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上司の方へ管理職・マネジメント

目標管理(MBO)で部下をマネジメントする方法

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

目標管理(MBO)で部下をマネジメントするには、目標を書く期初と達成度を評価する期末の2回の手続きで終えないことが要点です。期の途中も、部下が自分で進み具合を判断できるように、上司は達成の基準や必要な情報、迷ったときの判断を伝え続けます。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談が半年に一度の人のうち、面談で人事評価の話をしている人は69.8%でした。面談の頻度を4つに分けた集計では、週1回以上の人は25.8%です。面談についての数字ですが、目標の達成度の話も、普段の面談では出にくいと考えられます。目標は会社の目標とつなげて二人で決め、月に1回ほど普段の面談で進み具合と評価の見通しを一緒に見ることをおすすめします。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談の間隔が長い人ほど、面談で人事評価の話をしている人の割合が高くなっていました。面談のあと行動につながりにくい理由としては、スキルの不足より、必要な情報が揃っていないことや、ありたい状態が定まっていないことのほうが多く挙がっています。面談についての数字ですが、目標管理(MBO)の期の途中の面談でも、上司が達成の基準や必要な情報を伝えることは、部下が自分で進み具合を判断する助けになるかもしれません。

69.8%
1万人調査
上司との面談が半年に一度の人のうち、面談で人事評価の話をしている人の割合
面談の頻度を4つに分けた集計では、週1回以上の人は25.8%でした。面談の間隔が長い人ほど、面談で評価の話をしている人の割合が高く、評価の話は普段の面談では少ないということです。
15.9%
1万人調査
面談が行動につながるのが半分くらいの回かそれより少ない人のうち、情報が揃っていないことを理由に挙げた人の割合
「スキルが不足していてできない」を挙げた人は9.1%でした。スキルの不足より、情報が揃っていないことのほうが多く挙がっています。行動に移るには、必要な情報が本人の手元にあることが助けになるでしょう。
11.0%
1万人調査
面談が行動につながるのが半分くらいの回かそれより少ない人のうち、確信が持てないことを理由に挙げた人の割合
「裁量や権限がなくできない」を挙げた人は9.4%でした。判断の材料があっても確信が持てないことや、自分に決める権限がないことも、行動に移れない理由として挙がっているということです。

1万人調査は、部下の立場で上司との定期的な面談について尋ねたもので、目標管理(MBO)の運用そのものは尋ねていません。行動につながらない理由は、面談が行動につながるのは半分くらいの回か、それより少ないと答えた人に、5つまで選んでもらったものです。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

目標管理(MBO)とは何か:目標による管理と、部下自身による進み具合の判断

目標管理(MBO)とは、英語のManagement by Objectivesの訳です。部下自身が会社や部署の目標とつながる自分の目標を立て、その目標に沿って仕事を進めるマネジメントの考え方を指します。期の途中は本人が進み具合を判断しながら動き、上司はその判断に必要な基準や情報を伝えます。経営学者のピーター・ドラッカーが提唱した考え方で、もとの名前は「目標による管理と自己統制」でした。上司が目標を割り振って達成度を測る仕組みではなく、本人が自分の仕事の進み具合を自分で判断できる状態を作ることが中心にあります。

日本の多くの会社では、目標管理は人事評価の制度(目標管理制度)として広まりました。期初に目標管理シートへ目標を書き、期末に達成度を評価する、という手続きです。この手続きは目標管理の一部ですが、手続きだけが残ると、「目標を書く日」と「達成度を評価する日」の2回で運用されるようになります。そのとき抜け落ちやすいのが、期の途中で部下が自分で進み具合を判断して動く、自己統制の部分です。

目標管理(MBO)の要素手続きとしての運用で残るもの本来の中身
期初:目標を立てる目標管理シートに目標の文を書き、上司が承認する会社や部署の目標と部下の仕事をつなぎ、期末に何ができていれば達成かを二人で決める
期の途中:自己統制決まった手続きがない部下が進み具合を自分で判断して動けるように、上司が基準や情報を伝え、迷ったときは判断を示す
期末:達成度の評価達成度を点数にして評価に反映する達成度とその理由を二人で振り返り、次の期の目標につなげる

以下では、3つの要素をどう進めるかを、経理課の課長と、月次決算を担当している部下の例で書きます。部下の目標は「月次の締めを、翌月5営業日から3営業日に短くする」です。

目標管理(MBO)がうまく働かないのはどこか:期の途中に目標が会話から消える

目標管理がうまく働かないとき、問題は目標の文の出来より、期の途中に目標が上司と部下の会話に出てこないことにある場合が多いようです。目標が会話に出なければ、部下は自分の進み具合を判断する材料を得られず、上司は期末まで達成度を知らないまま過ぎます。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、部下の立場で、上司との定期的な面談について尋ねたものです。この調査では、上司との面談が半年に一度の人のうち、面談で人事評価の話をしている人は69.8%でした。面談の頻度を4つに分けた集計では、週1回以上の人は25.8%です。面談の間隔が長い人ほど、面談で評価の話をしている人の割合が高いということです。目標管理を尋ねた数字ではありませんが、目標の達成度が人事評価の材料になっている会社では、達成度の話も、普段の面談では出にくいと考えられます。

KAKEAIの1万人調査では、面談のあと行動につながるのが半分くらいの回か、それより少ないと答えた人に、その理由を5つまで選んでもらっています。「行動するために必要な情報が揃っていない」は15.9%、「ありたい状態が定まっていない」は16.3%で、「スキルが不足していてできない」の9.1%より多く選ばれました。「判断材料はあるが確信がもてない(不安・恐れ・迷い)」は11.0%、「裁量や権限がなくできない」は9.4%です。面談で話したことが行動に移らない理由として、スキルの不足より、情報が揃っていないことや、ありたい状態が定まっていないことのほうが多く挙がっていました。

部下が自分で進み具合を判断して動くには、次の4つの材料が本人の手元にあるとよいと考えられます。何ができれば達成なのかという基準、今の状況についての情報、迷ったときの上司の判断、そして自分で決めてよい範囲です。目標管理の期の途中で上司ができるのは、部下の手元にない材料を伝え、足りないところを補うことです。

目標管理(MBO)の進め方:期初・期の途中・期末で上司がすること

目標管理の進め方は、期初・期の途中・期末の3つの時点に分けて考えると整理しやすくなります。手続きとして決まっているのは期初と期末ですが、上司の関わりが一番要るのは期の途中です。

期初:目標と「達成と言える状態」を二人で決める

期初の面談では、会社や部署の目標を部下の仕事の言葉に置き換えて伝え、部下の考えと上司の考えを出し合ったうえで、期末に何ができていれば達成かを二人で決めます。目標の文を整えることに時間を使うより、達成の基準と、期の途中にいつ話すかを決めることを優先してください。

  1. 部署の目標を、部下の仕事とつなげて伝えます。
  • 今期の部の目標は、決算の数字を経営会議に早く出すことです。経理課では、月次の締めを早めることが一番の近道だと考えています。
  1. 目標の案について、部下の考えを聞きます。部下自身の仕事の目標なので、本人がどこまで進めたいと考えているかを知ったうえで、上司の考えも伝えるとよいでしょう。
  • 月次の締めについて、今期はどこまで進められそうだと考えていますか。○○さんの案を教えてもらえますか。
  • 3営業日という案に、私も賛成です。去年の実績を見ても、無理な数字ではないと思います。
  1. 期末に達成と言える状態を、二人で決めます。
  • 達成と言える状態を決めておきませんか。たとえば「3か月続けて、3営業日以内に締めを終えた」ではどうでしょう。
  • 締めが長引いた月があっても、他部署の都合のように理由がはっきりしているときは、その月を達成の判断に含めるかどうかを、一緒に話して決めましょう。
  1. 期の途中にいつ話すかを決めます。
  • 月に1回の1on1で、締めにかかった日数と、長引いた理由を一緒に見ていきましょう。

目標には、部下が自分で動かせる部分と、他部署や上司の判断が要る部分が混ざっています。月次の締めの例では、経理課の作業の手順は部下が変えられますが、営業部からの売上の報告の日程は変えられません。どこまでが本人の裁量で、どこから上司が動くのかを、期初に話しておくとよいでしょう。

  • 経理課の中の手順は、○○さんの判断で変えてかまいません。他の部署に日程の変更をお願いする話は、私が引き受けます。

期の途中:部下が自分で判断するための材料をそろえる

期の途中の面談では、目標を毎回の話題に入れます。そのうえで、部下が進み具合を自分で判断できるように、上司は基準や情報を伝え、必要なときは判断を示します。進み具合を上司が点検する時間ではなく、部下が自分の判断を言葉にし、上司が足りない材料を補う時間にしてください。

進み具合について、部下自身の判断を聞きます。

  • 今月の締めは4営業日でしたね。目標の3営業日と比べて、○○さん自身はどう感じていますか。
  • 長引いた理由は、どこにあったと考えていますか。

部下が持っていない情報を伝えます。

  • 営業部の売上の報告が遅れた話ですが、営業部の締めの日程は来月から変わる予定です。決まっている範囲でお話しします。
  • 会計システムの入れ替えが、来期の初めに決まりました。今期の目標には影響しない見込みです。

判断と、自分で決めてよい範囲を伝えます。

  • 報告が遅れたときに仮の数字で先に進めるかどうかは、○○さんの判断で決めてもらってかまいません。あとで差額だけ直す形にしましょう。
  • 営業部への催促は、私から部長に話したほうが早そうです。今週中に話して、結果をお伝えします。

評価の見通しを、期末を待たずに伝えます。目標の進み具合は、人事評価と切り離せません。期の途中でも、その時点での上司の考えを理由と一緒に伝えてください。

  • この目標については、今のところ順調だと私は考えています。2か月続けて3営業日で締められているからです。
  • 全体の評価は、他の目標も含めて期末に改めて話します。ただ、この目標の見通しは、期末まで待たずに毎月お伝えします。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、評価の話は半年に一度の面談に閉じ込めず、普段の面談で進めるものだと考えています。目標管理の達成度の話も同じです。期末に初めて達成度の判断を聞かされると、部下には、期の途中で手を打つ機会がありません。

環境が変わったら、目標を書き換えます。期初に決めた目標が、その後の変化で合わなくなることもあります。合わなくなった目標を期末までそのまま置くと、部下は達成できない目標に向けて動き続けることになります。気づいた時点で、二人で見直してください。

  • 会計システムの入れ替えが、来月に早まりました。この状況で3営業日は厳しいかもしれません。目標の数字を見直すか、期限をずらすか、一緒に考えませんか。
  • 見直した内容は、私から人事に確認して、目標管理シートの書き換えができるかをお伝えします。

期末:達成度とその理由を二人で振り返る

期末の面談では、達成できたかどうかの確認で終えず、何が効いて何が妨げになったのかを二人で振り返り、次の期の目標につなげます。達成度についての上司の考えは、理由と一緒に、上司の考えとして伝えてください。

  • 3か月続けて3営業日で締められましたね。この目標は達成だと、私は考えています。○○さんは、どこが一番効いたと感じていますか。
  • 仮の数字で先に進める判断を、○○さんが自分でできるようになったことが大きかったと思います。

達成に届かなかったときも、理由を部下の側だけに求めないでください。期の途中に上司が伝えるべきだった情報や判断が遅れていたなら、そのことも振り返りに含めます。

  • 3営業日には届きませんでしたが、5営業日から4営業日には短くなりました。届かなかった理由を、一緒に整理させてください。
  • 営業部との日程の調整は、私がもっと早く動くべきでした。来期は、期の初めに私から部長に話します。

次の期の目標は、今期の振り返りから続けて考えると、部下にとっても自分の仕事の延長として考えやすくなります。

  • 来期は、締めの早さを保ちながら、○○さんが後輩に手順を教えることも目標に入れてみませんか。○○さんの考えも教えてください。

目標管理(MBO)で避けたいこと

目標管理で避けたいのは、手続きの部分だけを丁寧に行い、期の途中の自己統制の部分を抜かしてしまう運用です。

  • 目標管理シートの文を磨くことに、時間を使い切る。目標の文が整っていても、期末に二人が同じ判断になる基準がなければ、達成度の話は食い違います。文より先に、達成と言える状態を決めてください。
  • 達成度をそのまま評価に結びつけて、期の途中は触れない。達成度が評価に直結し、途中で話す機会もないと、部下は低い目標を立てたくなりがちです。期の途中に目標の話をし、見通しを伝えることで、高い目標にも取り組みやすくなるでしょう。
  • 上司が目標を割り振るだけで終える。部下が目標を自分のものとして受け取る機会がなくなります。逆に、部下が一人で書いて上司は承認するだけというやり方も、会社の目標とのつながりが切れやすく、同じように避けたいことです。
  • 目標管理シートの提出率や、面談の実施率で、運用のよしあしを見る。KAKEAIは、面談のよしあしを、話せたか、実施したかで見ることをおすすめしません。目標管理も同じで、見るのは、期の途中に部下の仕事が動いたかどうかです。
  • 環境が変わっても、期初の目標を書き換えない。合わなくなった目標を置いたままにすると、期末の評価の面談で、部下は達成できなかった理由の説明から始めることになります。

目標管理(MBO)がうまくいっているかの振り返り方

目標管理がうまくいっているかどうかは、目標管理シートが期限までに提出されたかではなく、期の途中の面談で目標がどう扱われたかで見るとよいでしょう。期の半ばを過ぎたあたりで、次の点を振り返ってみてください。

  • 期の途中の面談で、目標が話題に出た回は、何回あったでしょうか。
  • 進み具合についての部下の考えと上司の考えは、近かったでしょうか。違っていたなら、達成の基準の受け取り方が、どこで違っていたのでしょうか。
  • 上司が伝えると言った情報や判断は、約束した日までに伝えられていたでしょうか。
  • 期末の評価の面談で、部下が初めて知る話はなかったでしょうか。

期末の面談で部下が初めて知る話があったなら、次の期は、月に1回の面談で目標の見通しを伝えることから始めてみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

仕事を任せる範囲や、誰が判断するのかがはっきりしないまま話が終わり、あとで二人の理解が食い違ってしまうときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

1on1の最中、次の一歩の候補が出るとき。

部下に任せることと上司が引き受けることを、1on1の中で担当と期限の形にして分けられます。

会話の中から次に取り組むことが出てくると、Kakeai AI がその発言をもとに次の一歩の候補を作り、担当と期限を入力していきます。上司が引き取ったことが候補になることもあります。決めるのはお二人で、どちらからも「決定する」をクリックできます。終わり際に球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)を押すと、部下の分と上司の分を分けて確かめようという提案が出ることもあります。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

残り3分ほどです。今日話した「仕様書の体裁」と「試作工程と海外仕様」の件で、柳瀬さんが石田さんへの確認を引き取り、長谷部さんが両工程を用意する形になっています。この二つ、期限や連絡のタイミングをお二人でここで一つ確かめておきますか。

1on1の最中と終了後、「1on1のAI要約」で。

部下が自分で決めてよい範囲と、上司が判断することの分け方を、あとから二人で同じ記録で見返せます。

Kakeai AI が、話のまとまりごとの要点に、何が決まり、誰が何を担当し、どの判断を誰が行うかを、話した内容をもとに書きます。お二人の画面に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

Gマーク認証は必須でなく要望として表に入れており、取得要否の判断は柳瀬さん側(営業含む)が行う。

相手との「概要」の画面のダイジェストで。

決めたことが実行まで進んだかを二人が同じ文章で確かめてから、次に試すことを話し合えます。

ダイジェストは、この半年のお二人の1on1を Kakeai AI が文章にしたものです。これまでの流れ、いま途中になっている話とそれが誰の手元にあるか、決まった次の一歩とその実行の順に書かれ、1on1が終わるたびに書き直されます。お二人に同じものが表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…6月22日の「バンコク要件確認」の話から、小野寺さんがタイ拠点(バンコク)との要件確認…を7月6日までに行うことが決まっています。決まった一歩は2件、実行済みは1件です。

1on1の実態を1万人のデータで見たい方は、無料のレポートをお受け取りください。

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  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
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よくある質問

目標管理(MBO)とは何ですか。簡単に教えてください。

目標管理(MBO)とは、部下自身が、会社や部署の目標とつながる自分の目標を立て、期の途中は進み具合を自分で判断しながら仕事を進めるマネジメントの考え方です。上司は、そのために必要な基準や情報を伝え、迷ったときは判断を示します。経営学者のピーター・ドラッカーが提唱し、もとの名前は「目標による管理と自己統制」です。日本では、期初に目標を書き、期末に達成度を評価する人事評価の制度として広まっています。

目標管理(MBO)とOKRは、何が違いますか。

目標管理(MBO)とOKRの違いは、目標を見直す周期と、評価との結びつきにあります。目標管理(MBO)は、半年や1年の期で目標を立て、達成度が人事評価の材料になることが多い方法です。OKRは、目標と成果の指標を3か月ほどの短い周期で立てて見直し、評価と直接は結びつけないことが多い方法です。どちらでも、期の途中に目標が上司と部下の会話に出ているかどうかが大事になります。

目標管理(MBO)で、部下が低い目標ばかり立てるときはどうすればよいですか。

目標管理(MBO)で部下が低い目標を立てるときは、達成度がそのまま評価に結びつき、期の途中に見直す機会もないと部下が受け取っているのかもしれません。上司は、高い目標に取り組んだときの扱いを期初に説明し、期の途中は月1回ほど進み具合と評価の見通しを伝えてください。「この目標には、どこまで挑戦してみたいですか」と部下の考えを尋ねてみるとよいでしょう。制度上の扱いは、上司が人事に確認してから部下に伝えます。

目標管理(MBO)の期の途中で、環境が変わって目標が合わなくなったらどうしますか。

目標管理(MBO)の期の途中で環境が変わり、期初の目標が合わなくなったときは、気づいた時点で上司と部下が二人で目標を見直します。合わなくなった目標を期末まで置いたままにすると、部下は達成できない目標に向けて動き続け、期末の面談は達成できなかった理由の説明から始まることになります。目標管理シートの書き換えが制度上できるかどうかは、上司が人事に確認し、結果を部下に伝えてください。

目標管理(MBO)の達成度は、そのまま人事評価にしてよいですか。

目標管理(MBO)の達成度を人事評価にどう使うかは、会社の評価制度の決まりに従います。そのうえで、達成度の数字だけで判断せず、達成できた理由と、できなかった理由を上司と部下が一緒に振り返ることをおすすめします。他部署の都合や上司の判断の遅れで届かなかった目標と、本人の仕事の進め方で届かなかった目標は、同じ達成度でも中身が違います。上司の評価は、理由と一緒に、上司の考えとして伝えてください。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/management-by-objectives-mbo-how-to-run

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: