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部下の方へキャリア・退職・目標設定ほか

退職面談が面倒・拒否したいとき

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

退職面談が面倒で受けたくないときは、断れるかどうかを自分で決めつけず、まず人事に確認してください。会社の決まりで定められているか、任意の面談かは、会社によって違います。任意であれば、断ることも短くすることも頼めます。受ける場合は、引き継ぎと申し送りを1つ伝えることを用件にすると、面談は短く済みます。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人は13.1%でした。回答者全体の31.9%を大きく下回り、義務感だけで受ける面談は成果を実感しにくいことがうかがえます。退職面談の数字ではありませんが、受けるなら、自分の用件を持って行くとよいでしょう。

数字で見る

面談の困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人は、面談が成果につながっていると感じる割合が低くなっています。また、普段の面談でも、話したことが行動につながるのは半分くらいの回かそれより少ない、と答えた人が60.7%いました。退職面談の数字ではありませんが、話しただけでは行動につながらないことも多いと考えられます。受けるなら、誰が何をするかまで決められる引き継ぎと申し送りを、自分の用件にすることをおすすめします。

14.7%
1万人調査
面談の困りごと(複数回答)に、「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人の割合
この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は13.1%で、回答者全体の31.9%を大きく下回ります。義務感を抱えたまま受ける面談では、受ける側が成果を実感しにくいことがうかがえます。
60.7%
1万人調査
上司との面談がそのあとの行動につながるのが、「半分くらいの回」かそれより少ないと答えた人の割合
「毎回」「ほぼ毎回」つながっていると答えた人は、合わせて39.3%でした。多くの人にとって、面談で話したことが行動につながらない回は珍しくない、ということです。

1万人調査は、上司との定期的な面談について尋ねたもので、退職面談については尋ねていません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

退職面談が面倒で受けたくないとき、まず確認すること

退職面談が面倒で受けたくないときは、断れるかどうかを自分で決めつけず、まず人事に確認することをおすすめします。退職面談が会社の決まりとして定められているのか、任意の面談なのかは会社によって違うため、断れるかどうかは一概には言えません。任意の面談であれば、断ることも、時間を短くしてもらうことも頼めます。受ける場合も、自分の用件を決めて行けば、面談は短く済みます。

退職面談は、上司と行う場合と、人事の担当と行う場合があります。会社の側の目的は、辞める理由を聞くこと・引き継ぎを確認すること・手続きを進めることの3つに分かれます。どれが中心かは、会社によって違います。辞める側にとっては、理由を話しても自分に返ってくるものが少ないと感じやすく、面倒に思うのは自然なことです。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で困っていること(複数回答)として「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人が14.7%いました。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は13.1%で、回答者全体の31.9%を大きく下回ります。やらされ感を抱えたまま受ける面談は、受ける側に成果の実感が残りにくい、ということです。退職面談について尋ねた数字ではありませんが、義務としてだけ受けるより、自分の用件を決めて受けるほうが、退職面談でも得るものがあるかもしれません。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、面談のよしあしは、そのあとの行動で見るものだと考えています。退職面談で言えば、面談のあとに引き継ぎが進んだか、残る人が明日から使えることが伝わったかが、よしあしの物差しになります。

以下では、ウェブ広告の運用(出稿の設定と月次の報告)を担当している人が、来月末で退職することが決まり、人事から退職面談の案内を受けた場面を例にします。上司は課長です。

退職面談を断る・短くする・相手を選ぶときの頼み方

退職面談を受けたくないときは、黙って欠席せず、希望を人事か上司に言葉で伝えてください。頼み方は、断りたいのか、短くしたいのか、話す相手を選びたいのかで変わります。

希望誰に頼むか頼み方の例
面談そのものを断りたい人事「退職面談は任意でしょうか。差し支えなければ辞退して、残りの時間を引き継ぎに使いたいと考えています」
短くしたい人事か上司「引き継ぎの確認を中心に、15分ほどでお願いできますか」
上司ではなく人事と話したい人事「退職の理由については、人事の方とお話ししたいです。課長とは、引き継ぎの話を中心にしたいと考えています」
書面で済ませたい人事「アンケートや書面があれば、そちらで回答する形でもかまいませんか」

会社の決まりとして退職面談が定められている場合、断れるかどうかや、欠席したときの扱いは、会社によって違います。就業規則を読み、人事の担当に確かめてください。決まりがある会社でも、時間を短くすることや、話す中身を引き継ぎに絞ることは、頼んでみる余地があります。

  • 退職面談のご案内をありがとうございます。面談は任意でしょうか。それとも、必ず行うものでしょうか。
  • 引き継ぎの時間を多く取りたいので、面談は15分ほどにしていただけると助かります。
  • 面談で聞かれる内容を、前もって教えていただけますか。答えられることを整理しておきます。

退職面談を受けるなら、自分の用件を1つ決めて行く

退職面談を受けると決めたら、会社の質問に答えるだけの時間にせず、自分の用件を1つ決めて行くことをおすすめします。用件があると、面談は短く済み、自分にとっても意味のあるものになりやすいでしょう。用件になるのは、引き継ぎで困っていること、残る人への申し送り、手続きの確認のどれかです。

  • 引き継ぎで1つ、お願いしたいことがあります。月初の広告の報告は、私がいなくなって最初の月だけ、△△さんが作ったものを課長に見ていただけますか。
  • 広告アカウントの設定は手順書にまとめました。ただ、○○社様の予算の上限だけは、手順書に書いていない経緯があるので、口頭で引き継ぎたいです。
  • 有給の消化と最終出社日について、人事に出した内容と課長の認識が合っているか、確認したいです。
  • 私が使っていた分析ツールの契約は、月末で止める予定です。残す必要があれば、今週中に教えていただけますか。

KAKEAIの1万人調査では、上司との面談がそのあとの行動につながるのが「半分くらいの回」かそれより少ない、と答えた人が60.7%でした。「毎回」「ほぼ毎回」つながっていると答えた人は、合わせて39.3%です。普段の面談でも、話しただけでは、そのまま行動につながるとは限らないということです。退職面談はこの調査の対象ではなく、話した理由が会社や職場を変えるかどうかも分かりません。そのため、面談では、誰が何をするかまで決められる引き継ぎと申し送りを優先することをおすすめします。

上司の側にも事情があります。上司も、人事から退職面談を頼まれている立場であることが多く、残る人の仕事が回るかどうかを気にかけていると考えられます。辞める理由を聞くのは、上司にとっても気の重いことかもしれません。引き継ぎの話から入ると、上司にとっても進めやすい面談になるでしょう。

退職の理由をどこまで話すか、引き止められたらどう返すか

退職の理由をどこまで話すかは、自分で決めてかまいません。転職先、新しい年収、家庭や健康の事情は、話さなくてよいことです。話すなら、残る人に使える形で、仕事の事実として伝えることをおすすめします。

  • 理由は1つではありませんが、一番大きいのは、出稿の設定と月次の報告を一人で見る体制が3年続いたことです。残る人のために、分担の見直しを検討していただけるとありがたいです。
  • 転職先については、お話を控えたいです。ご理解いただけると助かります。
  • 人の名前を挙げての話は控えます。仕事の進め方の話として、2点だけお伝えします。
  • この会社で広告の運用を一から任せてもらえたことには、感謝しています。

退職の理由にハラスメントや健康の問題が含まれるときは、上司との面談の中だけで話さず、会社の決まりに沿って人事の担当か、会社が設けている相談の窓口に伝えてください。伝えた内容がどのように扱われるかは会社の決まりによるため、窓口で尋ねてみてください。

引き止められたときは、決めたことと、感謝していることを分けて伝えると、角を立てずに返せます。条件の話が出たら、その場で判断せず、人事を通してもらうよう伝えてください。

  • ありがとうございます。ただ、決めたことなので、時期を変えるつもりはありません。
  • 条件のお話は、人事の方を通していただけますか。この場ではお答えできません。
  • 評価していただいていたことは、うれしく思います。残りの1か月は、引き継ぎに力を使いたいです。

退職面談で避けたいこと

避けたいのは、黙って欠席することと、不満をすべて言って帰ることです。逆に、聞かれたことに「特にありません」とだけ答えて、引き継ぎの話もせずに終えるのも、自分にとって得るものがありません。

  • 無断で欠席する、返事をしない。面倒でも、断りたいなら断りたいと伝えてください。黙って欠席すると、残りの出社日のやり取りがぎこちなくなりかねません。
  • 会社や上司への不満をすべて言って帰る。言った内容が会社を変えるかどうかは分かりません。残る人に使える形で、仕事の事実に絞って伝えるとよいでしょう。
  • 「特にありません」だけで終える。引き継ぎの困りごとや手続きの確認は、自分のための用件です。1つは用意して行くことをおすすめします。
  • 引き止めに応じて、退職の時期をその場で変える。その場で決めず、いったん持ち帰ってかまいません。条件の話は、人事を通すように頼みましょう。
  • 断れるかどうかを自分で決めつける。会社の決まりは会社によって違うため、就業規則を読み、人事の担当に問い合わせてください。
  • 転職先や年収など、話したくないことを聞かれて答えてしまう。「お話は控えたいです」と伝えてかまいません。

退職面談がうまくいったかどうかの振り返り方

退職面談がうまくいったかどうかは、会社に本音を伝えられたかではなく、面談のあとに引き継ぎと手続きが進んだかを見るとわかります。次の点を、自分に問いかけてみてください。

  • 引き継ぎで困っていたことは、誰が何をするかが決まったでしょうか。
  • 残る人が明日から使える申し送りを、1つは伝えられたでしょうか。
  • 話さないと決めたことは、話さずに終えられたでしょうか。
  • 面談の時間は、頼んだ長さで終わったでしょうか。

退職面談は、辞める側にとっては通過点の1つです。残りの出社日を引き継ぎに使えるように、面談の中身も時間も、自分の側から頼んでかまいません。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

退職を伝える前や退職面談の前に、伝えたいことを整理したい、上司との仕事を具体的に振り返りたいときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、次のことができます。

1on1の前後に、「自分用のメモ」に。

上司に伝える前の考えを、上司の画面に出ない欄で整理しておけます。

「自分用のメモ」は、ご自身だけに表示され、上司にもシステム管理者にも表示されません。Kakeai AIは、その内容をご自身向けのアドバイスにだけ使います。一方、「この1on1へのメモ」は上司にも表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

自分用メモに「企画の話を今日する」と書いていた狙いを、今日の会話でそのまま実行できました。…

面談やメッセージの前に、上司との「概要」の画面と履歴で。

上司にしてもらったことや、上司と決めたことを、記憶だけに頼らずに思い出せます。

ダイジェストには、直近6か月の上司との1on1で話したこと、決めたこと、上司から返ってきた言葉が書かれます。それより前の回も、「予定・履歴」の検索で絞り込んで見返せます。上司と同じものが表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…C社の提案書については、20枚の構成が問題だと西村さんが指摘し、「読むのは工場長とか忙しい人だから」と冒頭の1枚に機能ではなく導入効果を数字で書くよう具体的に伝えました。

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ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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この手引きの数字のもとになった、1万人調査のレポート

1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)

  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

退職面談は断れますか。

退職面談を断れるかどうかは、会社の決まりによって違います。就業規則を読み、人事の担当に「退職面談は任意でしょうか」と確認してください。任意であれば、辞退することも、「引き継ぎの確認を中心に15分ほどで」と短くすることも頼めます。決まりがある会社でも、時間を短くすることや、話す中身を引き継ぎに絞ることは、頼んでみる余地があります。

退職面談がめんどくさいのですが、行く意味はありますか。

退職面談は、会社の質問に答えるだけの時間にせず、自分の用件を1つ持って行けば、自分にとっても意味のある時間にできます。用件には、引き継ぎで困っていること、残る人への申し送り、最終出社日の確認が向いています。KAKEAIの1万人調査では、面談の困りごとに「やらされ感・義務感での実施」を挙げた人のうち、成果を実感している人は13.1%でした。退職面談の数字ではありませんが、義務として受けるだけでは、得るものは少ないかもしれません。

退職面談で、本当の退職理由を言う必要がありますか。

退職面談で退職の理由をどこまで話すかは、自分で決めてかまいません。転職先、新しい年収、家庭や健康の事情は、話さなくてよいことです。話すなら、人の名前を挙げる形ではなく、「一人で見る体制が続いた」のように仕事の事実として伝えると、残る人に使える話になります。ハラスメントや健康の問題が理由にあるときは、面談の中だけで話さず、会社の決まりに沿って人事の担当か相談の窓口に伝えてください。

退職面談で引き止められたら、どう返せばよいですか。

退職面談で引き止められたときは、決めたことと、感謝していることを分けて伝えると、角を立てずに返せます。「ありがとうございます。ただ、決めたことなので、時期を変えるつもりはありません」が基本の形です。給与や待遇の条件の話が出たときは、その場で判断せず、「条件のお話は、人事の方を通していただけますか。この場ではお答えできません」と伝えてください。退職の時期をその場で変えることは、おすすめしません。

退職面談は、上司と人事のどちらと行うものですか。

退職面談を上司と行うか、人事の担当と行うかは、会社によって違います。どちらと話したいかの希望は、人事に伝えてかまいません。たとえば、退職の理由は人事の担当と話し、上司とは引き継ぎの話を中心にする、という分け方があります。上司も人事から退職面談を頼まれている立場であることが多く、残る人の仕事が回るかどうかを気にかけていると考えられるため、引き継ぎの話から入ると進めやすくなります。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/exit-interview-reluctance-refusal

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: