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部下の方へフィードバック

フィードバックをもらったときの返信とお礼の書き方

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

フィードバックをもらったときの返信は、「ありがとうございます。参考にします」で終えず、5つのことを短く書くことをおすすめします。お礼・何を受け取ったか(自分の言葉で)・何をいつから変えるか・分からなかった点の質問・結果を報告する時期の5つです。返信は、当日中に送るとよいでしょう。面談についての数字ですが、KAKEAIの1万人調査では、上司との面談が「ほぼ毎回」その後の行動につながっている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は56.7%でした。「半分くらいの回で」の人では15.7%です。返信に書く「何をいつから変えるか」は、聞いたことを行動に移す最初の一歩になります。

数字で見る

Kakeai AI 1on1の利用データでは、1on1の直後に部下が送る感想の点(すっきり度)は、初めの値から点を動かして送った回に限ると、4以上が99.0%でした。点の高さだけでは、その回のどこが役に立ったのかまでは分かりません。また、KAKEAIの1万人調査では、面談が行動につながっている人ほど、面談の成果を実感していました。どちらもフィードバックへの返信について尋ねた数字ではありませんが、返信に何を書くかを考えるときの手がかりになります。

99.0%
Kakeai AI 1on1 利用データ
部下が「すっきり度」(0〜5の点)を動かして送った回のうち、点が4以上だった割合
すっきり度は、1on1の直後に部下が送る、その回の感想の点です。初めの値から点を動かして送った回に限ると、ほぼすべてが4か5でした。点の高さだけでは、その回のどこが役に立ったのかまでは分かりません。
56.7%
1万人調査
上司との面談が「ほぼ毎回」その後の行動につながっている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
「半分くらいの回で」の人では15.7%でした。話したことが行動につながっている人ほど、面談の成果を実感している人の割合が高いということです。

1万人調査は、フィードバックへの返信やお礼について尋ねたものではありません。数字は、上司との面談がその後の行動につながっているかと、成果の実感を尋ねた結果です。すっきり度は、部下が点を送った回だけの数字で、画面の初めの値から点を動かして送った回に限っています。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

フィードバックへの返信は、お礼で終えない:返信に書く5つのこと

フィードバックをもらったときの返信は、「ありがとうございます。参考にします」で終えると、受け取ったことしか伝わりません。伝えた側は、役に立ったのか、何が変わるのか、分からない点はないかを知りたいと考えていることが多いものです。返信には、次の5つのことを短く書きます。お礼・何を受け取ったか・何をいつから変えるか・分からなかった点の質問・結果を報告する時期の5つです。

返信に書くこと書き方例
お礼1文で。時間を取ってもらったことに「提案書を見ていただき、ありがとうございます」
何を受け取ったか指摘を自分の言葉で言い直す「導入の効果が、お客様の数字で書けていない、という点だと理解しました」
何をいつから変えるか直す箇所と日を書く「3ページ目の効果の部分を、水曜までに書き直します」
分からなかった点の質問1つに絞る「過去の導入事例の数字は、どこを見れば分かりますか」
結果を報告する時期直したものを見てもらう日か、報告する日「直した版を木曜にお送りします」

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)には、1on1のあとに部下が送る「すっきり度」の集計があります。すっきり度は、その回の直後の感想を、部下が0〜5の点で送るものです。部下が初めの値から点を動かして送った回に限ると、4以上が99.0%でした。つまり、点を動かして送るときはほぼ4か5が選ばれていて、点の高さからは、その回の何がよかったのかまでは分かりません。

すっきり度は1on1の感想の点で、フィードバックへの返信を調べた数字ではありません。ただ、返信でも事情は似ていて、お礼の言葉だけでは、伝えた側はどこが役に立ったのかを知ることができません。そのため、何を受け取り、何を変えるかを文字にすることを、返信の中心にするとよいでしょう。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談が「ほぼ毎回」その後の行動につながっている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は56.7%でした。「半分くらいの回で」の人では15.7%です。つまり、話したことが行動につながっている人ほど、面談の成果を実感している人の割合が高いということです。

面談についての数字ですが、フィードバックへの返信も、聞いたことを行動に移す最初の一歩と考えられます。返信では、「何をいつから変えるか」の1行が特に大事です。

フィードバックへのお礼メールの例文:上司から提案書に指摘をもらったとき

以下では、取引先向けの提案書を課長に見てもらった場面を例にします。もらった指摘は、「導入の効果がお客様の数字で書けていない」「価格の説明が先に来ていて効果があとになっている」の2点です。返信は、当日中に、5つのことを短く書きます。

  • 件名:提案書へのご指摘のお礼と、修正の予定
  • 提案書を見ていただき、ありがとうございます。
  • ご指摘は、導入の効果がお客様の数字で書けていないことと、価格の説明が効果より先に来ていることの2点だと理解しました。
  • 3ページ目の効果の部分は、お客様の現在の処理件数をもとに書き直し、価格の説明は効果のあとに移します。水曜までに直します。
  • 1点だけ教えていただきたいのですが、過去の導入事例の数字は、どこを見れば分かりますか。
  • 直した版を木曜にお送りしますので、もう一度見ていただけると助かります。

件名には、何についての返信かを入れます。本文は、スクロールしなくても読める長さにとどめます。お礼の言葉を重ねるより、受け取ったことと変えることを、1行ずつはっきり書くほうが相手に伝わります。

場面別:フィードバックへの返信の例文

チャットで短く返すとき

チャットでは、お礼・受け取ったこと・変えることの3つに絞ります。質問と報告の時期は、必要なときだけ足します。

  • ありがとうございます。効果をお客様の数字で書く点、承知しました。3ページ目を水曜までに直して、もう一度お送りします。
  • ご指摘ありがとうございます。価格の説明は効果のあとに移します。導入事例の数字の出典だけ、あとで教えていただけますか。

口頭でもらったフィードバックに、その場で返すとき

口頭のときも、受け取ったことを自分の言葉で言い、何を変えるかを言います。あとでメールやチャットでも短く残すと、二人とも見返せます。

  • ありがとうございます。効果を数字で書く、価格を後ろに回す、の2点ですね。水曜までに直して、お持ちします。
  • 1つ伺いたいのですが、お客様の数字は、先方の担当の方に直接聞いてもよいでしょうか。

よかった点を伝えてもらったとき

よかった点を伝えてもらったときも、お礼だけで終えず、何がよかったと受け取ったかと、次も続けることを書きます。

  • ありがとうございます。お客様の課題を最初の1ページにまとめた点を評価していただけて、うれしいです。次の提案書でも、同じ構成で書きます。

納得できない点があるとき

納得できない点は、返信で反論するのではなく、質問と自分の考えの形で書きます。そのうえで、会って話したいことは、返信で続きの機会を頼みます。

  • ご指摘の、価格を効果のあとに移す点についてです。今回のお客様は、先に予算の上限を示されているので、価格を先に書いたほうが読んでいただきやすいと考えていました。この点だけ、次の1on1で5分ほどご相談させてください。
  • 効果を数字で書く点は、おっしゃる通りだと思います。こちらは水曜までに直します。

同僚や他部署の人から、フィードバックをもらったとき

同僚や他部署の人への返信も、組み方は同じです。相手の時間を使ってもらったことへのお礼と、何を変えるかを書きます。

  • 営業の立場からのご指摘、ありがとうございます。導入後の運用の負担が書けていない点は、私も気になっていました。2ページ目に1段落足して、明日お送りします。

社外の人から、フィードバックをもらったとき

取引先など社外の人への返信は、お礼と、受け取った内容の確認、対応の予定の3つを書きます。社内の事情は書きません。

  • ご確認いただき、ありがとうございます。導入後のサポートの体制について、より具体的な記載をご希望とのこと、承知いたしました。来週の火曜までに、該当の箇所を修正した版をお送りいたします。

フィードバックへの返信で、避けたい書き方

避けたいのは、お礼だけで終えることと、逆に、返信で反論を書き連ねることの両方です。

  • 「ありがとうございます。参考にします」だけで終える。受け取ったことしか伝わらず、何が変わるのかが相手に分かりません。
  • 丁寧すぎる長文のお礼。お礼の言葉を重ねるほど、何を変えるかの1行が埋もれます。お礼は1文で十分です。
  • 納得できない点を、返信で反論として書く。文字での反論は、会って話すより角が立ちやすいものです。質問と自分の考えの形で書き、続きは会って話す機会を頼みます。
  • 逆に、納得できない点を黙って受け流す。直さないまま次の版を出すと、相手は意見が無視されたと受け取るかもしれません。
  • 返信を、自分の努力や成果を強調する場にする。「ここまで頑張ったのですが」が長くなると、指摘への返事が見えなくなります。
  • 返信を数日後に送る。相手は、伝わったのかどうかを気にしています。短くてもよいので、当日中に送ります。

返信のあとにすること:結果の報告の書き方

返信で書いた「何をいつから変えるか」は、変えたあとに結果を報告してはじめて、相手に伝わります。報告は、直したものを見てもらうときと、仕事の結果が出たときの2回に分けると、相手も見やすくなります。

  • 先日ご指摘いただいた提案書の、3ページ目の効果の部分を書き直しました。お客様の現在の処理件数をもとに、導入後の見込みを書いています。もう一度見ていただけますか。
  • 先週お送りした提案書の結果のご報告です。お客様からは、効果の部分が分かりやすいと言っていただけました。価格については追加の質問があり、来週あらためて説明に行きます。
  • 課長のご指摘のうち、効果を数字で書いた点が、先方の部長への説明で一番役に立ちました。ありがとうございました。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談のよしあしは、そのあとの行動で見るものだと考えています。フィードバックへの返信でも、お礼の言葉の丁寧さより、何を変えると書き、実際に変えたかを大事にするとよいでしょう。

フィードバックへの返信がうまくいったかを、どこで見るか

返信がうまくいったかどうかは、相手から「丁寧な返信ですね」と言われたかではなく、そのあとの仕事とやり取りで振り返ります。

  • 返信に「何をいつから変えるか」を1行で書けていたら、次は、その日までに直したものを見てもらいます。
  • 返信を送ったあとに相手から追加の説明が来たなら、受け取り方にずれがあったのかもしれません。次の返信では、受け取った内容を、相手の言葉を引きながら書いてみてください。
  • 分からなかった点があったのに質問を書かなかったなら、次の返信では、質問を1つだけ添えます。
  • 直したものを約束した日に見てもらえたら、仕事の結果が出たところで、もう一度結果を報告します。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

上司から受けたフィードバックを落ち着いて受け止め直し、仕事にどう生かすかを決めたいときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。

1on1の終了後に、履歴の「1on1のAI要約」で。

言われたことを印象だけに頼らず、記録を読み返して、事実と上司の見方と直し方を分けて考えられます。

話のまとまりごとの見出しと要点で、上司が何をどんな理由で伝え、そのあと何を決めたかが残ります。「文字起こし全文を確認」で、発言者名つきの全文も見られます。お二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

C社提案書の見直し 西村さんは「読むのは工場長とか忙しい人だから」と、最初の1枚で決まると話し、冒頭に機能ではなく導入効果(ラインの停止が減るなど)を数字で書くよう伝えた。…藤本さんがC社への提案書更新版を7月中に出し直すことになった。

1on1の終了後に、「1on1後のAIアドバイス」で。

受け取った指摘を、何を変えたのかが伝わる形で仕事に反映し、返すときの言葉まで準備できます。

ご自身向けの「次の1on1や日常へ向けて」で、次の1on1を待たずに日々の仕事でできる小さな工夫を提案することがあります。たとえば、直した提案書を出し直すときに添える一言が提案されます。上司には上司向けの別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

C社に更新版を出し直すとき、一言添えてみる手があります。たとえば「今回は効果を最初の1枚にまとめました」と書き添えると、何を変えたかが相手に伝わり、「検討します」で止まっていた状況を動かす一押しになるかもしれません。

1on1の前後や実施中に、「自分用のメモ」で。

上司に見せずに、聞きたいことや受け止めきれなかったことを書き留め、それも踏まえたアドバイスを受け取れます。

「自分用のメモ」は、ご自身だけに表示されるメモで、上司にも、システム管理者にも表示されません。実施中は画面の左の列から開け、終了後も履歴で編集できます。Kakeai AI は、この内容をご自身向けのアドバイスにだけ使います。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

自分用メモに「リストの絞り方。C社の提案書、何が足りないか」と書いていた通り、今日は二つの問いを持ち込んでいます。

1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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この手引きの数字のもとになった、1万人調査のレポート

1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)

  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

フィードバックをもらったとき、お礼の返信には何を書けばよいですか。

フィードバックをもらったときのお礼の返信には、5つのことを短く書きます。お礼・何を受け取ったか(指摘を自分の言葉で言い直す)・何をいつから変えるか・分からなかった点の質問・結果を報告する時期の5つです。「提案書を見ていただきありがとうございます。効果が数字で書けていない点だと理解しました。3ページ目を水曜までに書き直し、木曜に直した版をお送りします」という形です。当日中に送ることをおすすめします。

上司からのフィードバックへの返信は、メールで送るべきですか、直接伝えるべきですか。

上司からのフィードバックへの返信は、もらった形に合わせてかまいません。口頭でもらったときはその場で受け取ったことと変えることを言い、あとでメールかチャットでも短く残すと、二人とも見返せます。メールでもらったときはメールで返します。納得できない点があって話したいときは、返信には質問と自分の考えだけを書き、「次の1on1で5分ほどご相談させてください」と、会って話す機会を頼むとよいでしょう。

フィードバックに納得できないとき、返信にはどう書けばよいですか。

フィードバックに納得できないときは、返信で反論を書くのではなく、質問と自分の考えの形で書くと、角が立ちにくくなります。「今回のお客様は予算の上限を先に示されているので、価格を先に書いたほうが読みやすいと考えていました。この点だけ次の1on1でご相談させてください」のように、事情を情報として伝え、続きは会って話す機会を頼みます。納得できる点については、変えることを先に書きます。

フィードバックへのお礼は、「ありがとうございます。参考にします」だけでは失礼ですか。

「ありがとうございます。参考にします」だけの返信は、失礼ではありませんが、受け取ったことしか伝わりません。伝えた側は、役に立ったのか、何が変わるのかを知りたいことが多いものです。お礼のあとに、指摘を自分の言葉で言い直した1文と、何をいつから変えるかの1文を足すだけで、返信は相手に使えるものになります。長い文章にする必要はなく、3〜4行で十分です。

フィードバックをもとに直した結果は、いつ、どう報告すればよいですか。

フィードバックをもとに直した結果は、直したものを見てもらうときと、仕事の結果が出たときの2回に分けて報告すると、相手も見やすくなります。1回目は返信で約束した日に「3ページ目を書き直しました。もう一度見ていただけますか」と送ります。2回目は結果が出たあとに、相手の指摘のどこが役に立ったかを添えて伝えます。相手は、自分の意見が使われたかを、言われなければ知る機会がありません。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/how-to-reply-and-thank-for-feedback

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: