上司の方へ会議・ミーティング
ミーティングの適切な時間と短縮のしかた
先に答え
ミーティングの適切な時間は、平均から決めるのではなく、その会議で決めることの数から決めてください。決めることが1つなら30分、2つか3つなら45分から試し、読めば分かる共有だけなら集まらないという方法もあります。会議を短くするときは、時間を削るのではなく、会議の外に出せるものを出します。4つの方法は、共有を会議の前の文書に出す・出席者を議題ごとに絞る・終わる時刻ではなく「決まったら終わる」にする・1人の事情の話は1on1に持ち越す、です。決めるための検討の時間は残してください。
数字で見る
KAKEAIの1万人調査では、上司との面談1回の時間で最も多いのは30分でした。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)でも、1on1の1回の長さはおよそ30分に集まっていました。また、面談が長い人のほうが、成果につながっていると感じる割合はやや高くなっていました。どれも1対1の面談の数字で、会議の時間を調べたものではありません。二人で話す時間としては30分前後がよく使われていて、短ければよいという結果ではない、ということです。
- 41.7%
- 1万人調査
- 上司との定期的な面談1回あたりの時間として「30分」を選んだ人の割合
- 60分は21.5%、20分は13.8%、10分は10.6%でした。上司との1対1の面談では、30分が最も多く選ばれている長さだということです。会議の長さを尋ねたものではありません。
- 52.6%
- Kakeai AI 1on1 利用データ
- Kakeai AI 1on1の利用データで、1on1の1回の時間(始めてから終えるまで)が20〜39分だった回の割合
- 中央値は29.6分で、60分以上の回は9.3%でした。実際に行われた1on1でも、1回の長さはおよそ30分に集まっている、という意味です。1回の長さと成果のつながりは、この記録からは分かりません。
- 37.3%
- 1万人調査
- 1回の面談が60分の人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
- 10分の人では26.0%、30分の人では31.3%でした。面談が長い人のほうが、成果につながっていると感じる割合はやや高く、短ければよいという結果ではありません。
1万人調査は上司との1対1の面談、利用データは1on1の記録で、どちらも複数人の会議の時間を調べたものではありません。利用データの時間は、1on1を始めてから終えるまでの長さで、途中で止めて再開した回は、間の時間も含みます。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
ミーティングの適切な時間は、 平均ではなく、決めることの数で決める
ミーティングの適切な時間を「平均は何分か」から決めようとすると、うまくいかないことが多いようです。会議に要る長さは、何を決めるか、誰が出るか、資料をどれだけ事前に読んであるかで変わるからです。目安を置くなら、決めることの数から考えることをおすすめします。決めることが1つなら30分、2つか3つなら45分から試し、読めば分かる共有だけなら集まらないという方法もあります。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との定期的な面談1回あたりの時間として最も多かった答えは30分で、41.7%でした。60分は21.5%、10分は10.6%です。上司と1対1で話す時間としては、30分が最も多く選ばれているということです。
「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、1on1の1回の時間(始めてから終えるまで)は20〜39分の回が52.6%でした。中央値は29.6分です。1万人調査の答えと同じく、実際の1on1でも、30分前後が二人で話す時間としてよく使われている長さだということです。
1万人調査で、面談の長さごとに成果の実感を比べると、1回10分の人では26.0%、60分の人では37.3%でした。面談が長い人のほうが、成果につながっていると感じる割合はやや高くなっています。短ければよい、という結果ではありません。面談についての数字ですが、会議でも、短くすることより、決めることが決まる長さにすることを目的にするとよいでしょう。
会議を短くするときに会議の外に出すとよいのは、全員で集まらなくてもできること(読めば分かる共有、一部の人だけに関わる話)です。決めるための検討の時間は、残しておくことをおすすめします。1つの議題に全員が関わる時間は、30分を1つの区切りにして組むのも1つの方法です。
以下では、購買部の仕入れの進み具合を確認する定例(8人、毎週60分)を30分にする場面を例にします。
| 議題の種類 | 会議で使う時間の目安 | 短くする方法 |
|---|---|---|
| 共有 | 会議では | 前日までに |
| 検討 | 議題1つに | 論点を |
| 決定 | 議題1つに | 誰が |
| 1人の | 会議では | 1on1に |
表の時間は、調査の数字ではなく、試すときの目安です。自分の会議で試して、合わなければ直してください。
ミーティングを短縮する4つの方法: 削るのではなく、会議の外に出す
1. 共有を、会議の前の文書に出す
60分の定例のうち、各担当が順番に進み具合を読み上げる時間は、文書で代えられます。前日までに1〜2行で送ってもらい、会議では読んだ前提で、質問と、遅れている作業への手当てだけを話します。
- 来週から、各担当の進み具合は前日までにチャットに書く形にしませんか。定例では、それを読んだうえで、質問と、遅れている作業にどう手を打つかだけを話します。
- 書くのは、終わった作業と、遅れそうな作業の2つで十分です。「予定通り」の1行でもかまいません。
2. 出席者を、議題ごとに絞る
8人全員に関わる議題ばかりとは限りません。議題ごとに、いないと決まらない人と知っておいてほしいだけの人を分け、知っておいてほしいだけの人には議事録を送る形にすると、一人ひとりの時間が減ります。
- 輸入部品の議題は、○○さんと△△さんがいれば決められます。ほかの方は、決まった内容を議事録で読んでもらう形にしてもよいでしょうか。
- 全員に関わる議題を最初の15分に集めます。そのあとは、関わる方だけ残っていただければ大丈夫です。
部下の側からも、自分の出席が要らない議題を伝えてかまいません。
- この議題は私の担当ではないので、決まった内容を議事録で読む形にしてもよいでしょうか。
3. 終わる時刻ではなく、 「決まったら終わる」にする
30分と決めていても、決めることが決まれば、その時点で終えてかまいません。逆に、時刻が来たから決めずに終える、という形にはしないようにします。決めきれないときは、何が足りないのかと、いつ決めるのかを言葉にして終えます。
- 今日決めることは決まりましたので、ここで終わりにしましょう。残りの時間は、各自の作業に使ってください。
- 時間が来ましたが、発注の締め切りはまだ決まっていません。足りないのは、取引先からの納期の回答です。私が明日確認して、水曜までにチャットで決めます。
4. 1人の事情に関わる話は、 1on1に持ち越す
会議の中で、1人の担当の遅れの理由や、進め方の相談が始まると、ほかの7人は待つことになります。会議では、締め切りを動かすかどうかだけ決め、理由や進め方は1on1で聞くようにします。
- ○○さんの担当の遅れは、会議では締め切りを1日動かすかどうかだけ決めましょう。進め方は、明日の1on1で一緒に考えさせてください。
- この話は、△△さんと私で詰めたほうが早そうです。会議のあとに、10分だけ時間をもらえますか。
持ち越した1on1では、会議で聞かなかった理由を先に伝えると、部下も話しやすくなります。
- 会議で詳しく聞かなかったのは、皆を待たせたくなかったからです。ここで、遅れている原因を一緒に見てみませんか。
ミーティングを短縮するときの伝え方: 参加者への言い方
会議の時間を短くするときは、上司が一方的に変えるのではなく、変える理由と試す期間を伝え、参加者の気になる点を聞いてから始めるとよいでしょう。会議を短くされて困る人(会議でしか相談の機会がなかった人、共有を聞いて初めて自分の仕事の変更に気づいていた人)が出ることがあります。
- 定例を60分から30分にしたいと考えています。理由は、進み具合の読み上げに時間の半分を使っていて、決めることに時間が残っていないからです。1か月試して、困ることが出たら戻します。
- 短くすることで困りそうなことがあれば、今、または1on1で教えてください。会議でしか聞けなかった話があれば、別の場を作ります。
部下の側から、会議を短くする提案をすることもできます。上司は、提案を受けたら、理由を聞いて一緒に決めてみてください。
- 定例の進め方について、提案してもよいでしょうか。報告の部分を文書にして、会議では決めることだけ話す形を、1か月だけ試せませんか。
- 提案ありがとうございます。読み上げが長いと感じていたのは、私も同じです。来週から試して、月末に二人で振り返りましょう。
- 1か月試してみて、どうでしたか。短くして困ったことがあれば、遠慮なく言ってください。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、万能のやり方はないと考えています。型や手順を守ることは目的ではなく、仮説を立てて試し、確かめて、直すことが大事です。会議の時間も、「30分」と決めて守ることが目的ではありません。試してみて、決めるべきことが決まらないなら、長さや進め方を直していきます。
ミーティングの時間を短くするときに、 避けたいこと
- 時間だけ削って、中身は同じにする。60分で読み上げていた報告を30分で読み上げると、質問と決める時間がなくなるだけです。先に共有を会議の外に出します。
- 時間を守ることが目的になり、決めずに終える。時刻が来たから終える会議を続けると、決めることが次回に持ち越され続けます。決めきれないときは、何が足りず、いつ決めるかを言葉にします。
- 短くしすぎて、検討の時間がなくなる。短い会議がよい会議とは限りません。意見や気になる点を出す時間は、短縮しても残します。
- 短くした分を、別の会議や個別の確認で埋める。定例を30分にしたのに、確認の打ち合わせが3つ増えると、参加者の使える時間は増えません。
- 参加者に相談せず、一方的に変える。会議でしか相談の機会がなかった人が、相談の場を失うことがあります。変える前に、困ることが出ないかを聞きます。
ミーティングの時間の振り返り方
会議の時間が適切だったかどうかは、時刻通りに終わったかではなく、決めることが決まったかと、会議のあとの参加者の様子で振り返ります。次のように進めてみてください。
- 会議で決めると言っていたことが決まらなかったら、足りなかったのが時間なのか、情報や決める人なのかを分けて、次の会議の準備を変えます。
- 会議のあとに、同じ議題の個別の確認や追加の打ち合わせが増えていたら、次は、短くした会議の中で決めきれていないことがないかを見直します。
- 会議を短くしたあと、相談の場を失った人がいないかを1on1で聞けたら、次は、聞いた内容をもとに会議の進め方を直していきます。
決めることが毎回決まらないなら、時間を戻す前に、議題の数と出席者を見直してみてください。決まっているのに時間を持て余すなら、さらに短くしてかまいません。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
会議や会議の資料づくりに時間を取られて仕事が進まないのに、そのことを上司と話す場がないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
実施中とあとに、「1on1のAI要約」で。
会議や資料づくりにかかっている負担を、 二人が同じ記録で見ながら、 何を減らすか・誰に任せるかを相談できます。
話の中で出た負担の中身や、どちらが何を引き受けたかを、Kakeai AI が生まれたテーマごとの要点としてまとめます。お二人の画面に同じ内容が表示されます。
田所さんが部長会資料の営業側の数字を大久保さんに持ってもらうよう伝える方針を示した。
1on1の実施中に、球体をクリックしたとき。
会議の時間を短くする、 資料づくりを分担するといった見直しを、 担当と期限のついた一歩にしてから1on1を終えられます。
球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。会話から生まれた次の一歩の候補のうち、担当や期限が決まっていないものを Kakeai AI が挙げ、二人で確かめるよう提案します。お二人に同じ内容が表示されます。
今日の会話で出た一歩の候補が5つあり、担当と期限がまだ確定していないものが残っています。…「小野寺さんとの週次を6月29日から15分に変える」…それぞれ誰がいつまでにやるかをお二人で確かめておけますか。
ホームの「この先1週間のポイント」で。
1on1で「会議や面談の時間を見直す」と引き受けたことを、 期限の前にホームの画面で思い出せます。
Kakeai AI が、ご自身の1on1の予定や次の一歩の期限などから、この先1週間で気にかけておくとよいことを、事実と、問いかけの形の提案で、最大3件書きます。ご自身だけに表示されます。
あなたと田所さんの1on1で引き取った「小野寺との週次を15分に固定する」が6月29日期限で未完了です。今日の小野寺さんとの1on1が15分枠で入っているので、この回から15分固定を実際に始める形で確認できそうです。
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よくある質問
ミーティングの適切な時間は、 どのくらいですか。
ミーティングの適切な時間は、その会議で決めることの数から考えることをおすすめします。決めることが1つなら30分、2つか3つなら45分から試し、読めば分かる共有だけなら集まらないという方法もあります。調査の数字に基づく長さではないので、自分の会議で試しながら直していくものです。30分で決まらないときは、時間を延ばす前に、議題の数と出席者を見直してください。
会議の平均時間は、 どのくらいですか。
複数人の会議の平均時間を調べた数字は、KAKEAIの調査にはありません。参考になるのは、上司と部下の1対1の面談の数字です。KAKEAIの1万人調査では、面談1回の時間で最も多い答えは30分(41.7%)でした。Kakeai AI 1on1の利用データでも、1on1の1回の時間の中央値は29.6分です。会議の時間は平均に合わせるのではなく、決めることの数から決めることをおすすめします。
60分の定例を30分にするには、 何から減らせばよいですか。
60分の定例を30分にするときは、時間を削るのではなく、会議の外に出せるものを出す順に進めます。最初に、各担当が順番に進み具合を読み上げる共有を、前日までの文書に移します。次に、議題ごとに出席者を絞り、知っておいてほしいだけの人には議事録を送ります。1人の担当の遅れの理由や進め方の相談は、会議では締め切りを動かすかどうかだけ決めて、1on1に持ち越します。残るのは、質問と決めることだけです。
会議を短くすると、 議論が浅くなりませんか。
会議を短くするときに削るものを間違えると、議論は浅くなりがちです。短い会議がよい会議とは限らず、短くすること自体を目的にすると、決めるために要る検討の時間まで削ってしまいます。会議の外に出すのは、読めば分かる共有と一部の人だけに関わる話で、意見や気になる点を出す検討の時間は残してください。
30分で終わらない会議は、 延長してよいですか。
30分で終わらない会議は、決めることが決まる見込みがあるなら、出席者に確認して10分ほど延長してかまいません。ただし、時間を延ばしても決まらない会議では、足りないのが時間ではなく情報や決める人であることも少なくありません。その場合は、何が足りず、いつ誰が決めるのかを言葉にして終えるほうが、延長より早く決まることが多いようです。延長が毎回続くなら、議題の数か出席者を見直してください。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-length-and-how-to-shorten
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: