部下の方へ上司との関わり
上司へのメールの締め方・結びの言葉
先に答え
上司へのメールは、「よろしくお願いいたします。」で結ぶ形が定番としてよく使われます。その直前に、用件に合った一文を添えると、上司は読み終えたときに次に何をすればよいかがわかります。報告なら「以上、ご報告いたします。」、確認のお願いなら「木曜までにご確認をお願いいたします。」のように書きます。「取り急ぎご報告まで」は略した形なので、上司には「取り急ぎ、ご報告いたします。」と書き、詳しい報告をいつ送るかを添えるとよいでしょう。結びの決まりは職場によって違うので、普段使われている言葉に合わせてください。
上司へのメールの締め方の基本: 用件に合わせて結びの一文を選ぶ
上司へのメールの締めは、「よろしくお願いいたします。」で結ぶ形が、社内のメールの定番としてよく使われます。そのうえで、結びの直前に、用件に合った一文(報告なら「以上、ご報告いたします。」、お願いなら期限)を添えると、上司は読み終えたときに、次に何をすればよいかがわかります。
結びの言葉の決まりは、会社や業界、上司によっても違います。このページの例は、ビジネスの慣習としてよく使われる形の目安です。職場で普段使われている結びがあれば、それに合わせてください。
| 用件 | 結びの言葉の例 | 結びの前に書いておくこと |
|---|---|---|
| 報告 | 「以上、 | 上司に |
| 確認や | 「お手数ですが、 | 期限と、 |
| 相談 | 「お時間を | 何について、 |
| お礼 | 「本当に | 何に対するお礼か |
| お詫び | 「ご迷惑を | これから |
以下では、購買の仕事をしている部下が、梱包資材の仕入れ先との単価の交渉について、課長にメールを送る場面を例にします。
「取り急ぎご報告まで」は上司に使ってよいか
「取り急ぎご報告まで」は、「とりあえず急いでお知らせします」という意味の結びで、社内の上司へのメールでも広く使われています。ただし、「まで」で終える形は言葉を略した言い方なので、目上の人に対しては軽く感じる人もいます。上司に送るときは、「取り急ぎ、ご報告いたします。」と最後まで書く形をおすすめします。
- 取り急ぎ、ご報告いたします。
- 取り急ぎご報告申し上げます。
「取り急ぎ」は、本来、詳しい報告をあとで送る前提で使う言葉です。そのため、いつ詳しい報告を送るのかを一緒に書いておくと、上司は続きを待つべきかどうかがわかります。
- 仕入れ先との打ち合わせが終わり、単価は据え置きで合意しました。詳細は、明日の午前中に改めてご報告いたします。
- 取り急ぎ、結果のみご報告いたします。
一方で、改まったお礼やお詫びには、「取り急ぎ」は向かないとされています。急いで書いたように受け取られることがあるからです。お礼やお詫びは、「取り急ぎ」を付けずに結びます。
なお、社内のメールで「取り急ぎご報告まで」を日常的に使っている職場もあります。上司や先輩が同じ言葉を使っているなら、そのままでもかまいません。
用件ごとの、上司へのメールの結びの例文
結びは、用件を伝える一文と、「よろしくお願いいたします。」などの挨拶の、2行ほどにまとめるのが読みやすい形です。
報告するとき
報告だけのメールでは、上司に判断してほしいことはないと伝える一文を、結びの前に書いておきます。
- 今回のご報告で、課長にご判断いただくことはありません。
- 以上、ご報告いたします。
確認や判断をお願いするとき
期限と、期限を過ぎると何が起きるのかを、結びに書きます。
- 仕入れ先への回答期限が金曜のため、木曜までにご判断をいただけますと幸いです。
- お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
相談の時間をお願いするとき
何について、どのくらいの時間がほしいのかを書きます。
- 来年度の発注の数量について、15分ほどご相談のお時間をいただけますと幸いです。
- 明日の午後であれば、いつでも伺えます。
お礼を伝えるとき
何に対するお礼なのかを、結びの前に一言書きます。
- 交渉の進め方についてご助言をいただき、ありがとうございました。
- 教えていただいた通り、数量の見通しを先に示したところ、話がまとまりました。
- 本当にありがとうございました。
お詫びをするとき
お詫びのメールは、これからの対応を書いたうえで、お詫びの言葉で結びます。
- 今後は、仕入れ先に回答する前に、必ず課長のご確認をいただくようにします。
- このたびはご迷惑をおかけし、申し訳ありません。
返事がいらないことを伝えるとき
読むだけでよいメールは、返事がいらないことを結びに書いておくと、上司が返事をするかどうか迷わずに済みます。
- ご一読いただけますと幸いです。お返事は不要です。
- 内容に気になる点があれば、お知らせください。
上司へのメールの結びで、 気をつけたい言い方
上司へのメールの結びで気をつけたいのは、命令のように聞こえる言い方と、丁寧な言葉を重ねすぎた言い方です。どちらも、言い換えれば読みやすくなります。
| 気をつけたい言い方 | 理由 | 言い換えの例 |
|---|---|---|
| 「ご確認ください。」だけで | 命令のように | 「ご確認を |
| 「よろしく | 上司宛てでは、 | 「よろしく |
| 「ご報告させていただきます。」 | 回りくどく | 「ご報告いたします。」 |
| 結びの | 用件が | 用件の |
結びの直前に、新しい用件を書き足さないことも大切です。「ところで」で始まる別の話題は、上司が読み落とすことがあります。別の用件は、件名を分けて別のメールで送るとよいでしょう。
チャットでの短いやり取りでは、毎回「よろしくお願いいたします」と結ばなくてもかまいません。チャットの結びをどこまで省くかも職場によって違うので、上司や同僚のやり取りに合わせてください。
上司へのメールの結びが伝わっているかの振り返り方
結びの一文で、上司に次に何をしてほしいのかが伝わっていたかどうかは、言葉の丁寧さではなく、メールを送ったあとの上司の動きからわかります。次の点を見直してみてください。
- 結びを読んだ上司が、返事や判断をするかどうかで迷わずに動けていたなら、結びの一文は役に立っています。
- 「取り急ぎ」と書いたメールのあとに、詳しい報告を約束した時間に送れていなければ、次からは自分の予定を確かめてから送る時期を書きます。
- 返事がいらないメールに上司から返事が来ていたら、次からは「お返事は不要です」と書き添えます。
- 職場で使われている結びの言葉と自分の書き方がそろっていなければ、上司や先輩のメールの結びに合わせるところから始めます。
結びの書き方に迷うときは、上司や先輩に一度尋ねてみるのも1つの方法です。
- 課長へのご報告のメールは、「取り急ぎご報告まで」で結んでもよいでしょうか。
- 私のメールの書き方で、読みにくいところがあれば教えてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
上司への呼び方や敬語、メールの書き方そのものは、Kakeai AI 1on1 が扱うことではありません。会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は、上司との1on1で話す言葉について次のことができます。
1on1の前に、「1on1前のAIアドバイス」で。
1on1の最初に上司にどう話しかけるかを、 言葉の形で用意してから臨めます。
Kakeai AI が、これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、今回の1on1で意識するとよい点を書きます。その回の最初に上司に何と言うかが、話し言葉の一文の例として示されることもあります。ご自身向けの内容です。
…「今日が初めてなので、まずこの場をどう使うと自分にとって役立つかをお伝えしてもいいですか。今の業務で気になっていることを聞いてもらえると助かります」…
1on1後のAIアドバイスの「次の1on1や日常へ向けて」で。
上司への返事を短い受け答えで終わらせずに、 一文足す言い方を、 実際の場面に沿って考えられます。
1on1での自分の実際の返事を引いて、次に同じ場面になったときに添えられる一言の例が示されることがあります。ご自身向けの内容で、上司には別の内容が表示されます。
…次回、兼務の話が出たときに、「午前中だけなので」と返すだけでなく、「月曜の午前は取られますが、今のところ営業の動きには影響は出ていないです」のように、自分の実感を一文足してみることを試してみてください。…
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よくある質問
「取り急ぎご報告まで」は上司に失礼ですか。
「取り急ぎご報告まで」は社内のメールで広く使われる結びで、それだけで失礼になるとは限りません。ただし、「まで」で終える形は言葉を略した言い方なので、目上の人には軽く感じる人もいます。上司に送るときは、「取り急ぎ、ご報告いたします。」と最後まで書くと無難です。上司や先輩が日常的に同じ言葉を使っている職場であれば、そのままでもかまいません。
上司へのメールは「よろしくお願いします」と「よろしくお願いいたします」のどちらで結べばよいですか。
上司へのメールは、「よろしくお願いいたします。」で結ぶ形が一般的です。「よろしくお願いします。」でも意味は同じですが、上司宛てのメールでは少し軽く感じる人もいます。チャットでの短いやり取りでは「よろしくお願いします」や、結びを省く書き方が使われている職場もあるので、上司や同僚のやり取りに合わせるとよいでしょう。
上司への報告メールの最後は、 何と書けばよいですか。
上司への報告メールは、「以上、ご報告いたします。」で結ぶとよいでしょう。結びの前に「今回のご報告で、課長にご判断いただくことはありません」のように書いておくと、上司は返事が必要かどうかを迷わずに済みます。急いで結果だけを伝えるときは、詳しい報告をいつ送るのかも書き添えます。
上司へのお礼のメールで、 「取り急ぎお礼まで」と書いてもよいですか。
上司への改まったお礼のメールでは、「取り急ぎ」を付けずに結ぶほうがよいとされています。「取り急ぎ」は急いで書いたように受け取られることがあるからです。何に対するお礼なのかを一言書いたうえで、「本当にありがとうございました。」と結びます。日常の小さなお礼をチャットで伝えるときは、職場で使われている書き方に合わせてかまいません。
上司へのメールで「ご確認ください」と書くのは失礼ですか。
上司へのメールを「ご確認ください。」だけで終えると、命令のように受け取る人もいます。「ご確認をお願いいたします。」「ご確認いただけますでしょうか。」と書くと、お願いであることが伝わります。あわせて、いつまでに、どこを見てほしいのかを結びの前に書いておくと、上司は確認しやすくなります。
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出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/closing-lines-email-to-boss
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: