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人事・経営の方へ会議・ミーティング

会議の進め方を学ぶ社内研修

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

会議の進め方を学ぶ社内研修は、管理職や会議を進める人が、会議の目的と議題の組み方や決め方、終わったあとの動き方を学ぶ研修です。目的は、会議を短くすることより、会議で決まったことが実行されることに置くことをおすすめします。内容は会議の前・最中・あとの3つに分けて組み、受講者が実際に進めている会議を題材にすると、職場で試しやすくなります。研修のあと2〜4週間ほどで振り返りの会を開き、効果は満足度ではなく、受講者の会議で決まったことが期限までに動いたかで見るとよいでしょう。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、上司との1対1の面談について尋ねたもので、会議については尋ねていません。面談がそのあとの行動につながっているかどうかで、面談の成果の実感には大きな差がありました。面談についての数字ですが、会議でも、決まったことがそのあと動くかどうかが成果を分けると考えられます。研修で会議のあとの動き方まで扱うのは、そのためです。

75.5%
1万人調査
面談が「毎回」そのあとの行動につながっていると答えた人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
「全くそうなっていない」と答えた人では6.0%でした。面談の成果の実感は、面談がそのあとの行動につながっているかどうかと強く関係していたということです。
60.7%
1万人調査
面談が行動につながっているのは「半分くらいの回」か、それより少ないと答えた人の割合
「毎回」と答えた人は9.4%、「ほぼ毎回」は29.8%でした。上司との面談をしていても、毎回かほぼ毎回は行動につながっていると答えた人は、半数に届いていないということです。

どちらの数字も、自分の上司との定期的な面談について尋ねたもので、会議や研修について尋ねたものではありません。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

会議の進め方を学ぶ社内研修とは:目的は、決まったことが動く会議にすること

会議の進め方を学ぶ社内研修は、管理職や会議を進める人が、会議の目的と議題の組み方や決め方、時間の使い方と終わったあとの動き方を学ぶ研修です。研修の目的は、会議を短くすることや司会がうまくなることだけに置かず、会議で決まったことがそのあと実行されることに置くことをおすすめします。会議の時間が短くなっても、決まったことが動かなければ、仕事は前に進まないからです。

研修の対象は、会社の会議の課題によって変わります。主な対象と、扱う内容の重点は次の通りです。

対象研修で扱う内容の重点研修のあとに試すこと
新しく管理職になった人会議の目的と議題の組み方、決める人と決め方の示し方自分が主催する定例の会議の案内を書き直す
会議の司会を務める人時間の区切り方、意見と懸念の引き出し方、終わりの確認次の会議で、終わりの10分を確認の時間にする
部署の全員参加者としての準備と発言、決まったことへの関わり方会議の前に資料を読み、意見を1つ用意して出る

会議の研修で扱う内容:会議の前・最中・あと

会議の研修では、会議の最中の進行だけでなく、会議の前の準備と会議のあとの動きまでを扱うと、職場で使える内容になります。扱う内容は、次の3つの段階に分けて組みます。

  • 会議の前:会議の目的を一文で書くこと、議題ごとに報告・相談・決定のどれに当たるかを示すこと、出席者を絞ること、資料を前もって配ること。
  • 会議の最中:冒頭で決める人と決め方を示すこと、議題ごとに時間を区切ること、意見と懸念を出しやすくする尋ね方、発言の少ない人にも話す機会をつくること。
  • 会議のあと:決まったことと、誰がいつまでに何をするかを確認すること、記録を出席者に送ること、次の会議の冒頭で進み具合を共有すること。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談が「毎回」そのあとの行動につながっていると答えた人の75.5%が、面談が成果につながっていると感じていました。「全くそうなっていない」と答えた人では6.0%です。面談の成果の実感は、面談がそのあとの行動につながっているかどうかと強く関係していたということです。面談についての数字ですが、会議の研修でも、会議のあとに決まったことが動くところまでを扱うと、研修の内容が仕事に結び付きやすくなると考えられます。

KAKEAIの1万人調査では、面談が行動につながっているのは「半分くらいの回」か、それより少ないと答えた人が60.7%いました。上司との面談をしていても、毎回かほぼ毎回は行動につながっていると答えた人は、半数に届いていないということです。面談で話したことをそのあとの行動につなげることは、それだけ難しいということでもあります。会議の研修で会議のあとの動きまで扱う理由は、ここにあります。

会議の進め方を学ぶ研修の進め方:自社の実際の会議を題材にする

社内研修では、一般的な会議の例より、受講者が実際に進めている会議を題材にするほうが、研修のあとに職場で試しやすくなります。半日ほどの研修を例にすると、次のような流れが1つの目安です。

  1. 事前の準備。受講者は、自分が進めている会議を1つ選び、直近の案内と記録を用意しておきます。
  2. 講義(30分ほど)。会議の前・最中・あとに扱うことを、短く説明します。
  3. 演習(60分ほど)。受講者が自分の会議の目的を一文で書き、議題を報告・相談・決定に分けて、案内を書き直します。
  4. ロールプレイ(60分ほど)。司会・決める人・参加者の役を交代しながら、短い会議を進めてみます。
  5. 振り返りの会(2〜4週間後)。職場で試したことと、参加者の反応を持ち寄ります。

事前の案内では、何を題材にするのかを伝えておきます。題材がわかれば、受講者は自分の会議を選んで準備ができます。

  • 今日の研修では、会議の時間を短くすることより、会議で決まったことが動くようにすることを目指します。
  • 研修では、皆さんが実際に進めている会議を題材にします。直近の会議の案内と記録を1つずつ、お手元にご用意いただけますか。
  • 研修のあと3週間のうちに、研修で考えたことを1つ、ご自身の会議で試してみてください。振り返りの会で、結果を伺います。

演習では、受講者が自分の会議を見直せるように、講師役の担当が次のような問いを出します。

  • この会議の目的を、一文で書いてみてください。書きにくいときは、この会議で何が決まれば終われるかを考えてみると書きやすくなります。
  • 議題ごとに、報告・相談・決定のどれに当たるかを、横に書き添えてください。

ロールプレイでは、社内の改善提案の審査会議のように、受講者の誰もが想像しやすい会議を1つ決めて、役を交代しながら進めます。司会の役の人は、次のように始めてみます。

  • 今日の審査会議で決めるのは、3つの改善提案のうち、次に試すものを1つ選ぶことです。決めるのは部長で、皆さんには、提案ごとの心配な点を伺います。
  • 提案ごとに、説明を5分、質問と意見を10分とします。

参加者の役の人は、賛成か反対かだけでなく、心配な点を具体的に言う練習をします。

  • 2つ目の提案は、繁忙期に始めると現場の負担が心配です。始める時期を1か月ずらす案も考えられます。

終わりの確認では、司会の役と決める人の役が、決まったことと担当を言葉にします。

  • 残り10分になりました。ここからは、決まったことと、誰がいつまでに何をするかを確認します。
  • 皆さんの心配な点を踏まえて、2つ目の提案を試すことにしたいと思います。現場の負担を考えて、始めるのは再来月からにしましょう。
  • 決まったのは、再来月から2つ目の提案を試すことです。準備は○○さんにお願いして、来月の会議の冒頭で進み具合を共有してもらえますか。

ロールプレイのあとは、参加者の役から見て、どこで進めやすくなったかを話し合います。

  • 参加者の役の方に伺います。決める人が誰なのかがわかったのは、どのあたりでしたか。

振り返りの会では、うまくいったことだけでなく、うまくいかなかったことも集めます。

  • 研修のあと、ご自身の会議で試したことと、そのときの参加者の反応を教えてください。
  • うまくいかなかったことも、ぜひ伺いたいです。次の研修の内容に生かします。
  • 参加者の方から、進め方について何か声はありましたか。

社外の研修を使う場合は、次の3つの観点で選びます。自社の実際の会議を題材にできること、受講者の役割(司会・決める人・参加者)に合わせた内容であること、研修のあとに職場で試して振り返る機会まであることです。

会議の研修で避けたいこと

避けたいのは、司会の技法や会議の型を教えることだけで研修を終えることです。型は手がかりになりますが、会議の目的や議題によって合う進め方は変わります。KAKEAIは、万能のやり方はなく、型や手順を守ることは目的ではないと考えています。反対に、型を何も示さずに「会議は目的次第」とだけ伝えても、受講者は何から変えればよいのかがわかりません。研修では、最初に試す進め方を具体的に示したうえで、職場で試して直していくものとして伝えます。

  • 受講者を管理職だけにすること。会議は司会だけでは変わらないので、参加者の側の準備や発言も、部署の全員向けの回で扱います。
  • 受講した人数を研修の成果にすること。受講者の会議で何が変わったかを見る仕組みがないと、研修の内容は職場に届きにくくなります。
  • 研修の直後の満足度だけで効果を判断すること。研修の直後に満足していても、職場で試せていないことがあります。
  • 受講者の上司に内容を伝えないこと。新しい進め方を試すには、受講者の上司の理解も必要です。

人事の担当から受講者の上司には、研修の前に次のように伝えておきましょう。

  • 来週、課長の皆さんが会議の進め方の研修を受けます。研修のあと、課の会議で新しい進め方を試すことになるので、その場をつくっていただけると助かります。

会議の研修の効果は、どう振り返るか

会議の研修の効果は、研修の直後の満足度より、研修のあとに受講者の会議で何が変わったか、決まったことが期限までに動いたかで振り返ります。人事の担当と受講者が一緒に、次のように見ていきます。

  • 受講者の会議の案内に目的と決め方が書かれるようになっていたなら、次は、その会議の参加者に、進め方で変わったと感じる点を尋ねてみてください。
  • 決まったことが期限までに動いていない会議が多いなら、次の研修では、会議の終わりの確認と、次の会議の冒頭での共有に時間を割きましょう。
  • 受講者から、職場では試しにくいという声が出ていたなら、受講者の上司にも研修の内容を伝え、試す場を一緒に考えてもらいます。
  • 振り返りの会で、うまくいった会議の例が出たなら、本人の了解を得て、その案内と記録を次の研修の教材に使うのも1つの方法です。

研修は一度で終わらせず、振り返りの会で集まった声をもとに、次の研修の内容を直していくことをおすすめします。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

全社の会議や研修で伝えたことが、上司と部下の1on1でどう生かされているかを、記録の中身を読まずに支えたいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

導入の前に、記録をだれが見られるかを確かめるとき。

記録が誰に見えるかを、上司と部下に前もって伝えたうえで1on1を始められます。

文字起こし、「1on1のAI要約」、「概要」のダイジェスト、「MOVE」(1on1で決めた次の一歩と目標を、相手ごとに一覧にする画面)は、1on1をするお二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。システム管理者が見られるのは、マネジャーごとの「Get Advice」(直近1か月の1on1のまとめと、1on1の強みと伸び代を示す画面)です。

上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。

研修で学んだ聞き方を、上司が自分の1on1の場面で振り返れます。

その回の上司の問いかけが相手の話をどう引き出したかが、その回の会話をもとに書かれることがあります。上司ご本人にだけ表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…数字の報告を受け取るだけでなく、担当者がその数字をどう読んでいるかを問う形は、西村さんが自分の判断を持ち込む場を作りました。…

1on1の前に「1on1の準備」でテーマを選んだとき。

全社で伝えた方針を受けて一人ひとりが話したいことを、部下の側から1on1に持ち込めます。

話したいテーマは上司と部下のどちらも選べ、部下は上司にどう関わってほしいか(期待する対応)も選べます。選ばれた内容は、1on1が始まったときに Kakeai AI が挙げます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…準備されたテーマは「東南アジアの新規開拓リスト」×「一緒に考えてほしい」、「スキルや力の向上」×「具体的なアドバイスが欲しい」の2つです。…

Kakeai AI 1on1 の導入を検討している方は、サービス資料をお受け取りください。

ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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  • 1on1の前・最中・あとに、Kakeai AI が上司と部下それぞれに出すもの
  • 導入の進め方と、ご利用企業の事例
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画面を見ながら説明を聞きたい方は、30分のオンライン説明をご予約いただけます。

よくある質問

会議の進め方の研修では、何を教えればよいですか。

会議の進め方の研修では、会議の前・最中・あとの3つに分けて教えるとよいでしょう。会議の前は、目的を一文で書くことと、議題を報告・相談・決定に分けることです。最中は、決める人と決め方を示すこと、時間を区切ること、懸念を出しやすくすることです。あとは、誰がいつまでに何をするかを確認し、次の会議の冒頭で進み具合を共有することです。

会議の研修は、社内で行うのと社外の研修を使うのと、どちらがよいですか。

会議の研修を社内で行うか社外の研修を使うかに、決まった正解はありません。どちらの場合も、3つの観点で考えます。受講者が実際に進めている会議を題材にできること、司会・決める人・参加者といった役割に合わせた内容であること、研修のあとに職場で試して振り返る機会まであることです。社内で行う場合は、人事の担当が振り返りの会まで受け持つと続けやすくなります。

会議の研修の対象は、管理職だけでよいですか。

会議の研修の対象を管理職だけにすると、参加者の側の準備や発言の仕方が変わらず、会議全体は変わりにくくなります。管理職や司会を務める人向けの回とは別に、部署の全員向けの回を設け、会議の前に資料を読んで意見を1つ用意して出ることや、心配な点を具体的に言うことを扱うことをおすすめします。新しい進め方を試すには、受講者の上司の理解も必要です。

会議の研修の効果は、どう測ればよいですか。

会議の研修の効果は、研修の直後の満足度より、研修のあとに受講者の会議で何が変わったかで見るとよいでしょう。たとえば、会議の案内に目的と決め方が書かれるようになったかどうかです。決まったことが期限までに実行されたか、会議の参加者が進め方の変化を感じているかも、手がかりになります。研修の2〜4週間後に振り返りの会を開き、受講者が試したことを持ち寄ると、次の研修の内容も直せます。

会議の研修とファシリテーション研修は、何が違いますか。

ファシリテーション研修は、会議の最中の進行の技法を中心に学ぶ研修を指すことが多い言葉です。会議の進め方の研修は、それに加えて、会議の目的と議題の決め方や、決める人と決め方の示し方を扱います。会議のあとに決まったことを動かす方法も、研修の範囲に入ります。会議の課題が、決まったことが実行されないことにあるなら、進行の技法だけでなく、会議の前とあとも扱う研修が合っています。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/in-house-training-on-running-meetings

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: