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部下の方へ上司との関わり

上司の紹介や指示を受けたことを伝えるメール

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

上司から紹介や指示を受けて連絡するメールは、最初の2〜3行で「誰から(上司の名前と立場)」「何のために」「これからは自分が窓口になること」の3つを伝えます。社内の相手には「田中部長よりご紹介いただき、ご連絡しました」と書きます。社外の相手には「弊社の部長の田中より紹介を受け、ご連絡いたしました」のように書き、自分の上司を高める言い方はしません。指示を受けたことは経緯として1文にとどめ、何を、いつまでに、どうしてほしいのかは自分の言葉で書きます。上司の呼び方やCCの入れ方は会社の慣習で違うので、送る前に上司と確かめておくと安心です。

紹介や指示を受けたことを伝えるメールの基本:誰から、何のために、自分が窓口か

上司から紹介や指示を受けて初めて連絡するメールでは、最初の2〜3行で「誰から(上司の名前と立場)」「何のために」「これからは自分が窓口になること」の3つを伝えます。相手にとっては、知らない人から急に届くメールです。上司の名前が先に出ることで、相手は誰の話の続きなのかが分かり、安心して読み進められます。

ここで扱うのは、上司の紹介や指示を受けて、部下が自分の仕事として相手に連絡するメールです。上司本人の用件を、不在の上司に代わって送るメールは、別の書き方になります。

紹介する書き方は、ビジネスの慣習としてよく使われる形です。社外の相手に自分の上司をどう呼ぶか、上司をCCに入れるかどうかは、会社や取引先との関係によって決まりが違います。職場の慣習と、上司の意向を先に確認してください。

相手書き出しの例上司の呼び方
社内の人(ほかの部署など)「田中部長よりご紹介いただき、ご連絡しました。」役職をつけて呼ぶ(田中部長)
社外の人(取引先など)「弊社の部長の田中より紹介を受け、ご連絡いたしました。」役職は名前の前に、敬称はつけない(部長の田中、弊社の田中)
社外の人(上司の指示で連絡するとき)「弊社の田中より、本件は私からご連絡するよう指示を受けましたので、ご連絡いたします。」同上

社内の相手には、上司の動作に「ご紹介いただき」のように敬意を込めた言い方を使えます。一方、社外の相手に対しては、自分の上司は身内に当たるので、「田中部長がご紹介くださり」のように上司を高める言い方はしません。「弊社の田中より紹介を受け」「田中の紹介で」と書きます。

上司から紹介を受けて連絡するメールの例文(社内・社外)

上司から人を紹介されて連絡するときは、3つのことを順に書きます。紹介を受けた経緯、自分が何を担当していて何をお願いしたいのか、相手にいつまでに何をしてほしいのか、の3つです。以下では、営業部の業務マニュアルの改訂を任された部下を例にします。

社内の人に、上司の紹介で連絡するとき

上司から「前回の改訂は総務部の△△さんが担当したから、話を聞いてみるといい」と紹介された場面です。

  • 件名:業務マニュアルの改訂についてのご相談(田中部長よりご紹介)
  • 総務部 △△さん
  • お疲れさまです。営業部の○○です。
  • 田中部長より、前回の業務マニュアルの改訂を△△さんが担当されたと伺い、ご紹介いただきました。
  • 今年度、営業部のマニュアルを改訂することになり、私が担当します。前回の進め方や、作成に使われた資料について、お話を伺えないでしょうか。
  • 30分ほどお時間をいただけると助かります。来週でしたら、火曜と木曜の午後は空いています。ご都合のよい日時を教えていただけますか。
  • お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

社外の人に、上司の紹介で連絡するとき

上司が以前に取引のあった制作会社の担当者を紹介してくれた場面です。初めての相手なので、自分の会社名と部署を先に書きます。

  • 件名:業務マニュアル改訂のご相談(●●株式会社 ○○・弊社 田中の紹介)
  • □□株式会社 ◇◇様
  • 初めてご連絡いたします。●●株式会社 営業部の○○と申します。
  • 弊社の部長の田中より、以前マニュアルの制作でお世話になったと聞き、紹介を受けてご連絡いたしました。
  • 今年度、営業部の業務マニュアルを改訂する予定で、私が担当しております。構成の見直しと紙面の作成について、ご相談できないでしょうか。
  • 概要を添付します。ご都合のよいときに、一度お打ち合わせのお時間をいただけますと幸いです。
  • 田中も、◇◇様によろしくと申しておりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

紹介を受けたことは、最初の1文で伝えれば十分です。「ご紹介を賜り」「ご高配を賜り」のような重い言い方は、丁寧さより読みにくさが先に立ちます。

上司より指示を受けて連絡するメールの例文(社外・社内)

上司の指示で連絡するときは、上司の指示であることを書いたうえで、用件と期限を自分の言葉で書きます。「指示されたので連絡しました」とだけ書くと、用件の責任を上司に預けたように読まれます。指示を受けたことは経緯として1文にとどめ、依頼の中身は自分の仕事として書きます。

社外の人に、上司の指示で連絡するとき

マニュアルに載せる画面の修正を、取引先のシステム会社に依頼する場面です。これまでは上司が窓口でした。

  • 件名:マニュアル掲載画面の修正のお願い(●●株式会社 ○○)
  • □□株式会社 ◇◇様
  • いつもお世話になっております。●●株式会社 営業部の○○と申します。
  • 弊社の田中より、業務マニュアルに載せる画面の修正については私からご連絡するよう指示を受けましたので、ご連絡いたします。
  • 修正をお願いしたいのは、受注の入力画面の2か所です。詳細は添付の資料にまとめました。
  • 今月末までに修正いただくことは可能でしょうか。難しい場合は、可能な時期を教えていただけますと幸いです。
  • この修正のご連絡は、今後は私が窓口になります。田中にも、やり取りの内容は共有いたします。
  • よろしくお願いいたします。

「指示を受けましたので」は、社外にも使えます。より改まった言い方として、「田中より、私からご連絡するよう申し付かりましたので」と書く形もあります。どちらも、ビジネスの慣習としてよく使われる言い方です。

社内の人に、上司の指示で連絡するとき

上司の指示で、ほかの部署にデータの提供を頼む場面です。

  • 件名:マニュアル改訂に伴う受注データの提供のお願い(田中部長の指示により)
  • 情報システム部 ◎◎さん
  • お疲れさまです。営業部の○○です。
  • 田中部長より指示を受け、業務マニュアルの改訂に使う受注データの提供について、私からご連絡しています。
  • 必要なのは、今年4月から9月までの受注の件数を、商品ごとにまとめたものです。来月10日までにいただけると、改訂の作業に間に合います。
  • 出し方の形式に決まりがあれば、それに合わせます。難しい点があれば教えてください。
  • よろしくお願いいたします。

送る前に上司と確認することと、送ったあとの報告

紹介や指示を受けて連絡するメールは、送る前に上司と2つのことを確認しておくと、相手との間に行き違いが起きにくくなります。1つは、上司をCCに入れるかどうかです。最初の1通だけCCに入れると、上司にも流れが分かります。もう1つは、相手にどこまで話してよいかです。予算や社内の事情など、上司がまだ伏せている話があるかもしれません。

  • △△さんへのメールを送る前に、1点確認したいことがあります。部長をCCに入れてもよろしいでしょうか。
  • ◇◇様には、どこまでお話ししてよいでしょうか。予算の目安は、まだ伏せておいたほうがよいですか。
  • ◇◇様への修正の依頼は、今月末を期限にしてお願いしようと考えています。この期限でよいか、ご確認いただけますか。

送ったあとは、相手から返事が来た時点で、上司に短く報告します。紹介してくれた上司は、その後どうなったかを気にかけているものです。

  • △△さんに連絡し、来週の木曜に話を伺うことになりました。伺った内容は、金曜の1on1でご報告します。
  • ◇◇様から、今月末の修正は難しいとのお返事がありました。来月の中旬なら可能とのことです。この日程で進めてよいか、ご判断いただけますか。
  • ◇◇様とのやり取りは、私が窓口として進めています。先方からの質問で、私では答えられないものが出たら、改めてご相談します。

上司の紹介や指示を受けたことを伝えるメールで、避けたいこと

避けたいのは、上司の名前に頼りすぎることと、自分の言葉で用件を書かないことです。

  • 上司の名前を出すだけで、用件がない。「田中部長から言われて連絡しました」で終わると、相手は何をすればよいのか分かりません。何を、いつまでに、どうしてほしいのかを書きます。
  • 社外の相手に、自分の上司を高める言い方をする。「田中部長がご紹介くださいました」ではなく、「弊社の田中より紹介を受け」と書きます。
  • 責任を上司に預ける書き方をする。「田中部長が言うので」「指示されたので」とだけ書くと、依頼の中身を自分で引き受けていないように読まれます。
  • 上司に確認せずに、上司が言っていない条件を書く。期限や予算は、送る前に上司と合わせておきます。
  • 返事が来たあとに、上司に報告しない。紹介や指示をした上司は、結果を知りたいと思っています。
  • 敬語を重ねる。「お伺いさせていただきます」は「伺います」で十分です。「ご紹介を賜りまして」も、社内なら「ご紹介いただき」、社外なら「紹介を受け」と書けば伝わります。

紹介や指示を受けた連絡がうまく届いたかを、どこで見るか

メールがうまく届いたかどうかは、文面の丁寧さではなく、そのあとのやり取りで振り返ります。

  • 相手が、誰からの紹介や指示で何を頼まれたのかを一度読んで理解できていたら、最初の3行は役目を果たしています。返事に確認の質問が入っていたら、次は最初の3行を見直してみてください。
  • 上司に、送ったことと返事の内容を伝えられたら、次からは、相手との進み具合を1on1で短く報告する形にしてみてください。
  • これからは自分が窓口になることが相手にも上司にも伝わっていれば、連絡は自分に届くようになります。相手からの連絡が上司のほうに届き続けているなら、次のメールで窓口が自分であることを改めて書きます。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

上司への呼び方や敬語、メールの書き方そのものは、Kakeai AI 1on1 が扱うことではありません。会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、上司との1on1で話す言葉について次のことができます。

1on1の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。

1on1の最初に上司にどう話しかけるかを、言葉の形で用意してから臨めます。

Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、今回の1on1で意識するとよい点を書きます。その回の最初に上司に何と言うかが、話し言葉の一文の例として示されることもあります。ご自身向けの内容です。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…「今日が初めてなので、まずこの場をどう使うと自分にとって役立つかをお伝えしてもいいですか。今の業務で気になっていることを聞いてもらえると助かります」…

1on1後のAIアドバイスの「次の1on1や日常へ向けて」で。

上司への返事を短い受け答えで終わらせずに、一文足す言い方を、実際の場面に沿って考えられます。

1on1での自分の実際の返事を引いて、次に同じ場面になったときに添えられる一言の例が示されることがあります。ご自身向けの内容で、上司には別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…次回、兼務の話が出たときに、「午前中だけなので」と返すだけでなく、「月曜の午前は取られますが、今のところ営業の動きには影響は出ていないです」のように、自分の実感を一文足してみることを試してみてください。…

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よくある質問

「上司から紹介を受けて連絡しました」は、メールでどう書けばよいですか。

上司から紹介を受けて連絡するメールは、最初の1文で紹介の経緯を書きます。社内の相手には「田中部長よりご紹介いただき、ご連絡しました」、社外の相手には「弊社の部長の田中より紹介を受け、ご連絡いたしました」と書く形がよく使われます。続けて、自分が何を担当していて何をお願いしたいのか、相手にいつまでに何をしてほしいのかを書きます。紹介のことは1文で十分で、用件を自分の言葉で書くことのほうが大事です。

社外の相手に、上司の紹介であることを伝えるとき、上司を何と呼べばよいですか。

社外の相手に自分の上司のことを書くときは、「弊社の田中」「部長の田中」のように、敬称をつけず、役職は名前の前に置くのがビジネスの慣習としてよく使われる形です。自分の上司は社外から見ると身内に当たるので、「田中部長がご紹介くださいました」のように上司を高める言い方はせず、「弊社の田中より紹介を受け」と書きます。会社によって書き方の決まりがあることもあるので、職場の慣習に合わせてください。

上司の指示でメールを送るとき、「指示を受け」と書いてよいですか。

上司の指示で連絡するメールに、指示を受けたことを書くのは、ビジネスの慣習としてよく使われる形です。社内の相手には「田中部長より指示を受け、私からご連絡しています」、社外の相手には「弊社の田中より、私からご連絡するよう指示を受けましたので」や「申し付かりましたので」と書きます。指示を受けたことは経緯として1文にとどめ、何をいつまでにお願いしたいのかは自分の言葉で書きます。

上司の紹介で連絡するメールに、上司をCCに入れるべきですか。

上司の紹介で連絡するメールに上司をCCに入れるかどうかは、会社や職場の慣習によって違うので、送る前に上司に確認するのが確実です。最初の1通だけCCに入れると、上司にも相手とのやり取りが始まったことが分かります。その後のやり取りはCCを外し、相手から返事が来た時点や、自分では答えられない質問が出た時点で、上司に口頭か1on1で短く報告する形がよく使われます。

上司に紹介された相手から、メールの返事が来ないときはどうすればよいですか。

上司に紹介された相手から返事が来ないときは、1週間ほどを目安に、「先日お送りしたご相談について、改めてご連絡しました」と短く送り直します。それでも返事がないときは、紹介してくれた上司に状況を伝え、上司から一言添えてもらうか、ほかの連絡の方法がないかを相談します。相手が忙しい時期である可能性もあるので、催促の言い方は短く、期限を添えるにとどめます。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/email-after-boss-introduction-or-instruction

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: