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部下の方へ上司との関わり

上司に嫌われていると感じるとき

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

上司に嫌われているかどうかは、部下には分かりません。上司の気持ちは見えないからです。部下に分かるのは、仕事の頼みを出したときに、判断・情報・意見が返ってくるかどうかです。「設問の数について、金曜までにご判断をいただけますか」のように具体的な頼みを1つ出し、返ってくる対応を見てください。嫌われていると感じても、相談や報告を減らさず、1on1では話したいことと上司に期待することを先に伝えてください。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に「期待していることは特にない」人の成果の実感は8.4%で、上司に期待することの答えの中で最も低い数字でした。返事が来ない状態や眠れない日が続くときは、人事や相談窓口、産業医に相談してください。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、面談の困りごとに「上司が実施に前向きではない」を挙げた人は3.9%で、この人たちの面談の成果の実感は20.4%でした。さらに低いのは、上司に期待することが特にない人の8.4%です。嫌われていると感じたときは、気持ちを推し量る代わりに、仕事の頼みを1つ出して、返ってくる対応を見ることをおすすめします。

20.4%
1万人調査
面談の困りごとに「上司が実施に前向きではない」を挙げた人のうち、面談の成果を感じている人の割合
この困りごとを挙げた人は3.9%で、15の困りごとの中で最も少ない答えでした。回答者全体の成果の実感は31.9%なので、上司が面談に前向きではないと感じている人の成果の実感は、全体より低いということです。
8.4%
1万人調査
面談で上司に「期待していることは特にない」と答えた人のうち、面談の成果を感じている人の割合
「期待していることは特にない」を一番の期待に選んだ人は、回答者の15.6%です。上司に期待することがある人では、成果の実感は39.3%でした。期待することが特にない人の成果の実感は、上司が面談に前向きではないと感じている人の20.4%よりも、さらに低くなっています。

1万人調査は、上司に嫌われていると感じるかどうかは尋ねていません。上の数字は、上司との定期的な面談について部下の側が挙げた困りごとと上司に期待することを、成果の実感とあわせて集計したものです。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

上司に嫌われていると感じるとき、部下に分かることと分からないこと

上司に嫌われているかどうかは、部下には分かりません。上司の気持ちは外から見えず、態度やそっけない返事から推測するしかないからです。部下に分かるのは、仕事のやり取りの事実です。頼んだ判断が返ってくるか、必要な情報が回ってくるか、相談に意見をもらえるか、の3つです。この3つが返ってきているなら、気持ちがどうであれ、二人の関係は仕事の上では成り立っています。

「嫌われている」と感じたときは、まず、そう感じた手がかりを事実として書き出すことをおすすめします。感じ方を書くのではなく、いつ、どの場面で、何があったかを書きます。

嫌われていると感じる手がかり事実として書くと仕事への影響
返事がそっけない先週の2件の相談に、どちらも一言の返事だった判断は返ってきているので、仕事は進んでいる
自分だけ声をかけられない新しいお客様の案件が、同期の2人に割り振られた任される範囲が変わったのか、確認したい
目を合わせない、雑談がない月曜の朝礼のあと、話す機会がなかった仕事の上では、今のところ影響がない

書き出してみると、気持ちの推測と、仕事に影響のある事実が分かれます。影響のない事実は、しばらく様子を見てかまいません。影響のある事実は、仕事の話として上司に尋ねることができます。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)に「上司が実施に前向きではない」を挙げた人は3.9%で、15の困りごとの中で最も少ない答えでした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は20.4%で、回答者全体の31.9%より低くなっています。つまり、この困りごとを挙げた人は最も少ないものの、その人たちの成果の実感は全体より低いということです。

KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に一番期待することを尋ねた質問で「期待していることは特にない」を選んだ人は15.6%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は8.4%です。つまり、上司に期待することが特にない人の成果の実感は、上司が面談に前向きではないと感じている人よりも、さらに低いということです。

嫌われているかどうかを確かめる方法:仕事の頼みを1つ出して、返ってくる対応を見る

上司の気持ちを推し量る代わりに、仕事の頼みを1つ、具体的に出してみてください。判断を頼む、情報を頼む、意見を頼むのどれでもかまいません。返ってくる対応が、部下に見える確かな手がかりです。以下では、お客様向けの満足度アンケートの実施を任されている部下が、課長に頼みを出す場面を例にします。

判断を頼む

  • アンケートの設問について、1点ご判断をいただきたいです。自由記述の欄を1つにするか2つにするかで迷っています。私は、回答の負担を考えて1つがよいと考えていますが、いかがでしょうか。
  • 配布は来週の月曜からにしたいので、金曜までにお返事をいただけると助かります。
  • お時間が取りにくければ、チャットで「1つで進めて」と一言いただくだけでも大丈夫です。

情報を頼む

  • 昨年のアンケートの集計結果は、どこに保管されていますか。設問を比べられる形にしたいので、見られる場所を教えていただけますか。
  • 営業部にも配布するかどうかは、部長会議で何か話が出ていますか。知っておいたほうがよい情報があれば、教えてください。

意見を頼む

  • アンケートの案内文を作りました。お客様に送る前に、課長の目で気になる点を教えていただけますか。特に、回答のお願いの書き方が強すぎないかを見ていただきたいです。
  • 集計の結果をまとめる形について、課長のお考えを伺いたいです。部長への報告に使いやすいのは、どんな形でしょうか。

頼みに対して、判断や情報や意見が返ってくれば、関係は仕事の上では機能しています。返事がそっけなくても、内容が返ってきているなら、言い方の癖か、忙しさである場合が少なくないと考えられます。返事が来ない、別の人に聞くように言われる、頼みを出す機会そのものがないという状態が続くときは、このページの後半に書いた相談先を使ってください。

嫌われていると感じたまま、上司とどう関わるか:期待を下ろさず、先に伝える

嫌われていると感じているときほど、上司との関わりを最小限にしたくなります。けれども、相談を減らして報告を短くし、1on1で「特にありません」と答えるようになると、上司の側からも部下の仕事が見えなくなります。その結果、仕事に影響のある事実のほうが増えていきます。関わりの量を減らすのではなく、関わりの中身を仕事の用件に絞り、1on1では話したいことと上司に期待することを先に伝えるようにしてみてください。

  • 今日は、アンケートの集計の進め方について、課長の意見を聞きたいです。私の案を先に話しますので、気になる点を教えてください。
  • 今日は、ご報告が1つと、決めていただきたいことが1つあります。報告のほうから始めてよいでしょうか。
  • アンケートの回収が、目標の半分で止まっています。再度の案内を送るかどうか、一緒に考えていただけますか。

報告は、相手の反応に左右されずに続けます。反応が薄くても、報告が届いていれば、上司は部下の仕事を知ることができます。

  • 先週の進み具合をお送りします。設問の確定と案内文の送付が終わり、回収は今週の金曜までです。今の時点で、課長にご判断いただくことはありません。
  • 回収の締め切りを1週間延ばすことにしました。延ばした理由は、回答が目標に届いていないためです。この進め方で問題があれば、お知らせください。

嫌われていると感じる理由に、自分の側で心当たりがあるとき

提出の遅れや断り方など思い当たることがあるときは、気持ちの話として謝るより、仕事の進め方を直して伝えるほうが上司に伝わります。「嫌わないでください」と気持ちに働きかけることは、部下にはできません。部下にできるのは、仕事の進め方を変えることです。

  • 先月は、アンケートの設問の提出が2回遅れました。今月は、提出の前日に進み具合をお伝えするようにします。
  • 前回、会議の場で課長の案に反対する言い方をしてしまいました。考えは変わっていませんが、伝え方は、先に二人で話す形に変えたいと思っています。
  • 私の仕事の進め方で、課長から見て直したほうがよい点があれば、教えていただけますか。言われたことは、直すつもりです。
  • 進め方を変えて1か月たちました。課長から見て、変わったと感じる点と、まだ足りない点を教えていただけますか。

心当たりがないときに、理由を無理に探す必要はありません。上司の側にも、部下には見えない事情があります。会議が続いて余裕がない、言い方の癖がある、別の案件で手一杯といった事情は、部下の側からは「冷たい」「避けられている」と見えることがあります。上司の事情を責める必要も、自分のせいと決めつける必要もありません。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、上司と部下の関係は、仕事の話を前に進める中でできていくものだと考えています。嫌われていると感じたときに、関係を直してから仕事の話をしようとすると、きっかけがないまま時間だけが過ぎがちです。仕事の話から始めることが、関係を立て直す近道になると考えられます。ただし、上司と部下の関係には段階があり、段階によって合う関わり方は変わります。まだ身構えている時期には、頼みを小さく具体的にすることから始めるとよいでしょう。

仕事の対応が返ってこない状態が続くとき:人事・相談窓口・産業医

頼みを出しても返事が来ない、仕事を回されない、人前で否定されるといった状態が続くときは、部下一人で抱える話ではなくなります。ハラスメントに当たるかどうかは、部下にも、このページでも判断できません。判断は、人事や会社の相談窓口に委ねます。相談のときに使えるように、どの場面で何があったかを、会社の決まりに沿って日付とともに残しておきます。

  • (人事や相談窓口に)上司との仕事の進め方について、ご相談したいことがあります。この相談は、どなたまで共有されるかを、先に教えていただけますか。
  • (人事や相談窓口に)先月から、アンケートの進め方について判断をお願いしても返事がない状態が続いていて、お客様への配布が止まっています。まず、どう動くのがよいかを伺いたいです。

眠れない日や、出勤の前に体調が崩れる日が続くときは、上司との関わりの工夫より先に、産業医や医療の専門家に相談する段階です。心身の不調かどうかの判断も、部下が一人でするものではありません。

  • (人事に)最近、眠れない日が続いていて、仕事に影響が出始めています。産業医の面談を受けたいので、申し込み方を教えていただけますか。

相談することは、上司を訴えることではなく、仕事を続けるための手段です。限界まで我慢せず、早めに相談してください。

上司に嫌われているという感じ方が変わってきたかを振り返る

変わったかどうかは、上司の表情ではなく、仕事のやり取りで見ます。

  • 出した頼みに、判断・情報・意見が返ってきていれば、上司との関係は仕事の上では成り立っています。そっけなさが残っていても、まずはそこまでで十分です。
  • 1on1で、話したいことと上司に期待することを先に伝える回が続いてきたら、次は、上司からの指摘や意見をもらう頼みを足してみてください。
  • 書き出した事実の中で、仕事に影響のあるものが減ってきたなら、感じ方も後から変わってくるでしょう。逆に、影響のある事実が増え続けているなら、一人で抱えずに人事や相談窓口に相談する時期です。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

上司と合わない、嫌われているのではと感じるときや、異動を考えるほど関係がつらいときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。

1on1の前に、「1on1の準備」で。

上司に何を期待しているかを、機嫌から推し量る代わりに、1on1の最初に二人が同じ画面の言葉で確かめられます。

次の1on1のテーマを選び、テーマごとに上司に期待する対応を選べます。選んだ内容は上司の画面にも表示されます。1on1が始まると、Kakeai AI がテーマと期待する対応を挙げ、前回の一歩があればその担当の方に、無ければテーマを選んだ方に、最初の一言を向けます。期待する対応が選ばれていない回には、どう関わってほしいかを尋ねることもあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「今後のキャリア」×「話を聞いてほしい」と「次世代コントローラの海外展開(10月量産)」×「一緒に考えてほしい」の2つです。藤本さん、いかがでしょう?

1on1のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。

「大丈夫です」のような短い返事で終わった場面について、次に上司へ何を伝えるかを、次の1on1の前に考えておけます。

ご自身向けの内容で、上司には別の内容が表示されます。「今回よかった点」と「次の1on1や日常へ向けて」に分かれ、短い返事のまま話が先へ進んだ場面があると、次に自分から添えられる一言が提案されることがあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…次回、要件表を見せる場面で、兼務の実態について一言添えてみることができます。たとえば「要件表はこの形で進めます。兼務の負荷は今のところ問題ないです」のように、状況を自分の言葉で短く置くだけで、柳瀬さんの気遣いに応える形になります。…

ホームの「この先1週間のポイント」で。

上司からの言葉が少ないと感じる時期にも、二人で決めたことを自分が実行できているかを、事実で確かめられます。

Kakeai AI が、1on1の予定や期限、実行した次の一歩などから、この先1週間に気にかけるとよいことを最大3件、短い文にします。ホームはご本人だけに表示されます。上司との1on1についての文は、ご自身の準備と二人で決めたことだけで書かれ、上司を評する文は書かれません。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

あなたと柳瀬さんで決めた競合3社の一次調査(拠点・代理店・力を入れている国)を表にまとめる作業を、実行しました。分担の最初の一手が形になっています。…

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ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

上司に嫌われているかどうかは、どうすれば分かりますか。

上司に嫌われているかどうかを、部下が知る方法はありません。上司の気持ちは外からは見えないからです。分かるのは、仕事のやり取りの事実です。「設問の数について、金曜までにご判断をいただけますか」のように具体的な頼みを1つ出し、判断・情報・意見が返ってくるかを見てください。返ってくるなら、関係は仕事の上では成り立っています。返事が来ない状態が続くなら、人事や相談窓口に相談する段階です。

上司に嫌われていると感じるとき、直接「嫌いですか」と聞いてもよいですか。

上司に「私のことが嫌いですか」と直接聞くことは、おすすめしません。上司は「そんなことはない」と答えるしかなく、答えを聞いても部下の側の不安は消えないからです。代わりに、仕事の話として尋ねます。「私の仕事の進め方で、直したほうがよい点があれば教えていただけますか」と聞けば、上司は答えやすく、部下も次に何をすればよいかが分かります。

上司に嫌われていると感じて、1on1や相談を避けてしまいます。どうすればよいですか。

上司に嫌われていると感じているときほど1on1や相談を避けたくなりますが、関わりを減らすと、上司の側からも部下の仕事が見えなくなります。KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に「期待していることは特にない」人の成果の実感は8.4%で、上司に期待することがある人の39.3%を大きく下回っていました。関わりの量を減らすのではなく、1on1では話したいことと上司に期待することを先に伝え、報告は続けてみてください。

上司に嫌われた原因に心当たりがあるとき、謝ったほうがよいですか。

上司に嫌われた原因に心当たりがあるときは、気持ちの話として謝るより、仕事の進め方を直して、直したことを伝えるほうが伝わります。「先月は提出が2回遅れました。今月は提出の前日に進み具合をお伝えします」のように、何を変えるかを具体的に言います。会議での言い方など、言葉の問題なら、「伝え方は先に二人で話す形に変えたい」と伝えるとよいでしょう。心当たりがないときに、無理に理由を探す必要はありません。

上司に嫌われてつらいとき、誰に相談すればよいですか。

上司に嫌われてつらいときの相談先は、困っていることの中身で分けます。返事が来ない、仕事を回されない、人前で否定されるといった状態が続くときは、何があったかを日付とともに人事や会社の相談窓口に伝えて相談します。ハラスメントに当たるかどうかの判断は、相談先に委ねます。眠れない日や出勤の前に体調が崩れる日が続くときは、産業医や医療の専門家に先に相談してください。限界まで我慢せず、早めに相談してください。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/when-you-feel-your-boss-dislikes-you

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: