上司の方へ会議・ミーティング
会議の次第の書き方
先に答え
会議の次第(議事次第)は、会議の当日に何をどの順番で進め、誰が担当するかを書いた一覧です。書く項目は、表題・日時・場所・番号つきの各項目・担当・時間・配布資料の番号です。順番は、開会・挨拶・報告・議事(説明や審議)・質疑・連絡・閉会の順が基本です。各項目は「報告事項」のような名前だけにせず、中身が分かる言葉で書き、質疑と休憩の時間も独立させて入れておくとよいでしょう。挨拶や報告をお願いする人には、話してほしい内容と時間を前もって伝え、主催の責任者に案を確認してもらってから参加者に送ります。
会議の次第とは: 当日の進行の順番と担当を書いた一覧
会議の次第(議事次第)は、会議の当日に、何をどの順番で進め、誰が担当するのかを書いた一覧です。参加者は次第を見れば、今どこまで進んでいて、次に何があるのかが分かります。式典の進行を書いたものは、式次第と呼ばれます。
次第は、総会や委員会、取引先を招く説明会や式典など、改まった会議で使われます。社内の普段の打ち合わせなら、議題を並べたアジェンダで足ります。次第、アジェンダ、レジュメは、中心になる中身が違います。
| 書類 | 中心になる中身 | 主に使う会議 |
|---|---|---|
| 次第 | 進行の | 総会、 |
| アジェンダ | 議題と、 | 社内の |
| レジュメ | 議題ごとの | 議題の |
以下では、営業推進部が年に1回開く、販売代理店の方を招いた代理店会議(約40名、2時間)の次第を例にします。次第の案は、営業推進部の課長が作ります。
会議の次第に書く項目と、 基本の順番
会議の次第には、表題・日時・場所・進行の項目・各項目の担当と時間・配布資料の番号を書きます。項目の順番は、開会・挨拶・報告・議事(説明や審議)・質疑・連絡・閉会の順が基本です。
代理店会議の次第は、たとえば次のようになります。表題は「第12回 販売代理店会議 議事次第」、日時と場所はその下に1行ずつ書きます。
| 時刻 | 項目 | 担当 |
|---|---|---|
| 13:00 | 1. 開会 | 司会 営業推進部 □□ |
| 13:05 | 2. 開会の挨拶 | 営業本部長 ○○ |
| 13:15 | 3. 今年度の | 営業推進部長 △△ |
| 13:40 | 4. 来年度の | 営業本部長 ○○ |
| 14:10 | 休憩 | |
| 14:20 | 5. 新製品の | 商品企画課 |
| 14:45 | 6. 質疑応答 | 司会 |
| 14:55 | 7. 事務連絡 | 営業推進部 □□ |
| 15:00 | 8. 閉会 | 司会 |
書くときは、次の点に気を配るとよいでしょう。
- 項目には番号を振り、中身が分かる名前にします。「報告事項」「その他」だけでは、何の話か分かりません。「今年度の販売実績のご報告」のように書きます。
- 資料の中身は次第に書かず、資料番号で結びます。次第は1枚に収め、詳しい内容は資料に任せます。
- 時刻か、各項目の長さを書きます。社外の方が多い会議では、開始の時刻を書いておくと、途中から加わる方にも分かりやすくなります。
- 質疑と休憩を、独立した項目にします。説明の時間に質疑を含めると、説明が延びたときに質疑の時間がなくなります。
- 担当は役職と名前で書きます。社外の来賓に挨拶をお願いする場合は、会社名と役職、名前に「様」を付けます。
会議の次第を作る手順: 誰に何を確かめるか
次第は、項目を並べるだけなら短い時間で作れます。ただ、担当をお願いする人に内容と時間が伝わっていないと、当日に挨拶や報告が予定より長くなり、ほかの項目の時間が足りなくなることがあります。次の順に進めることをおすすめします。
- 会議の目的と、参加者に持ち帰ってほしいことを決めます。代理店会議であれば、来年度の方針と新製品を知ってもらい、質問に答えることです。
- 項目を並べ、担当をお願いする人に、話してほしい内容と時間を伝えます。
- 時間を割り振り、質疑と休憩を入れます。
- 主催の責任者に案を見てもらい、確定します。
- 前もって参加者に送るか、当日に机に置くか、画面に映すかを決めます。
担当をお願いするときは、話してほしい内容と時間を一緒に伝えます。
- 代理店会議の次第を作っています。冒頭のご挨拶を、5分ほどお願いできますか。来年度の方針に一言触れていただけると助かります。
- 新製品のご紹介は、25分の枠を取っています。ご質問はそのあとの質疑の時間でお受けしますので、25分はご説明に使っていただいてかまいません。
次第の案は、関わる人に早めに見てもらいます。
- 次第の案を作りました。順番と時間で気になるところがあれば、木曜までに教えてください。
- 質疑の時間を10分取っていますが、足りないと思われる方はいますか。去年の会議を知っている方の意見を聞きたいです。
次第の案づくりを部下にお願いするときは、何のための会議かと、変えてほしい点を理由と一緒に伝えます。
- 代理店会議の次第の案を作ってもらえますか。去年の次第をもとにして、新製品のご紹介の枠を足してほしいんです。代理店の方に、新製品の話を一番聞いていただきたいからです。
案を作った側から、確認をお願いするときの言い方です。
- 次第の案ができました。ご挨拶をお願いする方の順番がこれでよいか、確認していただけますか。
参加者に前もって送るときは、質疑の時間があることも伝えておくと、質問を準備してもらえます。
- 来月の代理店会議の次第をお送りします。新製品のご紹介のあとに質疑の時間を設けていますので、ご質問があれば前もってお寄せいただいてもかまいません。
会議の当日、 次第に沿って進める司会の言い方
当日の司会は、項目が変わるたびに、次第の番号と項目の名前を言うと、参加者が今どこにいるのかを見失わずに済みます。
- 定刻になりましたので、ただいまより第12回販売代理店会議を始めます。本日の進め方は、お手元の次第の通りです。
- 次第の3番、今年度の販売実績のご報告です。資料1をご覧ください。
- 次は、4番の来年度の販売方針のご説明です。営業本部長の○○からご説明します。
予定より遅れたときや、順番を変えるときは、その場で伝えます。
- 予定より10分ほど遅れています。休憩を5分に縮め、15時には終われるように進めます。
- 新製品のご紹介と事務連絡の順番を入れ替えます。お手元の次第と順番が変わりますので、ご注意ください。
- ご質問ありがとうございます。質疑の時間が残り少なくなりましたので、残りのご質問は、会議のあとに個別にうかがってもよろしいでしょうか。
- 以上で、本日の次第はすべて終了しました。ご意見は、お配りした用紙で来週の金曜までにお寄せください。
会議の次第で避けたいこと
次第で避けたいのは、次第を作ったことで会議の準備が終わったと考えることです。次第は進行の順番の一覧で、参加者が会議から何を持ち帰るかは、各項目の中身と時間の配分で決まります。
- 挨拶や報告で時間の大半を使う。参加者が一番聞きたい話(代理店会議であれば新製品と来年度の方針)に、十分な時間を取ります。
- 時間を詰め込み、質疑や休憩がない。2時間の会議なら、休憩を1回は入れておくとよいでしょう。
- 次第と当日の資料の番号が合っていない。資料を直したら、次第の資料番号も確かめます。
- 項目の名前だけで中身が分からない。「その他」は、何を扱うのかを書くか、項目から外します。
挨拶や報告を担当する人に、話の中心や時間について伝えるときは、理由を添えます。
- 販売実績のご報告は25分の枠です。細かな数字は資料に任せて、来年度につながる点を中心にお話しいただけますか。
- ご挨拶は5分でお願いしています。代理店の方からのご質問の時間を十分に取りたいので、ご協力いただけると助かります。
会議の次第が役に立ったかを、 どこで振り返るか
次第が役に立ったかどうかは、次第の見た目ではなく、当日の進行と、参加者が持ち帰ったもので振り返るとよいでしょう。
- 参加者が当日、今どの項目が進んでいるのかを迷わずに分かっていたなら、次第の形は翌年もそのまま使えます。
- 各項目が次第に書いた時間の中で終わり、質疑の時間も残っていたなら、時間の割り振りは合っていました。足りなくなった項目があれば、翌年の次第では、その項目の前にある挨拶や報告の時間から見直してみてください。
- 担当をお願いした人に、話してほしい内容と時間が前もって伝わっていなかったなら、次回は、次第の案を送るときに一言添えるところから始めます。
- 質疑や会議のあとの意見に、参加者が一番聞きたかった話についての質問が出ていたなら、その話に十分な時間を割けていたと言えます。出ていなかったなら、次回はその項目の時間を増やすか、順番を前に動かしてみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
会議の議題や資料を準備する段階で、資料をつくる人や報告する人と、何を決めておくかを話す時間が取れないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
終わりが近いときに、球体をクリックしたとき。
会議に出す前に決めておくことを、 1on1の中で決めるか持ち越すかまで、 二人で決めて終えられます。
球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。その回に話した準備の話のうち、まだ決まっていないことを Kakeai AI が挙げ、その場で一つ決めるか、次回に持ち越すかを二人で確かめるよう提案します。お二人に同じ内容が表示されます。
…今日話した「部長会・海外向け価格」の件、…今日ここで一つ決めておくか、次回に持ち越すかをお二人で確かめておけますか?
上司の側で、1on1の前に「1on1前のAIアドバイス」で。
定例や打ち合わせが迫っているときに、 その前の1on1で何を決めておくかを考えてから臨めます。
これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、Kakeai AI がその回の狙いを書きます。近く予定されている会議に向けて、その回で決めておくとよいことに触れることもあります。上司ご本人向けの内容です。
…6月12日の次回定例と6月11日の設計側打ち合わせが迫っているので、今日決めておくと次の場に持ち込める材料が増えます。…
上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。
会議の資料をつくる部下に、 資料のどこに価値があるかを伝える一言を、 受け取る前に考えておけます。
次の1on1までに上司ができることが、その回の会話をもとに書かれます。部下がまとめた資料を受け取ったときに返す一言の例が示されることもあります。上司ご本人にだけ表示されます。
6月25日の1on1で比較を受け取った後、「営業目線で選ばれた理由を入れてくれたこと、企画側に持っていく価値があると思う」と一言返してみると、藤本さんが自分の視点の意味を実感する場になりそうです。
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よくある質問
会議の次第とは何ですか。
会議の次第(議事次第)とは、会議の当日に、何をどの順番で進め、誰が担当するのかを書いた一覧です。参加者は次第を見れば、今どこまで進んでいて、次に何があるのかが分かります。総会や委員会、取引先を招く説明会や式典など、改まった会議で使われます。式典の進行を書いたものは式次第と呼ばれます。
次第とアジェンダは何が違いますか。
次第とアジェンダは、中心になる中身が違います。次第は、進行の順番と、各項目の担当や時間を書いた一覧で、改まった会議で使われます。アジェンダは、議題と、議題ごとに何をするのか(共有・検討・決定)を書いた一覧で、社内の打ち合わせや定例の会議で使われます。社内の普段の会議なら、アジェンダで足ります。
会議の次第には、 時間を書いたほうがよいですか。
会議の次第には、各項目の開始の時刻か、各項目の長さを書いておくことをおすすめします。時間が書いてあると、担当する人が話す長さの目安を持てるうえ、参加者も残りの時間が分かります。社外の方が多い会議では、開始の時刻を書くと、途中から加わる方にも分かりやすくなります。質疑と休憩も、時間を決めて独立した項目にします。
議事次第の「議事」には、 何を書けばよいですか。
議事次第の「議事」には、その会議で説明すること・話し合うこと・決めることを、中身が分かる名前で書きます。「来年度の販売方針のご説明(資料2)」のように、項目の名前と資料番号を並べる形にすると、詳しい内容は資料に任せられます。総会や委員会で決めることがある場合は、何を決めるのかを項目の名前に入れておくと、参加者が準備しやすくなります。
会議の次第は、 事前に配ったほうがよいですか。
会議の次第は、社外の方を招く会議や、質問を前もって集めたい会議では、事前に送っておくとよいでしょう。質疑の時間があることも一緒に伝えると、参加者が質問を準備できます。社内の会議では、当日に机に置くか画面に映すだけでもかまいません。どちらの場合も、主催の責任者に案を確認してもらってから配ります。
関連するページ
出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-shidai-order-of-proceedings-how-to-write
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
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