部下の方へそのほかの面談
面談でうまく話せなかったときはどうすればよいか
先に答え
面談でうまく話せなかったときは、その日のうちに、言えなかったことや答え直したいことを1つだけ短く上司に送り、次の面談の最初に続きを話したいと伝えましょう。1回の面談でうまく話せなかったことは、あとから補えます。KAKEAIの1万人調査では、面談が「ほぼ毎回」そのあとの行動につながっていると答えた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は56.7%でした。行動につながる回が毎回でなくても、半数を超える人が成果を感じているということです。言えなかったのか、答えられなかったのか、話がまとまらなかったのかを分けると、補い方を選びやすくなります。
数字で見る
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、話したいことを切り出せないという困りごとを挙げた人でも、面談の成果を感じている割合は回答者全体を上回っていました。面談がほぼ毎回、そのあとの行動につながっている人では、半数を超える人が成果を感じています。うまく話せなかった面談も、そのあとの一言で、次の行動につなげることをおすすめします。
- 9.7%
- 1万人調査
- 面談の困りごと(複数回答)として、「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は36.5%で、回答者全体の31.9%を上回っていました。言いたいことを切り出しにくいと感じている人も、面談の成果を全体と同じ程度以上に感じています。
- 29.8%
- 1万人調査
- 面談がそのあとの行動に「ほぼ毎回そうなっている」と答えた人の割合
- この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は56.7%で、「半分くらいの回でそうなっている」人の15.7%を大きく上回っていました。面談がそのあとの行動につながっているかどうかで、成果の実感は大きく違います。
調査は、面談でうまく話せたかどうかを尋ねたものではありません。数字は、面談で困っていることと、面談がそのあとの行動につながっているかを尋ねた結果です。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
面談でうまく話せなかったときは、 その日のうちに一言で補う
面談でうまく話せなかったと感じたときは、その日のうちに、言えなかったことや答え直したいことを、短く上司に送りましょう。次の面談まで待つより、話の記憶が新しいうちに送るほうが、上司も面談の続きとして受け取りやすくなります。うまく話せなかった1回の面談は、あとから補うことができます。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の困りごと(複数回答)として「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人が9.7%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は36.5%で、回答者全体の31.9%を上回っています。つまり、言いたいことを切り出しにくいと感じている人の成果の実感は、回答者全体と並ぶか、それより高いということです。面談全般についての数字ですが、うまく話せなかったという感覚だけで、その面談が役に立たなかったと決める必要はないと考えられます。
面談のあとに「うまく話を聞けなかった」と感じているのは、上司も同じかもしれません。うまく話せなかった面談は、自分一人の失敗ではなく、二人の時間の続きとして補えばよいと考えると、次の一言を送りやすくなります。
まずは、何がうまくいかなかったのかを、次の3つのどれに近いかで分けてみてください。どれに近いかで、補い方が変わります。
| うまくいかなかったこと | その日のうちにすること | 次の面談の最初の一言 |
|---|---|---|
| 言いたいことを | 言えなかったことを | 「前回お伝えしきれなかった |
| 質問に | 調べたことや | 「前回の |
| 話が | 一番伝えたかったことを | 「前回は |
言いたいことを言えなかったとき: その日のうちに1つだけ送る
言いたいことを言えなかったときは、その日のうちに、言えなかったことを1つだけ、チャットかメールで送りましょう。全部を書こうとすると、送ること自体が負担になります。一番伝えたかったことを1つ選び、次の面談で話したいと添えれば十分です。
ここでは、スーパーで売り場を担当している部下が、店長との面談で、売り場の配置換えの案について気になる点を言えなかった場面を例にします。
- ○○店長、本日はありがとうございました。面談でお伝えしきれなかったことが1つあります。
- 来月の配置換えの案で、冷凍食品の棚がレジから遠くなる点が気になっています。次の面談で、少しご相談させていただけますか。
面談では賛成と答えたものの、あとから気になる点に気づいたときも、同じように送ってかまいません。考えが変わった理由を1つ添えると、上司にも伝わりやすくなります。
- 配置換えの案について、面談では賛成とお答えしましたが、改めて考えると気になる点がありました。夕方はレジの前が混むので、冷凍食品の棚まで行くお客様が通りにくくなるかもしれません。
言えなかったことが、体調や家庭の事情などの話しにくい内容のときは、メールに中身を書かず、相談したいことがあるとだけ伝える方法もあります。
- 面談では言い出せなかったのですが、個人的なことで、ご相談したいことがあります。来週、15分ほどお時間をいただけますか。
質問にうまく答えられなかったとき: 調べて答え直す
面談で上司の質問にうまく答えられなかったときは、調べたことや考えたことを、あとから送って答え直してかまいません。その場で答えられなかったことを謝るより、いつまでに何を答えるかを伝えるほうが、上司にとっても役に立ちます。
- 面談で伺った、先月の冷凍食品の売上ですが、確認したところ、前の年の同じ月より少し減っていました。商品ごとの数字は、明日までに表にしてお送りします。
- 面談で、配置換えのあとに何を見ればうまくいったとわかるか、と聞かれて、うまくお答えできませんでした。考えてみたのですが、夕方のレジの待ち時間と、冷凍食品の売上の2つを見たいと思います。この2つでよいか、ご意見をいただけますか。
面談の最中に、すぐには答えられないと分かったときは、その場で、いつ答えるかを伝えておく方法もあります。
- 先ほどのご質問は、すぐにお答えできず、すみません。金曜までに調べて、チャットでお送りします。
質問の意味がわからないまま答えてしまったと気づいたときは、そのことを正直に伝えて、もう一度尋ねてかまいません。
- 面談で伺った「売り場全体の考え方」というお話ですが、私の理解が足りていなかったかもしれません。次の面談で、もう一度教えていただけますか。
話がまとまらなかった、 言いすぎたと感じたとき
話がまとまらなかったと感じたときは、一番伝えたかったことを1文にして送り直しましょう。言いすぎたと感じたときは、言い方についてのお詫びと、伝えたかった中身を分けて送ります。言い方を謝っても、考えの中身まで取り下げる必要はありません。
- 面談では、話があちこちに飛んでしまいました。一番お伝えしたかったのは、配置換えの前に、夕方のレジの混み具合を一度一緒に見ていただきたい、ということです。
- 面談では、強い言い方をしてしまい、申し訳ありませんでした。配置換えの案に気になる点があるという考えは変わらないので、次の面談で落ち着いてご相談させてください。
上司の話を最後まで聞かずに、自分の話を続けてしまったと感じたときも、次の面談でどうしたいかを添えて送るとよいでしょう。
- 先ほどの面談では、店長のお考えを最後まで伺わずに話してしまいました。次の面談では、まず店長のお考えを伺いたいです。
送ったあとに上司からすぐ返事がなくても、送った内容は次の面談の話題になります。返事がないことを気にしすぎず、次の面談の最初に、自分から続きを切り出しましょう。
次の面談の最初に、 前回の続きを切り出す
次の面談では、最初の一言で、前回の続きから話したいと伝えましょう。冒頭に切り出しておけば、時間が足りなくなって、また言いそびれることを防げます。前日に、話したいことと上司に期待することを1行で送っておくと、当日に切り出しやすくなります。
- 明日の面談では、冷凍食品の棚の位置について、店長のご意見を伺いたいです。
- 前回お送りした、冷凍食品の棚の位置の話から始めてもよいでしょうか。
- 前回のご質問への答えを、表にまとめてきました。見ていただきながらご説明します。
- 前回は考えがまとまっていなかったので、今日は話したいことを2つ、メモにしてきました。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談のよしあしは、そのあとの行動で見るものだと考えています。
KAKEAIの1万人調査では、面談がそのあとの行動に「ほぼ毎回そうなっている」と答えた人が29.8%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は56.7%です。「半分くらいの回でそうなっている」と答えた人では15.7%でした。毎回でなくても、面談をおおむね行動につなげている人の半数を超える人が、成果を感じているということです。うまく話せなかった面談のあとも、送った一言から次に取り組むことが1つ決まれば、その面談は次の行動につながったことになります。
面談のあとの落ち込みが何日も続き、眠れない、仕事に手がつかないといった状態になったときは、一人で抱えずに相談してください。相談先は、産業医や人事の担当者、社内の相談窓口です。
うまく話せなかった面談が、 次につながったかを、どこで振り返るか
うまく話せなかった面談が次につながったかどうかは、そのあとの一言と、次の面談の始まり方で振り返ることができます。
- その日のうちに送った一言に上司から返事があり、次の面談で続きを話せていたら、次にうまく話せなかったときも、同じように送ってみましょう。
- 次の面談を、前回言えなかったことから始められていたら、前日に1行送る準備を続けてみてください。
- 前回の続きから、次に取り組むことが1つ決まっていたら、うまく話せなかった面談も、次の行動につながっています。
- 何度送っても話が前に進まないと感じるときは、面談の進め方そのものを、上司に相談してみるのも1つの方法です。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
上司との面談が怖い、断りたいと思うほど重い、言いたいことをうまく話せなかったというときに、出ると決めた回に向けて、ご自身の側でできることとして、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、次のことができます。
面談の前に、「1on1の準備」で。
上司に期待することを、 面談の前と冒頭に、 自分から伝えられます。
テーマと期待する対応(「話を聞いてほしい」など)を選ぶと、上司の画面にも表示され、1on1の冒頭で Kakeai AI が挙げます。ご自身向けの「1on1前のAIアドバイス」には、上司にどう関わってほしいかを自分から伝える一言の案が書かれることもあります。
今、キャリアについて考えていることを聞いてもらえますか。今日はまず話を聞いてほしいんです
1on1の前後や最中に、「自分用のメモ」で。
上司に伝える前の気持ちや考えを書き留めておき、 それを踏まえたアドバイスを自分だけで受け取れます。
「自分用のメモ」はご自身だけに表示され、上司にもシステム管理者にも表示されません。実施中は「1on1実施中」の画面の「自分用のメモを開く」から書け、終了後は履歴で編集できます。Kakeai AI は、その内容をご自身向けのアドバイスにだけ使います。
自分用メモに「企画の話を今日する」と書いていた狙いを、今日の会話でそのまま実行できました。
面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。
うまく話せなかったことを、 次の面談で自分の言葉で話し直す準備ができます。
Kakeai AI が、ご自身向けに、その回のよかった場面を取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。話が途中で終わった大事な場面があれば、次の面談で添えられる一言の例を書くこともあります。上司には別の内容が表示されます。
…「社内の評価の場面だと緊張の種類が違うので、レポートを書きながら少し慣らしていきたいです」と一言添えてみませんか。…
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- 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)
よくある質問
面談でうまく話せなかったら、 評価に影響しますか。
面談でうまく話せなかったことが評価にどう関わるかは、会社の評価の決まりによって異なります。気になるときは、評価の面談で何を基準に話をするのかを、上司に尋ねてみてください。普段の面談は、話し方を試される場ではなく、仕事を前に進めるための時間です。うまく話せなかったことは、その日のうちに短く送って補えます。
面談のあとに、 言い忘れたことを上司に送ってもよいですか。
面談のあとに、言い忘れたことを上司に送ってかまいません。その日のうちに、チャットかメールで、言えなかったことを1つだけ短く書き、次の面談で相談したいと添えれば十分です。話の記憶が新しいうちに送るほうが、上司も面談の続きとして受け取りやすくなります。体調や家庭の事情など話しにくい内容なら、中身は書かず、相談したいことがあるとだけ伝える方法もあります。
面談がうまくいかなかったと落ち込んでいるときは、 どうすればよいですか。
面談がうまくいかなかったと感じるときは、何がうまくいかなかったのかを3つに分けてみてください。言いたいことを言えなかったのか、質問に答えられなかったのか、話がまとまらなかったのかです。分けると、その日のうちに送る一言が決まります。うまく話せなかったという感覚だけで、面談が役に立たなかったとは限りません。落ち込みが何日も続くときは、産業医や人事の担当者、社内の相談窓口に相談してください。
面談で上司の質問に答えられなかったときは、 どうすればよいですか。
面談で上司の質問に答えられなかったときは、調べたことや考えたことを、あとから送って答え直してかまいません。すぐに答えが出ないときは、「明日までに表にしてお送りします」のように、いつまでに何を答えるかを伝えましょう。質問の意味がわからないまま答えてしまったときは、そのことを正直に伝えて、次の面談でもう一度尋ねるとよいでしょう。
面談でうまく話せないことが続くときは、 どうすればよいですか。
面談でうまく話せないことが続くときは、前日に、話したいことと上司に期待することを1行で送っておき、当日の最初にその話から始めてみてください。冒頭に切り出しておけば、時間が足りなくなって言いそびれることを防げます。それでも話が前に進まないと感じるときは、面談の進め方そのものを上司に相談してみるのも1つの方法です。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/after-meeting-went-badly-follow-up
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: