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タウンホールミーティングとは、会社での開き方
先に答え
タウンホールミーティングとは、経営層が社員と直接向き合い、説明と質疑応答を通じて対話する社内の集まりです。英語の town hall(町の公会堂)に住民が集まり、町のことを話し合った集会が語源とされます。会社で開くときは、議題を1つに絞り、説明より質疑に長く時間をとります。質問は名前を出さずに送れる方法も含めて事前に集め、答えられない質問には回答の期限を伝えます。開催後は質問と回答の一覧を公開し、一人ひとりの仕事への影響は、直属の上司との1on1で話せるようにしておくとよいでしょう。
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KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談をしている理由を尋ねています。会社や組織の考えや状況を理解するためと答えた人は、自分の仕事を進めるためと答えた人に次いで多くなっていました。上司との面談は、会社の考えを知る場としても使われています。タウンホールミーティングで伝えた内容を、そのあとの1on1につなぐ手がかりになる数字です。
- 38.5%
- 1万人調査
- 上司との面談をしている理由(5つまで選択)に、「会社や組織の考えや状況を理解するため」を挙げた人の割合
- 「自分の仕事を進めるため」(52.8%)に次いで、2番目に多い理由でした。上司との面談は、自分の仕事を進める場であると同時に、会社の考えを知る場としても使われているということです。
- 15.8%
- 1万人調査
- 上司との面談をしている一番の理由として、「会社や組織の考えや状況を理解するため」を選んだ人の割合
- 一番の理由を1つだけ選ぶ問いでも3番目に多く、「上司との関係性を維持・向上させるため」(8.5%)を上回りました。会社の考えを知ることを面談の一番の目的にしている人は、関係づくりを一番の目的にしている人より多いということです。
どちらの数字も、自分の上司との定期的な面談をしている理由を尋ねたもので、タウンホールミーティングについて尋ねたものではありません。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
タウンホールミーティングとは:意味と語源
タウンホールミーティングとは、経営層が社員と直接向き合い、説明と質疑応答を通じて対話する社内の集まりです。全社で開くことも、事業部や拠点の単位で開くこともあります。形式は、会場に集まる形とオンライン、その両方を組み合わせた形があります。
語源は英語の town hall(町の公会堂)です。アメリカの地域で、住民が公会堂に集まり、町の課題を話し合った集会がもとになったとされます。政治家が有権者と直接対話する集会もこの名前で呼ばれ、会社では、それにならって経営と社員の対話の場を指すようになりました。「タウンミーティング」もほぼ同じ意味で使われ、社内では「全社集会」「対話集会」と呼ぶ会社もあります。
ほかの社内の集まりとの違いは、社員の質問と経営の答えが中心にあることです。
| 集まりの種類 | 中心になること | 社員が担うこと |
|---|---|---|
| 全社説明会・朝礼 | 経営や | 内容を |
| タウンホールミーティング | 経営の | 疑問や |
| 部署の会議 | 部署の | 自分の |
| 上司と | 一人ひとりの | 自分の |
タウンホールミーティングの目的と、 向いている議題
タウンホールミーティングの目的は、経営の考えを経営者自身の言葉で伝えることと、社員の疑問や懸念を直接聞いて答えることの2つです。あわせて、経営の側が現場の受け止め方を知る機会にもなります。
向いているのは、多くの社員の仕事に関わり、質問が出ることが見込まれる議題です。たとえば、組織や拠点の統合、制度の大きな変更、業績と来期の方針の説明などが当てはまります。一方で、一人ひとりの評価や異動の相談は、全社員の前で扱う話ではありません。ハラスメントや健康に関わる相談が寄せられたときは、その場で判断を示さず、会社の相談窓口や人事の担当につなぐことを、人事と経営で開催の前に決めておきましょう。
以下では、来年4月に予定している2つの営業所の統合を、社長が全社員に説明するタウンホールミーティングを例にします。
会社でのタウンホールミーティングの開き方
タウンホールミーティングは、議題を1つに絞り、説明より質疑に長く時間をとる形で組むと、対話の場になりやすくなります。準備から開催後までの流れは、次の通りです。
- 議題と目的を1つに絞ります。「営業所の統合について、決まっていることを伝え、社員の疑問に答える」のように、一文で言える形にします。
- 時間の配分を決めます。たとえば60分の会なら、経営の説明を15〜20分ほどにして残りを質疑にあてる、という配分が1つの目安になります。
- 質問を事前に集めます。名前を出さずに送れる方法も用意すると、大勢の前では尋ねにくい質問も集まりやすくなります。
- 管理職に前もって資料を共有します。開催のあと、部下から職場で質問されたときに答えられるようにするためです。
- 司会を決めます。人事や広報の担当が司会を務め、事前の質問の読み上げと時間の進行を受け持つと、経営者は答えることに集中できます。
- 開催後に、質問と回答の一覧を公開します。当日に答えきれなかった質問への回答と、決まったことの続報も、期限を決めて出します。
当日の冒頭では、司会が会の進め方を伝え、経営者は、決まっていることとまだ決まっていないことを分けて話します。分けて話せば、まだ決まっていない点についても、社員が質問しやすくなります。
- 本日は60分のうち、社長からの説明が15分、残りの時間を皆さんからの質問にあてます。名前を出さずに質問したい方は、お手元の画面から送ってください。
- 今日は、来年4月に予定している2つの営業所の統合についてお話しします。決まっていることと、まだ決まっていないことを分けてお伝えします。
- 統合の時期と新しい事務所の場所は決まっています。席の配置や、お客様ごとの担当の分け方は、まだ決まっていません。
社員からの質問には、答えられることはその場で答え、答えられないことは、いつまでに答えるかを伝えます。
- 事前にいただいた質問の中で最も多かったのは、統合のあともお客様の担当が変わらないのかどうか、というご質問でした。
- その点は、今日の時点では私も答えを持っていません。担当の分け方は今月末までに決めて、今日いただいた質問への回答と一緒にお知らせします。
- 通勤が遠くなる方がいることは、私たちも承知しています。一人ひとりの困りごとを、人事が個別に伺う場を用意します。
厳しい意見や質問が出たときは、まず質問してくれたことに礼を言い、言い訳から入らずに答えます。
- 率直なご意見をありがとうございます。統合を決めた理由の説明が足りなかったのは、私たちの側の問題です。もう一度、理由からお話しします。
- 今のご質問には、今日はお答えしきれません。来週中に、書面でお答えします。
終わりには、司会が、残った質問への回答の時期と、続報をどこで知らせるかを伝えます。
- 時間の都合で、いただいた質問のうち12問にはお答えできませんでした。来週の金曜日までに、社内のお知らせに回答を載せます。
- 今日の会の進め方について、よかった点や変えたほうがよい点があれば、終わったあとのアンケートで教えてください。
タウンホールミーティングのあとは、 直属の上司との1on1につなぐ
タウンホールミーティングで経営が話せるのは、全社に関わる話までです。統合が一人ひとりの仕事にどう関わるのかは、そのあと、それぞれの部下と直属の上司が話すことになります。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談をしている理由(5つまで選択)として、「会社や組織の考えや状況を理解するため」を挙げた人が38.5%いました。「自分の仕事を進めるため」(52.8%)に次いで、2番目に多い理由です。上司との面談は、自分の仕事を進める場であると同時に、会社の考えを知る場としても使われています。面談についての数字ですが、タウンホールミーティングで経営が話した内容も、そのあと直属の上司と話す機会があれば、社員が自分の仕事との関係を理解しやすくなると考えられます。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、1on1は、その部下の仕事を決められる直属の上司が行うのがよいと考えています。ただし、上司であっても、部下の仕事を見てもいないなら、上司が行う意味はありません。タウンホールミーティングで経営と社員が直接話す機会を設けても、上司と部下の1on1の代わりにはなりません。
人事の担当から管理職には、開催の前に、次のように伝えておくことをおすすめします。
- 統合の説明は、来週のタウンホールミーティングで社長から全社員に話します。その前日に、課長の皆さんに同じ資料をお送りします。
- 開催のあと、部下の方から答えにくい質問を受けたら、人事にお知らせください。回答の一覧に加えます。
- 資料の中で、職場で説明しにくいと感じるところがあれば、開催の前に教えてください。社長の説明に反映します。
開催のあとの1on1では、上司が部下の受け止め方を尋ね、仕事に関わるところを一緒に整理するのも1つの方法です。
- 先日のタウンホールミーティングで話があった営業所の統合について、○○さんはどう感じましたか。
- ○○さんの担当のお客様に関わりそうなところを、一緒に整理しませんか。私が答えられないことは、人事に確認してからお伝えします。
- 社長の説明を聞いて、まだ気になっていることがあれば教えてください。人事に伝えて、回答の一覧に入れてもらいます。
部下の側から、上司に尋ねたいこともあるでしょう。上司と一緒に考えたいことがあるときは、そのことも添えて切り出すと話しやすくなります。
- 先日のタウンホールミーティングの統合の話で、私の担当のお客様がどうなるのかが気になっています。次の1on1で、一緒に考えていただけますか。
タウンホールミーティングで避けたいこと
避けたいのは、経営の説明だけで時間を使い切ってしまうことです。質疑の時間が残らなければ、名前が変わっただけの説明会になります。反対に、質問に答えることに終始して、経営として何を大事にしてその判断をしたのかが伝わらないまま終わることも避けたいところです。
- 答えやすい質問だけを選んで読み上げること。事前の質問を選ぶ場合は、多かった質問から順に取り上げ、取り上げなかった質問にも開催後に答えます。
- 決まっていないことを、決まっているように話すこと。その場の不安を和らげようとして見通しを言い切ると、あとで内容が変わったときに説明が難しくなります。
- 開いたあとに、何も知らせないこと。回答の一覧や続報が出なければ、次の開催で質問は集まりにくくなると考えられます。
- 上司と部下の1on1の代わりにすること。全社に関わる説明と、一人ひとりの仕事の話は、場を分けて扱います。
タウンホールミーティングがうまくいったかを、 どう振り返るか
タウンホールミーティングがうまくいったかは、参加した人数より、社員の疑問に答えられたか、そのあと職場で話が続いたかで振り返ります。
- 質疑に十分な時間をとれていたなら、次は、取り上げきれなかった質問への回答をいつ出すかを、開催の案内に書いておくとよいでしょう。
- 質問がほとんど出なかったなら、次は、名前を出さずに送れる方法を広げ、事前の受け付けの期間も長めにとってみてください。
- 開催のあとの1on1で、部下から統合の話が出ていたなら、上司が受けた質問を人事に集め、回答の一覧に加えましょう。
- 経営の説明が予定より長くなったなら、次は、説明の資料を事前に配り、当日は要点だけを話すようにしてみてください。
開催のあと、決まったことの続報を出すたびに、社員の疑問にどこまで答えられたかを、人事と経営で振り返ってみてください。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
全社の会議や研修で伝えたことが、上司と部下の1on1でどう生かされているかを、記録の中身を読まずに支えたいときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。
導入の前に、記録をだれが見られるかを確かめるとき。
記録が誰に見えるかを、 上司と部下に前もって伝えたうえで1on1を始められます。
文字起こし、「1on1のAI要約」、「概要」のダイジェスト、「MOVE」(1on1で決めた次の一歩と目標を、相手ごとに一覧にする画面)は、1on1をするお二人の画面に表示され、システム管理者には表示されません。ご契約によっては、要約をほかの方に共有する機能もあります(共有した相手はお二人とも確認できます)。システム管理者が見られるのは、マネジャーごとの「Get Advice」(直近1か月の1on1のまとめと、1on1の強みと伸び代を示す画面)です。
上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。
研修で学んだ聞き方を、 上司が自分の1on1の場面で振り返れます。
その回の上司の問いかけが相手の話をどう引き出したかが、その回の会話をもとに書かれることがあります。上司ご本人にだけ表示されます。
…数字の報告を受け取るだけでなく、担当者がその数字をどう読んでいるかを問う形は、西村さんが自分の判断を持ち込む場を作りました。…
1on1の前に「1on1の準備」でテーマを選んだとき。
全社で伝えた方針を受けて一人ひとりが話したいことを、 部下の側から1on1に持ち込めます。
話したいテーマは上司と部下のどちらも選べ、部下は上司にどう関わってほしいか(期待する対応)も選べます。選ばれた内容は、1on1が始まったときに Kakeai AI が挙げます。
…準備されたテーマは「東南アジアの新規開拓リスト」×「一緒に考えてほしい」、「スキルや力の向上」×「具体的なアドバイスが欲しい」の2つです。…
Kakeai AI 1on1 の導入を検討している方は、サービス資料をお受け取りください。
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- 1on1の前・最中・あとに、Kakeai AI が上司と部下それぞれに出すもの
- 導入の進め方と、ご利用企業の事例
- 料金の考え方
画面を見ながら説明を聞きたい方は、30分のオンライン説明をご予約いただけます。
よくある質問
タウンホールミーティングの語源は何ですか。
タウンホールミーティングの語源は、英語の town hall(町の公会堂)です。アメリカの地域で、住民が公会堂に集まって町の課題を話し合った集会がもとになったとされます。政治家が有権者と直接対話する集会もこう呼ばれ、会社では、経営層と社員が説明と質疑応答を通じて対話する社内の集まりを指す言葉として使われています。
タウンホールミーティングとタウンミーティングは違うものですか。
タウンホールミーティングとタウンミーティングは、会社の中ではほぼ同じ意味で使われています。どちらも、経営層と社員が直接向き合い、説明と質疑応答を通じて対話する集まりを指します。社内では「全社集会」「対話集会」と呼ぶ会社もあります。呼び方よりも、説明だけで終わらせず、社員の質問に答える時間を十分にとっているかどうかが、全社説明会との違いになります。
タウンホールミーティングは、どのくらいの頻度で開けばよいですか。
タウンホールミーティングの頻度に決まった目安はありません。組織の統合や制度の大きな変更など、多くの社員の仕事に関わることが決まったときには、時期を合わせて開くとよいでしょう。定期的に開く場合も、回数を決めることより、毎回の議題を1つに絞ることのほうが大事です。前回に答えきれなかった質問への回答を冒頭で伝えると、続けて参加する社員にも意味のある場になります。
タウンホールミーティングで社員から質問が出ないときは、 どうすればよいですか。
タウンホールミーティングで質問が出ないときは、名前を出さずに送れる方法を用意し、開催の前から質問を受け付けてみてください。大勢の前では尋ねにくい質問も集まりやすくなります。事前の質問は多かったものから順に取り上げ、取り上げなかった質問にも開催後に回答を出します。回答や続報が出ていないと、次の開催で質問は集まりにくくなると考えられます。
タウンホールミーティングと1on1は、 どう使い分ければよいですか。
タウンホールミーティングは、全社に関わることを経営と社員が直接話す場で、1on1は、一人ひとりの仕事と成長を前に進める場です。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談をしている理由に「会社や組織の考えや状況を理解するため」を挙げた人が38.5%いました。タウンホールで伝えた内容が自分の仕事にどう関わるかは、そのあとの直属の上司との1on1で話すことをおすすめします。
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出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/town-hall-meeting-how-to-hold
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: