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上司の方へ会議・ミーティング

会議で話が長い人・話し続ける人への対処

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

会議で話が長い人、話し続ける人には、発言を止めるのではなく、区切りで要点を事実・意見・提案に分けて言い直してください。続けて「この話で、皆に何をしてほしいですか」と尋ね、その答えに合わせて進めます。話が長くなるのは、何を求めているかがはっきりしないまま、思いついたことを順に話しているときかもしれません。意見を聞きたいなら他の人に意見を向け、決めてほしいなら決める人に判断を求め、聞いてほしかっただけなら聞いたことを伝えて次に進みます。同じことが続くなら会議の場で注意せず、1on1で本人の感じ方を先に聞きます。上司自身の話が長いときは、黙ると決めるのではなく、話のあとに部下の意見を求める時間を取ってください。

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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、上司との1対1の面談について尋ねたものです。面談で上司に一番期待することとして「話を聞いてほしい」を選んだ人は少なく、アドバイスや意見など、上司の考えや関わりを求める人が半数近くいました。また、上司の話が役に立たないと感じている人では、面談が成果につながっていると感じる人の割合が、15の困りごとの中で最も低くなっていました。

7.9%
1万人調査
面談で上司に一番期待することとして、「話を聞いてほしい」を選んだ人の割合
「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」のどれかを選んだ人は、合わせて45.6%でした。面談で話を聞いてもらうことだけを一番に求める人は少なく、上司の考えや関わりを求める人が半数近くいる、という意味です。
8.2%
1万人調査
困りごとに「上司の話が役に立たない」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
回答者全体では31.9%で、15の困りごとの中で最も低い数字でした。上司の話が役に立たないと感じている人は、面談が成果につながっていると感じにくい、という意味です。

この調査は上司との1対1の面談について尋ねたもので、複数人の会議や、発言の長さについては尋ねていません。「話を聞いてほしい」7.9%は一番期待することを1つ選んだ結果で、困りごとは複数回答です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

会議で話が長い人・話し続ける人には、止めるより、何を求めているかを尋ねる

会議で話が長い人や話し続ける人には、発言を止める言い方を覚えるより、本人が何を求めているのかを尋ねて答えるほうが有効だと考えられます。求めているものとは、聞いてほしいのか、決めてほしいのか、意見がほしいのか、です。話が長くなるのは、求めているものが本人にも周りにもはっきりしないまま、思いついたことを順に話しているときではないでしょうか。求めているものが分かれば周りも答えやすくなり、答えが出れば話は区切りやすくなります。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で上司に一番期待することとして「話を聞いてほしい」を選んだ人は7.9%でした。「具体的なアドバイスがほしい」「意見を聞きたい」「一緒に考えてほしい」のどれかを選んだ人は、合わせて45.6%です。つまり、面談で話を聞いてもらうことだけを一番に求める人は少なく、上司の考えや関わりを求める人が半数近くいるということです。

1万人調査では、面談の困りごと(複数回答)に「上司の話が役に立たない」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は8.2%でした。回答者全体の31.9%を下回り、15の困りごとの中で最も低い数字です。上司の話が役に立たないと感じている人は、面談が成果につながっていると感じにくいことが分かります。

会議で話す人が何を求めているかは、この調査では尋ねていません。ただ、面談で上司に一番期待することが人によって違ったように、会議で長く話す人が求めていることも、尋ねてみなければ分からないと考えられます。そこで、対処を、部下の長い話には周りが答える場をつくることと、上司自身の長い話の中身を見直すことの2つに分けて紹介します。

以下では、企画部の新商品の企画会議(8人で60分。進行役は課長)で、一人の担当者の発言が毎回10分を超える場面を例にします。

話が長くなる型起きていること進行役の最初の一言
思いついた順に全部話す事実・意見・提案・心配が混ざっていて、周りが何に答えればよいか分からない「今の話を、私の理解で3つに分けてもよいですか」
議題から離れていく本題に関係のある話から始まり、別の案件や過去の経緯に広がる「その話は大事なので、議題の一覧に書き足して、別の場で時間を取りませんか」
同じ主張を繰り返す自分の考えが伝わっていないと感じて、言い方を変えて何度も話すことがある「○○さんの考えは、今の案に反対で、理由は納期だと理解しました。合っていますか」

会議で話が長い人への対処:発言を分けて言い直し、何をしてほしいかを尋ねる

話が長くなってきたときの基本は、途中で発言をさえぎって止めるのではなく、区切りで要点を言い直し、本人に「この話で皆に何をしてほしいか」を尋ねることです。言い直すときは、事実・意見・提案の3つに分けると、周りも答えやすくなります。

  • 今の話を、私の理解でまとめてもよいですか。事実は試作品の原価が予定より高いこと、○○さんの意見はこの価格では売りにくいこと、提案は仕様を1つ減らすことですね。この3つで合っていますか。
  • ありがとうございます。この話で、今日この場で決めてほしいことはありますか。それとも、まず皆の意見を聞きたいですか。

本人が「意見を聞きたい」と答えたら、進行役は他の出席者に意見を向けます。「決めてほしい」なら、決める人に判断を求めます。「聞いてほしかっただけ」という答えなら、それでかまいません。聞いたことを伝えて、次に進みます。

  • では、○○さんの提案について、営業の△△さんはどう思いますか。
  • 仕様を減らすかどうかは、私が判断を引き受けます。今日の話を踏まえて、来週の会議までに結論を出します。
  • 分かりました。原価の話は、皆で把握できたと思います。次の議題に進みます。

発言が長くなりそうな人が分かっているなら、会議の前に、その議題で何を決めるかと誰の意見が要るかを伝えておきます。本人も話を絞りやすくなります。

  • 明日の会議の2つ目の議題は、試作品の仕様を1つ減らすかどうかを決める時間にします。○○さんには、原価の見通しを3分ほどで話してもらえると助かります。

会議で脱線する人・同じ話を繰り返す人への対処:議題に戻す言い方と、別の場に回す

議題から離れていく話も、本人にとっては関係のある話であることがあるので、「関係ない」と切らずに、別の場に回します。議題の一覧に書き足して全員に見える形にしておくと、本人も話が消えないことが分かって区切りやすくなります。

  • その話は大事なので、議題の一覧に書き足しておきます。今日は仕様の話を先に終えて、残った時間か別の場で時間を取りませんか。
  • 過去の経緯は、私も知っておきたいです。会議のあとに10分ほどいただけますか。

同じ主張が繰り返されるときは、本人が、自分の考えが伝わっていないと感じているのかもしれません。この場合は、本人の主張を進行役が言葉にして、伝わっていることを示します。賛成する必要はなく、何に反対で、理由が何かを言い直すだけでもかまいません。

  • ○○さんの考えは、今の案には反対で、理由は納期に間に合わない見通しだから、と理解しました。合っていますか。
  • 反対の理由は、全員が分かったと思います。ここからは、決める人の判断を聞きましょう。

会議の場で何度も同じことが起きるなら、会議の中で注意するのではなく、1on1で本人の考えを先に聞きます。上司が会議の時間の使い方をどう感じているかより、本人がどう感じているかから始めると、話が進みやすくなります。

  • 会議の時間の使い方について、○○さんはどう感じていますか。言いたいことが言えている感じはありますか。
  • ○○さんの発言は、情報が多くて助かっています。ただ、決める時間が足りなくなる回もあるので、決めてほしいことを会議の前に教えてもらえれば、その話に十分な時間を取るようにします。どうでしょうか。

上司自身が会議で話し続けているとき:その話が部下の仕事に役立っているか

会議で話が長い人は、部下とは限りません。上司自身が、説明や指示や経緯の話で会議の時間の多くを使っていることもあります。最初の章で見た通り、面談でも、上司の話が役に立たないと感じている人は、面談が成果につながっていると感じにくくなっています。上司の話の長さそのものより、その話が部下の仕事に使えるものになっているかに気を配ってください。

KAKEAIは、面談での上司の行動を、「上司は話さず、聞き役に徹する」のように画一的に決めることに反対しています。会議でも、上司が黙ると決めるのではなく、自分の話のあとに部下の意見を求める時間を取るとよいでしょう。

  • 自分の話のあとに、必ず意見を求める時間を取ります。説明したあとに「ここまでで、違う見方はありますか」と尋ねます。
  • 進行役を部下に任せます。自分が話す側に回ると、時間の管理は進行役に委ねられます。
  • 発言時間の目安を、上司自身も守ります。一人3分と決めたら、上司も3分で区切ります。
  • ここまで私が長く話しました。この進め方に、違う見方や気になる点はありますか。
  • 今日の進行は△△さんにお願いします。私の話が長くなったら、遠慮なく止めてください。
  • 私の説明で、分かりにくかったところはありますか。あとで資料にして送るので、今は質問を優先しましょう。

会議で話が長い人への対処で、避けたいこと

避けたいのは、人を黙らせることを目的にした対処です。話が長い人を「会議クラッシャー」と呼ぶこともありますが、人に名前を付けても、その人が何を求めているかは分かりません。

  • 時間を区切って、途中で強制的に止めること。言い終えていない人は、次の回でもっと長く話すか、話さなくなりがちです。止めるより、要点を言い直して、何を求めているかを尋ねるとよいでしょう。
  • 会議の場で、本人を名指しして注意すること。他の出席者の前で注意された人は、次から意見そのものを出しにくくなります。続くなら1on1で、本人の考えを先に聞きます。
  • 話が長い人を、会議から外すこと。その人が持っている情報や心配も、会議から消えます。外す前に、議題ごとに誰の意見が要るかを見直します。
  • 逆に、長い話をただ聞き続けて、何も答えないこと。周りから答えがないと、本人は言い方を変えて同じ話を繰り返しがちです。賛成しなくてよいので、聞いたことと、何に答えるかを伝えます。
  • 上司自身の長い話を、例外にすること。部下の発言には時間の目安を求め、上司の説明には求めない会議では、目安そのものが守られにくくなります。

会議の発言の長さが変わったかの振り返り方

会議の発言の長さが変わったかどうかを振り返るときは、話が長かった人が黙るようになったかではなく、その人の発言に周りが答え、決めることに時間が残ったかを見るとよいでしょう。振り返る点は、次の3つです。

  • 長くなった発言を、進行役が事実・意見・提案に分けて言い直し、本人に「何をしてほしいか」を尋ねられたでしょうか。
  • 議題から離れた話は、議題の一覧に書き足され、別の場で時間が取られたでしょうか。
  • 上司自身の話のあとに、部下の意見を求める時間があったでしょうか。

同じ人の発言が長い回が続いているなら、会議の中の対処より先に、1on1でその人が会議に何を求めているかを聞いてみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

会議では発言の少ない人の考えが聞けない、意見がぶつかったり否定されたと感じたりした人の受け止めがわからないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の実施中に、球体をクリックしたとき。

会議では発言の少ない人の考えを、1on1で、その人に向けた問いから聞くきっかけになります。

球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。Kakeai AI が、準備されたテーマやこれまでの1on1を踏まえて、話題を一つ、相手に問いかける形で出します。お二人に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

小野寺さんが今日のテーマとして「業務の進捗や進め方」を入れてくださっています。今どの業務が気になっているか、まず聞かせてもらえますか。小野寺さん、いかがでしょう?

上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。

相手の話を自分の一言で切り上げていなかったかを、次に使える問いかけと一緒に振り返れます。

大事な話の途中で相手の返事が短くなった場面があると、次に試せる問いかけの例が書かれることがあります。上司ご本人にだけ表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…次回、昇格試験の準備状況を確認するタイミングで、「社内の評価の場面って、具体的にどんなときが一番きつい?」と一問戻してみませんか。…

上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。

会議で意見をまとめる前に一人ひとりの考えを聞くとき、どの問いかけで相手の話が進んだかを具体的に振り返れます。

上司の問いかけをきっかけに、相手が自分の言葉で話した場面が、その回の会話をもとに書かれることがあります。上司ご本人にだけ表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

「どのへんが一番」と掘り下げた問いに、長谷部さんは意思決定の手順の違いを自分の言葉で説明してくれました。…

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よくある質問

会議で話が長い人を、どう止めればよいですか。

会議で話が長い人は、途中でさえぎって止めるより、話の区切りで「今の話を、私の理解で3つに分けてもよいですか」と要点を言い直すとよいでしょう。そのうえで「この話で、皆に何をしてほしいですか」と尋ねます。意見を聞きたいなら他の出席者に意見を向け、決めてほしいなら決める人に判断を求め、聞いてほしかっただけなら聞いたことを伝えて次に進みます。求めていることに周りが答えると、話は区切りやすくなります。

会議で話が脱線する人には、どう対応すればよいですか。

会議で話が脱線する人には「関係ない」と切るのではなく、「その話は大事なので、議題の一覧に書き足して別の場で時間を取りませんか」と伝えて、別の場に回します。本人にとっては関係のある話であることもあるので、議題の一覧に書き足して全員に見える形にしておくと、話が消えないことが分かって区切りやすくなります。会議のあとに10分ほど時間を取って聞くのも、1つの方法です。

会議で同じ主張を繰り返す人には、どう対応すればよいですか。

会議で同じ主張を繰り返す人は、自分の考えが伝わっていないと感じているのかもしれません。進行役が「○○さんの考えは、今の案には反対で、理由は納期だと理解しました。合っていますか」のように、本人の主張を言葉にして、伝わっていることを示してください。賛成する必要はなく、何に反対で理由が何かを言い直してから決める人の判断を聞く形にすると、同じ話の繰り返しは減りやすくなります。

会議で話が長い部下に、上司は注意すべきですか。

会議で話が長い部下を、会議の場で名指しして注意することはおすすめしません。他の出席者の前で注意された人は、次から意見そのものを出しにくくなります。続くなら、1on1で「会議の時間の使い方を、どう感じていますか」と本人の感じ方を先に聞いてください。そのうえで、情報が多くて助かっていることと、決める時間が足りなくなる回があることを伝え、会議の前に決めてほしいことを教えてもらうやり方を、一緒に決めるとよいでしょう。

上司である自分の話が会議で長くなってしまうときは、どうすればよいですか。

上司である自分の話が会議で長くなるときは、黙ると決めるのではなく、自分の話のあとに「ここまでで、違う見方はありますか」と部下の意見を求める時間を必ず取ってください。進行役を部下に任せて「私の話が長くなったら止めてください」と頼むことや、一人3分と決めた発言時間の目安を自分も守ることも有効です。大事なのは話の長さそのものより、その話が部下の判断に使えるものになっているかどうかです。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-long-talkers-how-to-handle

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: