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AIで議事録を作る・会議を要約する方法
先に答え
AIで議事録を作る方法は、3段階です。録音の前に会社の決まりを確認し、録音することと議事録を誰が読むかを参加者に伝えます。会議中は、決まったことを司会が声に出して言います。会議のあとは、AIの要約を人が当日中に直してから送ります。AIは、話されていないことは書けません。決定と案の区別、担当と期限、固有名詞の3点は、要約を作った人が必ず確認してください。KAKEAIの1万人調査では、上司との1対1の面談でさえ、「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」ことを困りごとに挙げた人が9.3%いました。会議でも、記録が誰に届くかが分からなければ、言葉を控える人がいるかもしれません。録音の前に、誰が読むかを伝えておくことをおすすめします。
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1万人調査では、上司との面談の困りごとに、評価や見られ方が気になって本音を話せないことを挙げた人が9.3%いました。また、上司が前回の会話を覚えていないと感じている人では、面談が成果につながっていると感じる割合が低くなっています。AIで議事録を作るときは、誰が読むかを先に伝え、決めたことを次の会議で確かめられる形にすることをおすすめします。
- 9.3%
- 1万人調査
- 上司との面談の困りごと(複数回答)に「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人の割合
- 1対1の面談でも、評価や見られ方が気になって本音を話せない人がいます。面談についての数字ですが、会議の録音でも、記録が誰に届くかが分からなければ、同じように言葉を控える人がいると考えられます。先に誰が読むかを伝えておくことをおすすめします。
- 26.4%
- 1万人調査
- 困りごとに「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
- 回答者全体では31.9%でした。上司が前回の会話を覚えていないと感じている人(6.2%)では、面談が成果につながっていると感じる割合が低くなっています。上司が前回の話を覚えているかどうかは、面談の成果の実感と関係があると考えられます。
数字は、上司との1対1の面談についての困りごとを尋ねたものです。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
AIで議事録を作るときに、 最初に決めること: 誰が読むかと、 何を残すか
AIで議事録を作る方法を探している人が最初に決めたいのは、どのサービスを使うかではなく、「できた議事録を誰が読むか」と「何を残すか」の2つです。AIは、会議で話されたことを文字にして、要約することは得意です。一方で、話されていないことは書けませんし、誰に見せてよい記録かを判断することもできません。
この2つを先に決めておくと、会議の進め方も変わります。何を残すかが決まっていれば、決まった時点で司会がそれを声に出して確認でき、AIの要約にも決定が残ります。誰が読むかが参加者に伝わっていれば、録音されていても話しやすくなるでしょう。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、会議ではなく上司との面談について尋ねたもので、面談の困りごとを複数回答で聞いています。「自分自身への評価や見られ方への影響が気になり本音が話せない」を挙げた人は9.3%でした。つまり、1対1の場でも、評価や見られ方を気にして本音を控える人がいる、ということです。会議を録音して文字に起こすときにも、記録が誰に届くかが分からなければ、同じように言葉を控える人がいると考えられます。そのため、録音の前に誰が読むかを伝えておくことをおすすめします。
同じ調査で、困りごとに「上司が以前会話したことを覚えていない」を挙げた人は6.2%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は26.4%で、回答者全体の31.9%を下回っています。つまり、上司が前回の話を覚えているかどうかは、面談の成果の実感と関係がある、ということです。AIで議事録や要約を作る目的も、書く手間を省くことより、話した内容と決めたことを次の会議や次の面談で確かめられるようにすることに置くとよいでしょう。
以下では、部署の来年度の予算案を検討する会議を例にします。
AIで議事録を作る手順: 録音の前、 会議中、会議のあとの3段階
AIで議事録を作る手順は、録音の前・会議中・会議のあとの3つに分けると、やることがはっきりします。使うサービスによって操作は違いますが、人がすることは変わりません。
録音の前: 会社の決まりを確かめ、 参加者の了解を取る
- 会社や部署に、録音と外部のAIサービスの利用についての決まりがあるかを、人事や情報システムの担当に確認します。社外秘の情報や個人の情報を、会社が契約していないサービスに入れることは、多くの会社で決まりに触れます。
- 録音と文字起こしをすることと、できた議事録を誰が読むかを、会議の最初に参加者に伝えます。
- 録音したくない話が出たときに、止める合図を決めておきます。
- 今日の会議は、議事録を作るために録音して、AIで文字起こしと要約をします。会社で使ってよいと決まっているサービスです。
- できた議事録は、この会議の出席者と部長に共有します。それ以外には出しません。
- 録音を止めてほしい話が出たら、その場で言ってもらえますか。すぐ止めます。
参加者の側からも、確認してかまいません。
- 録音の前に1つ伺いたいのですが、文字起こしの元のデータは、どのくらいの期間、どこに残りますか。
- 要約だけでなく、発言の全文も共有されますか。全文が残るなら、個人名が出る話は控えたいです。
会議中:決めたことを、声に出して言う
AIの要約に決めたことを残す一番確実な方法は、決まった時点で、司会がそれを声に出して言うことです。「では、そういうことで」で次に進むと、人には伝わっても、AIの要約には「〜について議論した」としか残らないことがあります。
- ここまでの話で、備品の予算は昨年と同じ額で申請する、と決まったという理解でよいですか。議事録には、そう残します。
- 決まったことを確認します。研修費は昨年より増やして申請し、根拠の資料は○○さんが来週の金曜までに作ります。
- この件は、今日は決めません。部長に確認してから、次回の会議で決めます。「持ち越し」として残しておきましょう。
決まっていないことを、決まったように言わないことも大事です。AIは、話の勢いから「決定」と「案」を見分けられないことがあります。
- 今の案は、まだ検討の段階です。決定ではないので、議事録では「案」として残しておきます。
参加者の側からは、自分の発言の意図が要約で変わりそうなときに、一言足しておくとよいでしょう。
- 今の私の意見は反対ではなくて、時期を後ろにずらす提案です。そのように残していただけますか。
- すみません、ここは正確に残したいので、もう一度ゆっくり言います。
会議のあと: 当日中に要約を読み、 3点を直す
AIが作った要約は、そのまま送らず、作った人が当日中に読んで直します。見るのは次の3点です。
| 見る項目 | AIの要約で起きやすいこと | 直し方 |
|---|---|---|
| 決まったこと | 「案」と | 決まったことを |
| 担当と期限 | 「○○ | 「誰が、 |
| 固有名詞と数字 | 人名、 | 元の |
直した議事録は、決まったこと・担当と期限・持ち越したこと・次回の日時の順に並べ、出席者に送ります。文字起こしの全文は、議事録とは別に扱い、会議の最初に伝えた範囲の人だけが見られるようにします。
- 議事録を送りました。決まったことと担当を先頭にまとめています。違っている箇所があれば、明日までに教えてもらえますか。
- 要約で私の発言の意図が少し違っていたので、2点目を直しました。確認をお願いします。
会議の要約をAIに頼むときの、 指示の出し方
会議の要約をAIに頼むときは、文字起こしをそのまま渡して「要約してください」と頼むより、何をどの順番で出してほしいかを指示したほうが、使える要約になります。指示の例は、次の通りです。
- 「決まったこと」「担当と期限」「持ち越したこと」「次回の日時」の4つの見出しで整理してください。
- 決まったことと、まだ案の段階のことを分けてください。決まったかどうかが分からない箇所は、「要確認」と書いてください。
- 発言者の名前は、担当を決めた箇所だけに残してください。
- 全体を300字以内にしてください。そのあと、議題ごとの詳しい要約を続けてください。
出てきた要約は、会議に出ていた人が読んで、事実と違う箇所を直します。AIの要約は材料で、議事録として送るのは人が確認したものです。この点は、人が議事録を書くときと変わりません。何が決まったかを先頭に書く議事録の書き方は、別のページ「議事録の書き方と記録の残し方」にまとめています。
1on1や面談の記録にAIを使うときの注意
1on1(上司と部下が1対1で定期的に行う面談)や面談の記録にAIを使うときは、会議とは別の注意が要ります。1対1の話には、本人の体調や家庭の事情、評価への不満のように、本人が相手だけに話したことが含まれるからです。
- 文字起こしと要約は、二人だけが読むものにします。人事や上司の上司が中身を読む運用にすると、話せることが減ると考えられます。KAKEAIは、人事が1on1の記録の中身を読むことをおすすめしません。会社として記録が要る場面(ハラスメントの相談、体調に関わる配慮など)は、会社の決まりに沿って、人事に相談したうえで扱います。
- 会話の内容を、会社が契約していないAIサービスに貼り付けないでください。部下の発言を貼って「この人はどんな人か」と尋ねる使い方は、本人の了解がなく、評価の根拠にもなりません。
- 録音と文字起こしは、相手の了解を取ってから始めます。相手が止めたいと言ったときは、その場で止めます。
上司の側から、次のように伝えます。
- 今日から、1on1で文字起こしを使いたいと考えています。メモを取らずに○○さんの話に集中したいからです。嫌でなければ使ってもいいですか。
- 文字起こしと要約は、私と○○さんだけが見るものです。人事や部長には出しません。止めたくなったら、いつでも言ってください。
部下の側からも、確認や提案ができます。
- 要約は、課長と私以外には見えないという理解で合っていますか。評価の話も出るので、念のため確認させてください。
- 前回決めたことを思い出しやすいので、要約を残す形は私も助かっています。ただ、今日の後半の話は記録を止めていただけますか。
AIの要約があっても、1on1で決めたことを行うのは二人です。次の1on1は、前回の要約の「次に取り組むこと」から始めるとよいでしょう。
- 前回の要約を一緒に見ると、見積もりの様式を今週中に直す、と決めていましたね。その後、どこまで進みましたか。
- 私が引き受けていた、経理への確認は終わりました。先に結果をお伝えします。
AIで議事録を作るときに、 避けたいこと
AIで議事録を作るときに避けたいのは、次の4つです。
- 文字起こしの全文を、そのまま議事録として送る。読む人の時間がかかるうえ、決まったことがどこにあるのか探しにくくなります。
- 要約を読まずに送る。決まっていないことが決まったように残ると、あとで「そんなことは決めていない」という食い違いが起きます。
- 誰が読むかを伝えずに録音する。録音されているのに誰が読むのかが分からないと、参加者は発言を控えがちです。
- AIの要約が残ったことで、会議がうまくいったと考える。要約は、話したことの記録です。会議の価値は、決めたことがそのあと動いたかどうかで見るものです。
AIで作った議事録が役に立ったかを、 どこで見るか
AIで作った議事録が役に立ったかどうかは、要約の出来ではなく、次の会議の最初の5分で分かります。前回の議事録を開いて、決まったことがどうなったかを全員で確認できれば、記録は役目を果たしています。振り返るときは、次の3つを見てみてください。
- 次の会議の冒頭で、前回の議事録の「決まったこと」と「担当と期限」から話を始められたでしょうか。
- 議事録を送ったあとに、「そういう意味ではなかった」という訂正は、出席者から何件あったでしょうか。
- 録音と文字起こしを始めてから、会議や1on1で話される内容は、以前と比べて減っていないでしょうか。
訂正が続くときは、AIの要約の精度を疑う前に、会議の中で決めたことが声に出して確認されていたかどうかを振り返ってみてください。話されなかったことは、どのサービスを使っても要約には残りません。
- 前回の議事録を開きます。決まったことは3件でしたね。研修費の根拠資料は、○○さんがまとめてくれた分を先に見ましょう。
- 議事録の訂正が2回続いたので、今日からは決まった時点で私が声に出して確認します。違っていたら、その場で教えてもらえると助かります。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
Kakeai AI 1on1 は、会議の進行役や議事録づくりはしません。会議で決めたことの担当や期限があいまいなまま終わる、議事録を残しても次の行動につながらないという困りごとのうち、一人ひとりが受け持つ分について、上司と部下の1on1では、Kakeai AI 1on1 で次のことができます。
終わりが近いときに、球体をクリックしたとき。
会議で決まったことのうち、 自分たちが受け持つ分を、 1on1の終わりに担当と期限まで確かめてから終えられます。
球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。その回に生まれた次の一歩の候補を Kakeai AI が挙げ、担当と期限を二人で確かめてから終えることを提案します。候補は会話から Kakeai AI が作り、決めるのはお二人です。
残り5分ほどです。…三浦さん担当の一歩が4つ、西村さん担当が1つ出ています。6月25日期限の担当者一覧をはじめ、芳田さんへの納期確認・ペナン向けの書類依頼・契約書確認・加藤さんへの同席依頼、それぞれ誰がいつまでにやるかをお二人で一つ確かめて終わりませんか?
実施中とあとに、「1on1のAI要約」で。
会議の前後に一人ひとりが受け持つことを、 その人との1on1の記録として、 二人が同じ形で見返せます。
Kakeai AI が1on1の会話を2分ごとに書き直してまとめ、終了時に確定させます。生まれたテーマごとの要点と、決まった次の一歩の担当と期限が残ります。記録するのは1on1の会話だけで、会議の議事録は作りません。音声は保存されません。
柳瀬さんから7月7日14時に森さんの試算の打ち合わせがあると共有があり、藤本さんが出席することになった。
次の1on1が始まったときに、Kakeai AI のメッセージ欄で。
前回決めたことがどうなったかの確かめから、 毎回の1on1を始められます。
開始の挨拶で、前回決まった次の一歩を挙げ、そこから始めることを提案します。お二人に同じ内容が表示されます。
…前回決まった次の一歩は「競合3社(スウェーデン・ドイツ・台湾)の製品比較。機能の一覧に、お客さんが選んだ理由を付ける」の1つでした。ここから始めましょうか。…
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よくある質問
AIで会議の議事録を作るには、 どうすればよいですか。
AIで会議の議事録を作るには、まず会社の決まり(録音と外部のAIサービスの利用)を人事や情報システムの担当に確認し、会議の最初に、録音することと議事録を誰が読むかを参加者に伝えます。会議中は、決まったことを司会が声に出して言います。会議のあとは、AIの要約を人が当日中に読み、決定と案の区別・担当と期限・固有名詞の3点を直してから送ります。
AIの議事録や要約で、 間違いやすいところはどこですか。
AIの議事録や要約で間違いやすいのは、「案」と「決定」が混ざること、担当だけが残って期限が抜けること、人名や製品名や金額の聞き取りが違うことの3つです。特に、決まっていないことが決まったように書かれると、あとで「そんなことは決めていない」という食い違いが起きます。会議の中で、決まったことと持ち越したことを司会が言葉にしておくと、この間違いは減らしやすくなります。
会議を録音してAIで文字起こしをするとき、 参加者に何を伝えればよいですか。
会議を録音してAIで文字起こしをするときは、会議の最初に4つを伝えてください。録音すること、使うサービスが会社で認められていること、できた議事録と文字起こしの全文をそれぞれ誰が読むか、録音を止めてほしいときの合図です。KAKEAIの1万人調査では、1対1の面談でさえ、評価や見られ方が気になり本音が話せないことを困りごとに挙げた人が9.3%いました。会議でも、記録が誰に届くかが分からないと、発言を控える人がいるかもしれません。
1on1の記録にAIを使ってもよいですか。
1on1の記録にAIを使ってかまいませんが、文字起こしと要約は上司と部下の二人だけが読むものにし、相手の了解を取ってから始めてください。1対1の話には、体調や家庭の事情、評価への不満のように、相手だけに話したことが含まれます。KAKEAIは、人事が1on1の記録の中身を読むことをおすすめしません。また、会話の内容を会社が契約していないAIサービスに貼り付けることは避けてください。
無料のAIサービスで議事録を作ってもよいですか。
無料のAIサービスで議事録を作る前に、会社の決まりを確認してください。会議の内容には社外秘の情報や個人の情報が含まれることが多く、会社が契約していないサービスに入れることは、多くの会社で決まりに触れます。使ってよいかどうかは、サービスの名前ではなく、入れたデータの保存先と学習への利用の有無、そして会社がそれを認めているかで判断します。分からないときは、情報システムの担当に確認してから使うのが安全です。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/ai-meeting-minutes-and-summary
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: