
部長会部をまたぐ課題の調整部の間の人員の融通、全社の施策の進め方
部や課の定例会議チームの仕事の進め方の共有と調整担当の割り振り、優先順位、日程の変更
プロジェクトの会議決められた期間で成果を出すための調整プロジェクトの範囲、日程、課題への対応
1on1(上司と部下の定期的な面談)部下の仕事と成長を前に進めること次に取り組むこと(二人で決める)

会議体を整理するときに、一覧にする6つの項目

会社の会議体を整理するときは、まず今ある会議体を、同じ項目で一覧にします。項目をそろえると、会議体どうしの重なりや、決める場所のない議題が見つけやすくなるからです。一覧にする項目は、次の6つをおすすめします。

項目書くこと書き方の例(営業本部の部長会)
目的何のために開く会議か営業本部の3つの部にまたがる課題を調整する
決める範囲この会議で決められること、決められないこと部の間の人員の融通は決める。予算の変更は経営会議に上げる
主催者と参加者誰が開き、誰が出るか。必ず出る人と、議題によって出る人主催は本部長。部長3人は必ず出る。課長は議題によって出る
頻度と長さどのくらいの間隔で、何分開くか月2回、60分
事前に読む資料何を、いつまでに配るか議題と資料を、開く2日前までに配る
決まったことの伝え先誰に、いつ、どう伝えるか議事録を翌日までに課長全員に送る

一覧を作るとき、目的と決める範囲が書けない会議体が見つかることがあります。そうした会議体は、なくすか、ほかの会議体にまとめるかを、主催者と話し合う候補になります。

会議体の整理の進め方:棚卸しから見直しまで

会議体の整理は、人事や経営企画の担当者が一人で決めるのではなく、各会議体の主催者と一緒に進めます。会議体をなくしたり、まとめたりすると、主催者や参加者の仕事の進め方が変わるからです。以下では、営業本部の会議体を整理する場面を例にします。

  1. 今ある会議体を集めます。各部の部長に、定期的に開いている会議を挙げてもらいます。
  • 営業本部で定期的に開いている会議を、一度一覧にしたいと考えています。部長の皆さんが主催している会議と、出ている会議を、来週の金曜までに教えていただけますか。
  • 会議を減らすことが目的ではありません。どの会議で何を決めているのかをそろえて、議題を出す方が迷わないようにしたいんです。
  1. 会議体ごとに、6つの項目を書き出します。主催者に、決める範囲を尋ねます。
  • この会議で決めていることと、決めずに上の会議に上げていることを、それぞれ教えていただけますか。
  • 予算の変更は、部長会と経営会議のどちらで決めることになっていますか。両方で話していると伺ったので、確認させてください。
  • 部長会で決めたことは、課長の皆さんにどのように伝わっていますか。
  1. 一覧を並べて、重なりと空白を見つけます。同じことを2つの会議体で決めているところと、どの会議体でも決めることになっていない議題を書き出します。
  • 新しいお客様向けの値引きの条件は、部の定例会議と部長会の両方で話されています。どちらで決めることにするか、ご意見をいただけますか。
  • 部をまたぐ採用の相談は、今はどの会議でも扱っていないようです。部長会の議題に加えるのがよいか、別の場を設けるのがよいか、ご相談させてください。
  1. 見直しの案を、主催者と話し合って決めます。なくす会議体、まとめる会議体、決める範囲を変える会議体ごとに、主催者の考えを尋ねます。
  • 週次の売上の報告会は、資料を読めばわかる内容が多いと考えています。資料を先に配って、質問がある方だけが集まる形にするのはいかがでしょうか。困ることがあれば教えてください。

主催者から、なくすことに反対する意見が出ることもあります。その会議が一覧には書けていない役目を担っていることがあるので、まず理由を尋ねます。

  • この会議が、一覧に書けていない役目を持っているなら、ぜひ教えてください。なくすかどうかは、それを伺ってから一緒に決めたいと考えています。

決める範囲を変えるときは、変える理由を、仕事がどう進めやすくなるかで伝えます。

  • 部長会で決められる範囲を、今より広げることを考えています。経営会議に上げるのを待っていると、お客様へのお返事が遅れることがあるからです。この案について、ご意見をいただけますか。
  1. 決めた一覧を社内に公開し、半年ほどたったら見直します。組織や事業が変わると、決める範囲も変わるからです。
  • 会議体の一覧を、社内のポータルに載せました。議題をどこに出せばよいか迷ったときは、まずこの一覧を見てください。
  • 半年前にまとめた会議体の一覧を、見直したいと考えています。この半年で、議題をどの会議に出せばよいか迷ったことがあれば教えてください。

1on1を会議体の一覧に載せるときに、気をつけること

1on1を会議体の一覧に載せる会社もあります。その場合は、決定や報告のための会議体と同じ書き方にせず、目的を書くことをおすすめします。1on1は、部下の仕事と成長を前に進めるための、上司と部下の二人の時間だからです。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、上司との定期的な面談について尋ねたもので、会議体全体については尋ねていません。この調査では、面談をしている一番の理由として「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を選んだ人が20.5%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は12.5%で、「自分の仕事を進めるため」を選んだ人の41.2%を大きく下回ります。会社や上司に言われて面談をしている人では、面談の成果を感じている人が少ないと言えます。

KAKEAIの1万人調査では、面談の頻度・時間・場所・話題と、成果を感じるかどうかとの関係は小さなものでした。この4つを合わせても、成果の実感の差のうち説明がつくのは5.4%だけです。会議体の一覧で1on1の頻度や時間を細かく決めても、それだけで面談の成果の実感が変わるとは考えにくいと言えます。

この2つの結果を踏まえると、1on1を会議体として載せるときは、頻度や時間の決まりより先に、何のための時間かを書くほうがよいと考えられます。KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、1on1は仕事と成長を前に進めるための時間であり、話す場を持つこと自体は目的ではないと考えています。

一覧のほかの会議体と比べて、1on1では書き方を変えたい項目は次の通りです。

  • 決まったことの伝え先は書きません。1on1で話した内容は、上司と部下の二人のものです。KAKEAIは、人事が1on1の記録の中身を読むことをおすすめしません。
  • 頻度は、目安として書きます。上司と部下が話し合って、二人に合う間隔に変えてよいことを、あわせて書いておきます。
  • 主催者は、上司と部下の両方と書きます。議題も日程も、どちらからでも出せる時間にするためです。
  • 管理職の目標として、実施した回数や実施率を一覧に書き込まないようにします。KAKEAIは、1on1の実施率を管理職の目標にすることをおすすめしません。
  • 会議体の一覧には、1on1も載せますが、議事録の提出先は書かないことにしています。話した内容は、お二人のものとして扱ってください。
  • 1on1の頻度は月1回を目安にしていますが、お二人で話し合って変えてかまいません。
  • 1on1を一覧に載せたのは、時間を確保していただくためです。何を話すかは、お二人で決めてください。

会議体の整理で、避けたいこと

避けたいのは、会議の数を減らすことそのものを目的にすることと、一覧を作ったことで整理が済んだと考えることです。

  • 会議の数や時間を減らすことを目標にする。数を減らしても、決める範囲が決まっていなければ、議題を出す場所に迷う状態は変わりません。
  • 逆に、新しい課題が出るたびに会議体を増やす。会議体が増えると、同じ人が同じ話を何度も聞くことになります。新しい会議体を作る前に、今ある会議体の決める範囲を広げられないかを考えるとよいでしょう。
  • 主催者に相談せずに、一覧の上で会議体をなくす。一覧には出てこない役目を、その会議が担っていることがあります。
  • すべての会議体に、同じ進め方の型を当てはめる。決める会議と、共有する会議と、1on1とでは、合う進め方が違います。
  • 一覧を作って公開したまま、見直さない。組織が変わると、決める範囲と実際の会議がずれていきます。
  • 1on1を、報告を受けるための会議体として扱う。上司への報告だけで終わる時間になると、部下が仕事を前に進めるための相談がしにくくなります。

会議体の整理がうまくいったかを、どこで見るか

会議体の整理がうまくいったかどうかは、会議の数が減ったかどうかではなく、議題を出す人と決める人が、迷わずに仕事を進められているかで見ます。整理から3か月ほどたった時点で、各会議体の主催者や参加者と一緒に振り返り、次のように手を打ちます。

  • 議題をどの会議体に出せばよいか迷う人がいるなら、その議題を扱う会議体の決める範囲を、一覧に書き足します。
  • 同じ議題が2つの会議体で繰り返し話されているなら、どちらで決めるかを、両方の主催者と話し合って決め直してください。
  • 決めるべきことが、決める範囲を持たない会議体で決まっているなら、決める場所を移すかどうかを主催者と相談します。
  • 会議体で決まったことが出ていなかった人に伝わっていないなら、伝え先と伝え方を一覧に書き加えます。
  • 1on1については、実施した回数ではなく、仕事と成長を前に進める時間になっているかを、上司と部下の双方に尋ねてみるとよいでしょう。

手を打ったあとも同じ迷いが残る議題は、次の見直しのときに、決める範囲の書き方から考え直してください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

全社の会議や研修で伝えたことが、上司と部下の1on1でどう生かされているかを、記録の中身を読まずに支えたいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

導入の前に、記録をだれが見られるかを確かめるとき。

記録が誰に見えるかを、上司と部下に前もって伝えたうえで1on1を始められます。

文字起こし、「1on1のAI要約」、「概要」のダイジェスト、「MOVE」(1on1で決めた次の一歩と目標を、相手ごとに一覧にする画面)は、1on1をするお二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。システム管理者が見られるのは、マネジャーごとの「Get Advice」(直近1か月の1on1のまとめと、1on1の強みと伸び代を示す画面)です。

上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。

研修で学んだ聞き方を、上司が自分の1on1の場面で振り返れます。

その回の上司の問いかけが相手の話をどう引き出したかが、その回の会話をもとに書かれることがあります。上司ご本人にだけ表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…数字の報告を受け取るだけでなく、担当者がその数字をどう読んでいるかを問う形は、西村さんが自分の判断を持ち込む場を作りました。…

1on1の前に「1on1の準備」でテーマを選んだとき。

全社で伝えた方針を受けて一人ひとりが話したいことを、部下の側から1on1に持ち込めます。

話したいテーマは上司と部下のどちらも選べ、部下は上司にどう関わってほしいか(期待する対応)も選べます。選ばれた内容は、1on1が始まったときに Kakeai AI が挙げます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「東南アジアの新規開拓リスト」×「一緒に考えてほしい」、「スキルや力の向上」×「具体的なアドバイスが欲しい」の2つです。…

Kakeai AI 1on1 の導入を検討している方は、サービス資料をお受け取りください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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よくある質問

会議体とは、どういう意味ですか。

会議体とは、目的・参加者・開く頻度に加えて、その会議で何を決めるか(決める範囲)が社内で決まっている会議の単位のことです。取締役会や経営会議、部長会、部や課の定例会議、プロジェクトの会議などがあたります。必要なときに集まる打ち合わせとは違い、会社の仕組みとして続けて開かれる点が特徴です。

会社の会議体を整理するには、何から始めればよいですか。

会社の会議体を整理するときは、まず今ある会議体を集め、同じ項目で一覧にするところから始めます。項目は、目的・決める範囲・主催者と参加者・頻度と長さ・事前に読む資料・決まったことの伝え先の6つです。一覧を並べると、同じことを2つの会議体で決めているところや、どの会議体でも決めることになっていない議題が見つけやすくなります。

会議体の一覧には、どんな項目を書けばよいですか。

会議体の一覧には、目的・決める範囲・主催者と参加者・頻度と長さ・事前に読む資料・決まったことの伝え先の6つを書くことをおすすめします。中でも大事なのは決める範囲で、その会議で決められることと、ほかの会議体に上げることの両方を書きます。目的と決める範囲が書けない会議体は、なくすか、まとめるかを主催者と話し合う候補になります。

会議体を減らすと、会議の時間は短くなりますか。

会議体を減らせば、会議に使う時間そのものは減るかもしれません。ただし、会議体ごとの決める範囲が決まっていないと、議題を出す人がどの会議に出せばよいか迷う状態は変わりません。会議体の整理は、数を減らすことより、どの会議体で何を決めるかをそろえることを中心に進め、なくす会議体は主催者と話し合って決めるとよいでしょう。

1on1は会議体の一覧に入れたほうがよいですか。

1on1を会議体の一覧に入れる場合は、決定や報告のための会議体と同じ書き方にせず、部下の仕事と成長を前に進めるための時間であることを書くことをおすすめします。議事録の提出先や実施率の目標は書かず、頻度は目安として、上司と部下が話し合って変えてよいことを添えます。1on1で話した内容は、上司と部下の二人のものとして扱います。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-structure-kaigitai-how-to-organize

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: