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上司の方へ会議・ミーティング

会議の冒頭で前回の振り返りをどうするか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

会議の冒頭で行う前回の振り返りは、前回の議事録を読み上げる時間ではなく、前回決まったことを今日の議題につなぐ時間です。確認することは3つあります。前回決まったことがどこまで進んだか、前回の結論の前提が変わっていないか、前回決まらなかったことを今日のどこで扱うかです。60分の会議なら5分ほどが目安です。進み具合は会議の前に一覧で集めておき、冒頭では、相談したいことがあるものと、前提が変わったものに時間を使うとよいでしょう。上司が前回引き受けたことの結果から先に話すことをおすすめします。

会議の冒頭の前回の振り返りは、前回の結論と今日の議題をつなぐ5分

会議の冒頭で行う前回の振り返りは、前回の議事録を読み上げる時間ではなく、前回決まったことを今日の議題につなぐための時間です。確認することは3つあります。前回決まったことがどこまで進んだか、前回の結論の前提が変わっていないか、前回決まらなかったことを今日のどこで扱うかです。60分の会議なら、5分ほどが目安になります。

このうち見落としやすいのは、前提の変化です。前回決まったことを読み上げるだけでは、締め切りや予算、関係する部署の事情が変わっていても、前回の結論のまま話が進んでしまうことがあります。振り返りの中で「前回から変わったことはありますか」と一言尋ねておくと、今日の議題を組み直すきっかけになります。

以下では、隔週で開いている、社内報のリニューアルのプロジェクト会議(60分)を例にします。前回の会議では、次の3つが決まり、1つが持ち越しになりました。

  • 新しい社内報の名前の候補を、△△さんが3つ用意する
  • 印刷をやめてWebだけにしてよいかを、課長が総務部長に確認する
  • 創刊号の特集の企画を、□□さんが企画書にまとめる
  • 配信の頻度(月1回か、隔週か)は、各部署の希望を聞いてから決める(持ち越し)

会議の前回の振り返りで確認する3つのこと

前回の振り返りで確認することを、表にまとめました。どれも、前回の議事録か、前回決まったことの一覧をもとに進めます。

確認すること尋ね方の例今日の会議でどう扱うか
前回決まったことが、どこまで進んだか「済んだもの、進めているもの、相談したいことがあるもの、を教えてください」相談したいことがあるものは、今日の議題に加える
前回の結論の前提が、変わっていないか「締め切りや予算、関係する部署の事情で、前回から変わったことはありますか」変わったことがあれば、前回の結論を見直す議題にする
前回決まらなかったことを、今日のどこで扱うか「前回持ち越した配信の頻度は、今日の議題の3つ目で扱いたいのですが、いかがですか」前回足りなかった材料がそろったかを、議題に入る前に確認する

3つのうち、進み具合の確認だけに時間を使うと、振り返りが一人ずつの報告の時間になってしまいます。進み具合は会議の前に一覧で集めておき、冒頭では、相談したいことがあるものと、前提が変わったものに時間を使うとよいでしょう。

前回の振り返りの進め方と発言の例:会議の前と冒頭の5分

前回の振り返りは、会議の前に一覧を送っておくと、冒頭の5分を短く使えます。冒頭では、上司が引き受けたことから先に話し、そのあとでメンバーの話を聞きます。

会議の前:前回決まったことの一覧を送っておく

会議の前日までに、前回決まったことの一覧を参加者に送ります。一覧には、決まったこと・担当と期限・今の状況を書く欄を作り、担当者が一言ずつ書き足せるようにしておきます。

  • 明日の社内報の会議の前に、前回決まったことの一覧を送ります。ご自分の担当のところに、今の状況を一言ずつ書き足してもらえますか。済んだか、進めているところか、相談したいことがあるか、くらいで大丈夫です。
  • 前回から変わったことや、気になっていることがあれば、それも一覧の下に書いておいてください。明日の議題に入れるかどうかを考えます。

冒頭の5分:上司が引き受けたことから話す

冒頭では、まず上司が、前回自分が引き受けたことの結果を話します。上司が引き受けたことは、メンバーの仕事が進むかどうかに関わることが多いからです。済んでいないことがあれば、それも先に伝えます。

  • 始めます。最初の5分で、前回決まったことを確認させてください。一覧は昨日お送りしたものです。
  • まず私からです。印刷をやめてWebだけにする話は、総務部長に確認しました。来年度からはWebだけで進めてよい、という返事をもらっています。
  • もう1つ、私が持ち帰っていた予算の話は、まだ確認できていません。申し訳ありません。金曜までに確認して、チャットでお知らせします。

続けて、メンバーが一覧に書き足した内容を、一人ずつ一言で話す時間にします。済んだものは、お礼を伝えて次に進みます。

  • 名前の候補は3つ用意できました。今日の議題の2つ目で、ご相談したいです。
  • ありがとうございます。候補の3つは、議題の2つ目でじっくり見ましょう。

前提が変わったことが出たとき

前回の結論の前提が変わったことが出てきたら、その場で結論を変えずに、今日の議題として扱うかどうかを参加者に尋ねます。前回出ていなかった人にも関わる変更なら、関係する人がそろう場で話すほうがよいからです。

  • 前回の結論の前提が変わったことはありますか。たとえば、締め切りや予算、関係する部署の事情などです。
  • 人事から、入社式に合わせて4月に1号目を出したいという話が来ました。前回は5月に出す前提で話していたので、この点を今日の議題の最初に加えてもいいですか。

進んでいないことが出たとき

前回決まったことが進んでいないときは、理由を問い詰めず、何が足りないのかを尋ねます。足りないものが情報なのか、誰かの判断なのか、時間なのかで、上司やほかのメンバーにできることが変わります。

  • 特集の企画書は、どのあたりで止まっていますか。足りない情報や、誰かの判断が要ることがあれば教えてください。
  • 取材先の部署と日程が合わないなら、私から先方の部長に一言お願いしておきましょうか。
  • 期限を延ばしたほうが進めやすいなら、ここで決め直しましょう。いつ頃なら無理なく進められそうですか。

進んでいない理由が、本人の仕事の量や個別の事情に関わりそうなときは、全員の前では深く尋ねず、会議のあとに二人で話す時間を取ります。

  • この話は、会議のあとに少し時間をもらえますか。進め方を一緒に考えたいです。

前回決まらなかったことと、前回出ていなかった人

前回持ち越したことは、今日のどこで扱うかを冒頭で伝えます。前回足りなかった材料がそろったかどうかも、ここで尋ねておきます。

  • 前回決まらなかった配信の頻度は、今日の議題の3つ目で扱います。前回足りなかった各部署の希望は、□□さんが集めてくれています。

前回の会議に出ていなかった人がいるときは、決まったことを短く伝えてから本題に入ります。

  • 前回お休みだった○○さんに向けて、決まったことを1分で説明します。わからないところがあれば、会議のあとでも聞いてください。

前回の振り返りで避けたいこと

避けたいのは、前回の振り返りに時間を使いすぎることと、反対に、振り返りを省いていきなり本題に入ることの両方です。

  • 前回の議事録を、最初から最後まで読み上げる。読み上げるだけでは、前提が変わったことや、相談したいことが出てきにくくなります。
  • 一人ずつ、済んでいないことの理由を全員の前で尋ねる。進んでいないことを責められる時間だと受け取られると、相談したいことがあっても言い出しにくくなります。
  • 上司が引き受けたことに触れない。メンバーの進み具合だけを尋ねると、上司の側のことが止まっていても、誰も気づけません。
  • 逆に、振り返りを省いて、いきなり本題に入る。前回決まったことが参加者の間でずれたまま話が進み、会議の終わりに同じことを決め直すことがあります。
  • 振り返りが長くなっても、そのまま続ける。話し込みそうな話は、議題の中で扱うと伝えて、振り返りは予定の時間で切り上げます。
  • 振り返りが長くなってきたので、この続きは議題の中で扱いましょう。

前回から間があいたときや、前回の会議で大きなことが決まったときは、振り返りに時間を多めに取ってもかまいません。

  • 前回から1か月あいたので、今日は振り返りに10分ほど使いたいと思います。そのぶん、議題の4つ目は次回に回したいのですが、よいでしょうか。

前回の振り返りがうまくいったかを、会議のあとに見返す

前回の振り返りがうまくいったかどうかは、振り返りが予定通りに終わったかだけでなく、そのあとの議題が、前回の結論と今の状況を踏まえて進んだかどうかで見ます。会議が終わったあとに、次の点を見返してみてください。

  • 相談したいことが冒頭で出てこなかったときは、次に一覧を送るとき、相談したいことも書いてよいと一言添えましょう。
  • 前提の変化に議題に入る前に気づけたら、次は、その変化を受けて議題の順番を見直します。
  • 上司が引き受けたことの結果を先に話せなかったときは、次の会議では、自分の分から話し始めてみてください。
  • 前回持ち越したことを扱えなかったときは、次の会議の議題の最初に入れるとよいでしょう。
  • 前回出ていなかった人が話し合いに加わりにくそうだったら、次からは、一覧と一緒に短い説明を送っておくと安心です。

前提の変化に、会議の途中で気づくことが続くときは、会議の前に送る一覧に「前回から変わったこと」の欄を足してみてください。冒頭の5分で尋ねる前に、参加者が考えておけるようになります。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

Kakeai AI 1on1 は、会議の進行役や議事録づくりはしません。会議で決めたことの担当や期限があいまいなまま終わる、議事録を残しても次の行動につながらないという困りごとのうち、一人ひとりが受け持つ分について、上司と部下の1on1では、Kakeai AI 1on1 で次のことができます。

終わりが近いときに、球体をクリックしたとき。

会議で決まったことのうち、自分たちが受け持つ分を、1on1の終わりに担当と期限まで確かめてから終えられます。

球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。その回に生まれた次の一歩の候補を Kakeai AI が挙げ、担当と期限を二人で確かめてから終えることを提案します。候補は会話から Kakeai AI が作り、決めるのはお二人です。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

残り5分ほどです。…三浦さん担当の一歩が4つ、西村さん担当が1つ出ています。6月25日期限の担当者一覧をはじめ、芳田さんへの納期確認・ペナン向けの書類依頼・契約書確認・加藤さんへの同席依頼、それぞれ誰がいつまでにやるかをお二人で一つ確かめて終わりませんか?

実施中とあとに、「1on1のAI要約」で。

会議の前後に一人ひとりが受け持つことを、その人との1on1の記録として、二人が同じ形で見返せます。

Kakeai AI が1on1の会話を2分ごとに書き直してまとめ、終了時に確定させます。生まれたテーマごとの要点と、決まった次の一歩の担当と期限が残ります。記録するのは1on1の会話だけで、会議の議事録は作りません。音声は保存されません。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

柳瀬さんから7月7日14時に森さんの試算の打ち合わせがあると共有があり、藤本さんが出席することになった。

次の1on1が始まったときに、Kakeai AI のメッセージ欄で。

前回決めたことがどうなったかの確かめから、毎回の1on1を始められます。

開始の挨拶で、前回決まった次の一歩を挙げ、そこから始めることを提案します。お二人に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…前回決まった次の一歩は「競合3社(スウェーデン・ドイツ・台湾)の製品比較。機能の一覧に、お客さんが選んだ理由を付ける」の1つでした。ここから始めましょうか。…

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よくある質問

会議の冒頭で、前回の振り返りは何分くらいすればよいですか。

会議の冒頭の前回の振り返りは、60分の会議なら5分ほどが目安です。進み具合は会議の前に一覧で集めておき、冒頭では相談したいことがあるものと、前回の結論の前提が変わったものに時間を使うと、短く済ませられます。前回から1か月ほど間があいたときや、前回大きなことが決まったときは、10分ほど取ってもかまいません。

前回の振り返りでは、議事録を読み上げたほうがよいですか。

前回の振り返りで、議事録を最初から最後まで読み上げることはおすすめしません。読み上げるだけでは、前回の結論の前提が変わったことや、担当者が相談したいことが出てきにくいからです。議事録か、前回決まったことの一覧は会議の前に送っておき、冒頭では「前回から変わったことはありますか」と尋ねるところから始めるとよいでしょう。

前回決まったことが進んでいないとき、会議でどう聞けばよいですか。

前回決まったことが進んでいないときは、理由を問い詰めず、「どのあたりで止まっていますか。足りない情報や、誰かの判断が要ることがあれば教えてください」のように、何が足りないのかを尋ねます。足りないものが情報か、判断か、時間かで、上司やほかのメンバーにできることが変わります。個別の事情に関わりそうなときは、会議のあとに二人で話す時間を取ります。

会議の前回の振り返りで、上司は何を話せばよいですか。

会議の前回の振り返りでは、上司が前回引き受けたことの結果を、メンバーより先に話すことをおすすめします。上司が引き受けたことは、メンバーの仕事が進むかどうかに関わることが多いからです。済んでいないことがあれば、そのことを認め、いつまでに済ませるかを伝えます。そのうえで、メンバーの進み具合と、前回から変わったことを尋ねます。

前回の会議を欠席した人がいるときは、どうすればよいですか。

前回の会議を欠席した人がいるときは、冒頭の振り返りの中で、決まったことを1分ほどで説明してから本題に入るとよいでしょう。わからないところは、会議のあとで聞いてよいと伝えておきます。会議の前に、前回決まったことの一覧を全員に送っておけば、欠席した人も、前提をそろえてから会議に加われます。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-opening-review-of-last-meeting

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: