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部下の方へそのほかの面談

面談で強みや短所を聞かれたら、どう答えればよいか

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

社内の面談で強みや短所を聞かれたら、性格の言葉ではなく、上司も知っている仕事の場面で答えるのがおすすめです。強みは「どの仕事で、何をしたか」を話し、これからどの仕事で生かしたいかを添えます。短所は「どの場面で何が足りなかったか」と「次にどう変えたいか」を話します。上司は普段の仕事ぶりをある程度知っているため、採用の面接のように短所を長所に言い換える答え方は、かえって伝わりにくくなります。短所の話には、上司に期待すること(アドバイスがほしい、一緒に確認してほしいなど)を添えると、次に何をするかの相談になります。

数字で見る

上司との面談で、スキルや力の向上の話をしている人のほうが、面談の成果を実感していました。また、スキルや力の向上をテーマにした1on1では、部下が上司に具体的なアドバイスを求める回が、「話を聞いてほしい」を選んだ回より多くなっています。強みや短所を聞かれたときは、次に何を伸ばすかの相談に広げ、上司に期待することを添えるとよいでしょう。

39.6%
1万人調査
上司との面談で「スキルや力の向上」の話をしている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
話していない人では29.7%でした。スキルや力の向上の話をしている人のほうが、面談が成果につながっていると感じている割合が高いという結果です。
19.2%
Kakeai AI 1on1 利用データ
「スキルや力の向上」のテーマのうち、部下が「具体的なアドバイスがほしい」を選んでいた割合
「その他」を除くと、このテーマで最も多く選ばれた期待です。「話を聞いてほしい」は6.9%でした。力を伸ばす話では、上司に具体的なアドバイスを求める回のほうが多いことがうかがえます。

1万人調査は、面談で強みや短所を聞かれたかどうかは尋ねていません。数字は、面談の話題として「スキルや力の向上」を選んだかどうかで比べたものです。利用データの割合は、テーマごとに部下が選んだ、上司に期待することを集計したもので、何も選ばれていないテーマも分母に入ります。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

面談で強みや短所を聞かれたら、上司も知っている仕事の場面で答える

社内の面談で強みや短所を聞かれたときは、「責任感がある」「心配性」のような性格の言葉ではなく、具体的な仕事の場面で答えるのがおすすめです。採用の面接では、初めて会う相手に自分を知ってもらうことが目的になります。一方で社内の面談では、上司は普段の仕事ぶりをある程度知っていて、次に任せる仕事や目標を考える材料として尋ねていることが多いと考えられます。

比べる点採用の面接社内の面談(評価面談・1on1など)
聞く人が知っていること書類の内容と、その場の答え普段の仕事ぶりと、これまでの面談で話したこと
聞く目的採用するかどうかを決める次に任せる仕事や目標、伸ばしたい力を考える
強みの答え方仕事に生かせる力を短くまとめるどの仕事で何をしたかを、場面で話す
短所の答え方改善に取り組んでいることを添えるどの場面で何が足りなかったかと、次に変えたいことを話す
答えたあと選考の結果を待つ二人で次の仕事や目標につなげる

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で「スキルや力の向上」の話をしている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は39.6%でした。話していない人では29.7%で、スキルや力の向上の話をしている人のほうが、面談の成果を実感しています。強みや短所そのものを尋ねた数字ではありませんが、強みや短所の話は、自分の力をどう伸ばすかの話にもつながります。聞かれたときは、次にどの仕事で何を伸ばすかの相談に広げてみてもよいでしょう。

KAKEAIは、仕事は、成果に対してクリアしなければならないものであると同時に、成長にとっての具体的な材料でもあると考えています。強みも短所も、今の仕事の場面で話せば、次にどの仕事で何を伸ばすかを、上司と一緒に決めやすくなります。

以下では、経理の部署で、月次の締めと支払いの処理を受け持っている場面を例にします。

面談で強みを聞かれたときの答え方:どの仕事で、何をしたか

強みを聞かれたら、強みを1つ挙げ、その強みが表れた仕事の場面を続けて話します。上司がその場面を覚えていれば話が早く、覚えていなければ、上司の知らなかった仕事を伝える機会になります。最後に、その強みをこれからどの仕事で生かしたいかを添えると、次に任せる仕事の話につながります。

  • 私の強みは、締めの作業を期日までに終える段取りだと思っています。今期は、経費の書類が遅れていた部署に締めの3日前に連絡を入れて、月次の締めを毎月期日通りに終えられました。
  • 支払いの処理では、取引先ごとの締め日を一覧にまとめました。今は課の皆さんにも使っていただいています。
  • この段取りは、来期の決算を早めるための作業でも生かしたいと考えています。
  • 強みと言えるか分からないのですが、数字の食い違いに気づくことは得意だと思います。先月も、請求書の金額の違いに支払いの前に気づいて、取引先に確認できました。

強みが思いつかないときは、無理に作らず、上司の見方を尋ねてかまいません。自分では当たり前にしていることが、上司から見ると強みのこともあります。

  • 強みと言えるほどのものは、まだはっきりしていません。課長から見て、私の仕事で安心して任せられると思われるところがあれば、教えていただけますか。
  • 自分では普通にしていることなので、強みだとは思っていませんでした。どの仕事を見て、そう感じていただいたのかを伺ってもよいでしょうか。

面談で短所を聞かれたときの答え方:足りなかったことと、次に変えたいこと

短所を聞かれたら、性格の欠点としてではなく、仕事の場面で何が足りなかったかと、次にどう変えたいかを話しましょう。採用の面接向けの、短所を長所に言い換える答え方(「心配性なので、確認を丁寧にします」など)は、社内の面談では伝わりにくくなります。上司は、その短所が仕事のどこに表れているかを、すでに知っていることもあるからです。

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)には、1on1の前に選ばれたテーマごとに、部下が上司に期待することが残っています。「スキルや力の向上」のテーマのうち、部下が「具体的なアドバイスがほしい」を選んでいた割合は19.2%でした。「その他」を除くと、このテーマで最も多く選ばれた期待で、「話を聞いてほしい」は6.9%です。力を伸ばす話をするときには、上司に具体的なアドバイスを求める回のほうが多いことがうかがえます。

短所を話すときも、上司に期待することを添えてみてください。「どう直せばよいか、ご意見をいただけますか」のように頼むと、短所の話が、次に何をするかの相談になります。

  • 短所は、言いにくいお願いを先延ばしにしてしまうところです。先月は、営業部への経費の書類の催促が遅れて、締めが1日延びました。
  • 次の月からは、締めの5日前に、書類がまだ届いていない部署へ一度連絡を入れています。催促の文面について、課長のご意見を伺えますか。
  • 作業が重なると、一人で抱え込んでしまうところがあります。決算の準備のときも、ご相談するのが遅くなりました。作業が重なりそうなときは、早めにご相談してもよいでしょうか。
  • 支払いの処理には慣れてきましたが、外貨での支払いは、まだ自信がありません。次に外貨の支払いがあるときに、一度一緒に確認していただけますか。

短所の話が体調や家庭の事情に関わるときは、どこまで話すかを自分で決めてかまいません。仕事への影響が続くときは、上司に加えて、人事の担当や産業医にも相談できます。

評価面談・1on1・異動の面談:場面ごとの強みと短所の答え方

同じ質問でも、どの面談で聞かれたかによって、答えの軸を少し変えると話を進めやすくなります。

面談の種類上司が知りたいと考えられること答えるときの軸
評価面談今期の仕事の結果と、評価の項目との関わり評価の項目に当てはまる仕事を挙げ、上司の見方も尋ねる
1on1(定期的な面談)次に任せる仕事や、今困っていること今の仕事の場面で答え、上司に期待することを添える
異動や昇格に関わる面談次の仕事で生かせる力と、準備が要ること強みを次の仕事に結びつけ、短所は準備したいこととして話す

評価面談で聞かれたとき

評価面談では、強みも短所も、評価の項目と結びつけて話すと、上司と同じものを見ながら話せます。

  • 今期の強みとしては、月次の締めを毎月期日通りに終えられたことを挙げたいです。評価の項目でいうと、「業務の正確さ」に当たると考えています。
  • 短所は、他部署へのお願いが遅れることがある点です。課長から見て、来期に特に直したほうがよいと思われる点があれば、教えていただけますか。

1on1で聞かれたとき

1on1で強みや短所を聞かれたときは、次に任せる仕事の話につながっていることもあります。何のための質問か分からなければ、答える前に尋ねてかまいません。

  • 強みと短所ですね。来期の担当を考えるためのお話でしょうか。そうでしたら、締めの段取りの仕事は続けたいと考えていることも、あわせてお伝えしたいです。

異動やキャリアの面談で聞かれたとき

異動の希望が実現するかどうかは、上司だけでは決められないことも多いものです。強みは次にやってみたい仕事に結びつけ、短所はそのために準備したいこととして話すと、次の相談につなげやすくなります。

  • 今の強みは、締めの作業の段取りだと思っています。この力を、いずれは予算の管理の仕事でも生かしてみたいです。
  • 予算の管理に必要な、各部署との数字のすり合わせは、まだ経験が少ないです。今の仕事の中で経験できることがあれば、ご相談したいです。

面談で強みや短所を話すときに、避けたい答え方

強みや短所の答え方で避けたいのは、話を次の仕事につなげにくくする答え方です。

  • 「短所は特にありません」と答える。上司が気にかけている点があっても、話すきっかけがなくなってしまいます。思いつかないときは、「課長から見て、直したほうがよい点はありますか」と尋ねるほうが、次の話につながります。
  • 性格の言葉だけで答える。「心配性です」「協調性があります」だけでは、上司は次にどの仕事で何をすればよいかを考えにくくなります。仕事の場面を1つ添えましょう。
  • 採用の面接の決まり文句で答える。「頑張りすぎてしまうところです」のような答えは、上司が普段の仕事から感じていることと食い違うと、本音を話していないように受け取られることもあります。
  • 逆に、短所の話で自分を責めすぎる。短所を長く話して自分を責めるだけでは、次に何をするかの話になりません。変えたいことは1つに絞りましょう。
  • 強みを、上司は知っているはずだと考えて話さない。上司が普段の仕事をすべて見ているとは限りません。上司の知らない仕事で力を発揮した場面があれば、この機会に伝えておきましょう。

強みや短所を話した面談を、どこで振り返るか

面談で強みや短所を話したあとは、その話が次の仕事や目標につながったかどうかで振り返ります。

  • 話した強みを生かせる仕事や、短所について次に試すことが1つでも決まっていれば、話は次の仕事につながっています。決まっていなければ、次の面談の初めに「先日お話しした短所について、試してみたことをご報告してもよいでしょうか」と切り出してみてください。
  • 上司から見た強みや短所を聞けたら、自分の見方と違っていた点をメモに残しておくと、次の自己評価を書くときに役立ちます。
  • 短所の話で上司にお願いしたこと(アドバイスや、一緒に確認することなど)がそのままになっているときは、日にちを添えて、もう一度お願いしてみましょう。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

上司との面談で何を話せばよいか分からない、何を聞かれるのか不安だ、初めての面談で何から話せばよいか迷うというときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、次のことができます。

面談の前に、「1on1の準備」で。

何を話したいか、上司に何を期待するかを、面談の前に伝えたうえで面談を始められます。

テーマと期待する対応を選び、「この1on1へのメモ」に話したいことを書いて保存すると、上司の画面にも表示されます。期待する対応は、部下の側から選べます。1on1が始まると、Kakeai AI が開始の挨拶でテーマと期待する対応を挙げます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「競合調査と市場規模の試算」×「報告したい」の1つです。…

面談の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。

話すことが思いつかないときも、今の仕事の中から話題を一つ選んで面談に入れます。

Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備を踏まえて、ご自身向けに、その回の入り方と、臨み方の工夫を最大3つ書きます。上司にどう関わってほしいかを自分から伝える提案が書かれることもあります。上司には、上司向けの別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…「今日が初めてなので、まず私から一つ話しておきたいことを伝えてもいいですか」。…何を話すかは、今の仕事でうまくいっていること・少し気になっていること・聞いておきたいことのどれでも構いません。…

面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。

返事が短く終わった場面で、次に何と言えるかを、具体的な一言の例として受け取れます。

Kakeai AI が、ご自身向けに、その回のよかった場面を取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。話が深まらずに終わった大事な場面があれば、次に言えそうな一言の例を添えることもあります。上司には別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…「稟議の書き方を一度教えていただけますか」と具体的に言い出してみることも一つの選択肢です。

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ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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この手引きの数字のもとになった、1万人調査のレポート

1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)

  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

面談で短所を聞かれたとき、「特にない」と答えてもよいですか。

面談で短所を聞かれて「特にありません」と答えると、上司が気にかけている点があっても、話すきっかけがなくなってしまいます。思いつかないときは、「課長から見て、直したほうがよい点があれば教えていただけますか」と尋ねるとよいでしょう。自分の見方と上司の見方を並べると、次に取り組むことを一緒に決めやすくなります。

社内の面談で強みを聞かれたら、採用面接と同じ答え方でよいですか。

社内の面談で強みを聞かれたときは、採用面接のように力を短くまとめるより、どの仕事で何をしたかを場面で話すのがおすすめです。社内の上司は普段の仕事ぶりをある程度知っていて、次に任せる仕事や目標を考える材料として尋ねていることが多いと考えられます。その強みをこれからどの仕事で生かしたいかも添えると、次の仕事の話につながります。

評価面談で短所を話すと、評価が下がりませんか。

評価がどう決まるかは会社の評価の仕組みによるため、短所を話したことの影響は一概には言えません。ただ、普段の仕事に表れている点には、上司もある程度気づいていることがあります。短所は、仕事の場面と次に変えたいことをセットで話しましょう。評価への不安が大きいときは、評価の項目と基準を上司に尋ねておくと、何を話せばよいかを決めやすくなります。

強みが思いつかないときは、どう答えればよいですか。

強みが思いつかないときは、無理に作らず、上司の見方を尋ねてかまいません。「課長から見て、私の仕事で安心して任せられると思われるところはありますか」と聞くと、自分では当たり前にしていたことが強みだと分かることもあります。あわせて、今期に期日通りに終えられた仕事や、ほかの人から頼まれた仕事を1つ思い出しておくと、答えの材料になります。

上司から言われた短所に納得できないときは、どうすればよいですか。

上司から言われた短所に納得できないときは、すぐに反論するより、どの仕事のどの場面を見てそう感じたのかを尋ねてみてください。場面が分かれば、自分の見方と違う点を、事実を挙げて伝えられます。評価の結果に関わる話で、納得できないまま面談が終わったときは、相談できる窓口があるかを人事に確認する方法もあります。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/answering-strengths-weaknesses-in-meeting-with-boss

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: