部下の方へそのほかの面談
面談の最後に質問はないかと聞かれたら、 何を聞けばよいか
先に答え
上司との面談の最後に「何か質問はありますか」と聞かれたら、面談のあとに自分が動くために、まだ足りないことを1つ聞くとよいでしょう。面談で決めたことがあるなら、「いつまでに案をお出しすればよいでしょうか」のように、次にすることと期限を確認します。次にすることがはっきりしているなら、上司の意見や部署の方針、評価の見通しを聞いてもかまいません。採用面接の逆質問とは違い、自分をよく見せる質問を考える必要はありません。聞きたいことがなければ、次にすることを一言添えて「特にありません」と答えて大丈夫です。
数字で見る
KAKEAIの1万人調査では、面談のあと毎回のように行動に移れている人は4割に届きませんでした。上司の意見を聞きたい人や、会社や組織の考えを知るために面談をしている人も少なくありません。調査は面談の最後の質問については尋ねていませんが、最後の質問は、次に動くために足りないことを聞く機会として使うことをおすすめします。
- 60.7%
- 1万人調査
- 面談がそのあとの行動につながっているかについて、「半分くらいの回でそうなっている」以下を選んだ人の割合
- 「毎回そうなっている」「ほぼ毎回そうなっている」と答えた人は、合わせて39.3%でした。面談のあと毎回のように行動に移れている人は、4割に届かないということです。
- 33.6%
- 1万人調査
- 面談で上司に期待すること(5つまで選択)として、「意見を聞きたい」を選んだ人の割合
- 5つまで選べる問いで、最も多く選ばれた答えでした。「具体的なアドバイスがほしい」は32.0%です。上司の意見を聞きたいと考えて面談に臨む人は、少なくないということです。
- 38.5%
- 1万人調査
- 面談をしている理由(5つまで選択)として、「会社や組織の考えや状況を理解するため」を選んだ人の割合
- 「自分の仕事を進めるため」の52.8%に次いで、2番目に多い答えでした。自分の仕事を進めることに次いで、会社や組織の考えを知ることを面談に求めている人が多いということです。
1万人調査は、面談の最後にどんな質問をしたかについては尋ねていません。数字は、面談がそのあとの行動につながっているか、上司に何を期待しているか、何のために面談をしているかを尋ねた結果です。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
面談の最後に質問はないかと聞かれたら、 次に動くために足りないことを聞く
上司との面談の最後に「何か質問はありますか」と聞かれたら、面談のあとに自分が動くために、まだ足りないことを1つ聞くとよいでしょう。期限、自分が決めてよい範囲、上司の意見、会社や部署の方針などです。採用面接の「逆質問」とは違い、自分をよく見せるための質問を考える必要はありません。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談がそのあとの行動につながっているかを尋ねています。「半分くらいの回でそうなっている」、またはそれより少ないと答えた人は、合わせて60.7%でした。つまり、面談のあと毎回のように行動に移れている人は、4割に届かないということです。
面談の最後の質問は、決まったことを行動に移す前に、足りないことを聞く機会として使えます。聞くことの種類と、質問の例を表にまとめました。以下では、工場で生産管理を担当している人が、来月から主力製品の生産ラインが1本増えることについて上司と話した面談を例にします。
| 聞くこと | 質問の例 | 聞くとよいとき |
|---|---|---|
| 次にすることと期限 | 「いつまでに | 面談で |
| 自分が | 「私が | 新しく |
| 上司の意見 | 「課長でしたら、 | 迷っていることが |
| 会社や | 「部署として、 | 仕事の |
| 評価の見通し | 「今の | 期の |
面談の最後に聞く質問の例: 次にすることを確かめる
面談で決めたことがあるときは、最後の質問で、次に自分がすることと期限を確認しておくことをおすすめします。面談の中で話したつもりでも、誰がいつまでに何をするかが、二人の間でずれていることがあるからです。
- 今日決めた、夜勤の人数の見直しは、いつまでに案をお出しすればよいでしょうか。
- 確認ですが、来週までに私がするのは、ラインごとに必要な人数を出すことと、品質管理課への相談の2つで合っていますか。
新しく任された仕事があるときは、自分が決めてよい範囲を聞いておくと、あとで動きやすくなります。
- 夜勤の人数のうち、私が決めてよい範囲と、課長に判断していただく範囲を、確認させてください。
- 品質管理課には、私から相談してよいでしょうか。課長から先にお話しいただいたほうがよければ、そのようにします。
面談の最後に聞く質問の例: 上司の意見、 部署の方針、 評価の見通し
次にすることがはっきりしているときは、上司の意見や、会社や部署の方針、評価の見通しを聞くのもよいでしょう。
上司の意見を聞く質問
KAKEAIの1万人調査では、面談で上司に期待すること(5つまで選択)として最も多く選ばれたのは「意見を聞きたい」で、33.6%でした。「具体的なアドバイスがほしい」は32.0%です。つまり、上司の意見を聞きたいと考えて面談に臨む人は、少なくないということです。
面談の最後の質問は、上司の意見を伺うのにも向いています。
- 増産の計画表は、今週中にまとめる予定です。どの工程から先に固めるのがよいか、課長のご意見を伺えますか。
- 課長でしたら、人の配置と設備の点検の、どちらを先に進めますか。
- 私の進め方で、課長から見て、もっとこうしたほうがよいと思うところはありますか。
会社や部署の方針を聞く質問
KAKEAIの1万人調査では、面談をしている理由(5つまで選択)に「会社や組織の考えや状況を理解するため」を選んだ人が38.5%いました。「自分の仕事を進めるため」の52.8%に次いで、2番目に多い答えです。つまり、面談で会社や組織の考えを知りたい人は、仕事を進めたい人に次いで多いということです。
- 部署として、来期は増産と品質のどちらを優先する方針でしょうか。
- 工場全体の方針で、今決まっていることがあれば教えていただけますか。
- 増産が決まった背景を、もう少し詳しく教えていただけますか。現場の班長に説明するときに使いたいです。
評価の見通しを聞く質問
期の途中の面談なら、今の進め方が評価の面でどう見えているかを聞いてかまいません。KAKEAIは、普段の面談で評価の話をしてよく、むしろするべきだと考えています。評価の話を、半年に一度の面談に閉じ込めないためです。
- 今の進め方を続けた場合、評価の面で気をつけたほうがよいことはありますか。
- 今期の目標の「生産計画を一人で立てられる」について、今の私はどのあたりまでできているとお考えですか。
評価の結果そのものは、上司が一人で決められるとは限りません。聞くときは、結果の約束を求めるのではなく、今の時点での上司の考えと、評価の基準を尋ねます。
「特にありません」と答えてよいときと、 その言い方
次にすることも、上司に聞きたいこともはっきりしているときは、「特にありません」と答えてかまいません。その場合は、次に自分がすることを一言添えると、面談の終わりが分かりやすくなります。
- 特にありません。今日決めた通り、金曜までに必要な人数を出してご相談します。
その場で思いつかないときは、あとで聞いてよいかを尋ねておきます。
- 今は思いつかないので、何か出てきたら、明日チャットでお聞きしてもよいですか。
時間のかかる相談を思い出したときは、その場で始めず、次の面談に回すことを上司に提案してみてください。
- 1つ相談したいことがあるのですが、時間がかかりそうなので、次の面談の最初にお話ししてもよいでしょうか。
面談の最後の質問で避けたいこと
避けたいのは、分からない点を質問しないまま残すことと、反対に、最後の数分で質問を重ねすぎることの両方です。
- 分からない点があるのに「特にありません」で終える。期限や、自分が決めてよい範囲が分からないままだと、面談のあとで動きにくくなります。
- 逆に、質問を何個も重ねる。最後の質問は、1つか2つに絞ります。残りは、次の面談で話せば十分です。
- 間を埋めるためだけに、答えの決まっている質問をする。聞きたいことがないなら、次にすることを伝えて終えるほうが自然です。
- 上司の一存では決められないことを、その場で約束してもらおうとする。昇給や異動、評価の結果は、上司だけでは決められないことがあります。確認をお願いする形にします。
- ほかの人の評価や事情を尋ねる。上司が答えられない質問になってしまいます。
上司の一存では決められないことは、次のように確認をお願いします。
- 異動の希望については、人事に確認していただくことはできますか。わかったら教えていただけると助かります。
最後の質問を、上司の仕事を手伝う申し出に使う方法もあります。
- 私のほうで、課長のお仕事でお手伝いできることはありますか。
面談の最後の質問のあとに、 二人の時間を振り返る
最後の質問は、うまく聞けたかどうかより、面談のあとに二人が動けたかどうかで振り返ってみてください。
- 最後に確かめた期限や範囲が役に立ったら、次の面談でも同じように確認します。
- 上司の意見や部署の方針を仕事に生かせたら、次の面談で、どう生かしたかを伝えます。
- 前回の最後に聞いたことがあれば、次の面談は、その続きから始めます。
- 上司が引き受けたことがあれば、最後の質問の時間に、進み具合を二人で確認しておくとよいでしょう。
次の面談では、面談のあとに自分がすることを思い浮かべながら、足りないことを1つだけ聞いてみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
上司との面談で何を話せばよいか分からない、何を聞かれるのか不安だ、初めての面談で何から話せばよいか迷うというときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、次のことができます。
面談の前に、「1on1の準備」で。
何を話したいか、 上司に何を期待するかを、 面談の前に伝えたうえで面談を始められます。
テーマと期待する対応を選び、「この1on1へのメモ」に話したいことを書いて保存すると、上司の画面にも表示されます。期待する対応は、部下の側から選べます。1on1が始まると、Kakeai AI が開始の挨拶でテーマと期待する対応を挙げます。
…準備されたテーマは「競合調査と市場規模の試算」×「報告したい」の1つです。…
面談の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。
話すことが思いつかないときも、 今の仕事の中から話題を一つ選んで面談に入れます。
Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備を踏まえて、ご自身向けに、その回の入り方と、臨み方の工夫を最大3つ書きます。上司にどう関わってほしいかを自分から伝える提案が書かれることもあります。上司には、上司向けの別の内容が表示されます。
…「今日が初めてなので、まず私から一つ話しておきたいことを伝えてもいいですか」。…何を話すかは、今の仕事でうまくいっていること・少し気になっていること・聞いておきたいことのどれでも構いません。…
面談のあと、「1on1後のAIアドバイス」で。
返事が短く終わった場面で、 次に何と言えるかを、 具体的な一言の例として受け取れます。
Kakeai AI が、ご自身向けに、その回のよかった場面を取り上げ、次の1on1や日常で試せることを書きます。話が深まらずに終わった大事な場面があれば、次に言えそうな一言の例を添えることもあります。上司には別の内容が表示されます。
…「稟議の書き方を一度教えていただけますか」と具体的に言い出してみることも一つの選択肢です。
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よくある質問
上司との面談の最後に「何か質問は」と聞かれて、 何も思いつかないときはどうすればよいですか。
上司との面談の最後に聞きたいことが思いつかないときは、「特にありません」と答えてかまいません。その場合は、「今日決めた通り、金曜までに案を出してご相談します」のように、次に自分がすることを一言添えるとよいでしょう。あとで思いついたときのために、「何か出てきたら、チャットでお聞きしてもよいですか」と尋ねておくのも1つの方法です。
上司との面談の最後に、 評価について質問してもよいですか。
上司との面談の最後に、評価について質問してかまいません。期の途中の面談なら、「今の進め方を続けた場合、評価の面で気をつけたほうがよいことはありますか」のように、今の時点での上司の考えを聞くのがおすすめです。評価の結果そのものは、上司が一人で決められるとは限らないので、結果の約束ではなく、上司の考えと評価の基準を聞くようにします。
面談の最後の逆質問で、 避けたほうがよい質問はありますか。
上司との面談の最後の質問で避けたいのは、上司の一存では決められないことを、その場で約束してもらおうとする質問です。昇給や異動、評価の結果などが、これに当たります。そうしたことは、「人事に確認していただくことはできますか」と、確認をお願いする形で聞きます。ほかの人の評価や事情を尋ねる質問も、上司が答えにくいので避けたほうがよいでしょう。
上司との面談の最後の質問は、 いくつくらい用意しておけばよいですか。
上司との面談の最後の質問は、1つか2つで十分です。最後の数分で質問を重ねると、答えを聞く時間が足りなくなります。面談の前に、面談のあとで自分がすることを思い浮かべ、期限や決めてよい範囲など、足りなくなりそうなことを1つ考えておくとよいでしょう。時間のかかる相談は、次の面談の最初に回してもらえるよう、上司に提案してみてください。
採用面接の逆質問と、 上司との面談の最後の質問は、 何が違いますか。
採用面接の逆質問は、応募者が会社への関心を伝えたり、入社後の様子を知ったりするためのものです。一方、上司との面談の最後の質問は、面談のあとに自分が動くために足りないことを聞くためのものです。そのため、上司との面談では、自分をよく見せる質問を考える必要はありません。期限や自分が決めてよい範囲など、仕事に必要なことを聞けば十分です。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/questions-at-end-of-meeting-with-boss
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: