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部下の方へ管理職・マネジメント

管理職の魅力は何か

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

管理職の魅力は、一人ではできない規模の仕事をチームで前に進められることと、一緒に仕事をする人の仕事と成長に、自分の判断や意見で関われることです。仕事の進め方を決められる範囲が広がることや、会社の方針に近いところで働けることも挙げられます。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談がその後の行動に毎回またはほぼ毎回つながっている人の61.3%が、面談の成果を実感していました。面談で話したことがその後の行動につながっている人ほど、面談の成果を実感しているということです。魅力を感じないときは、今の上司に、管理職になってよかったと思うときを尋ねてみるとよいでしょう。

数字で見る

ここでは、上司との面談や1on1が、部下にとってどんな時間になっているかを示す数字を2つ紹介します。KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談がその後の行動につながっている人ほど、面談の成果を実感していました。

61.3%
1万人調査
上司との面談が毎回またはほぼ毎回、その後の行動につながっている人のうち、面談の成果を実感している人の割合
ほぼ、または全くつながっていない人では7.0%で、61.3%はその約8.8倍でした。上司と話したことが行動につながっている人ほど、面談の成果を実感しているという結果です。
13.0%
Kakeai AI 1on1 利用データ
1on1のあとに部下が感想を送った回のうち、「助かりました」が選ばれた回の割合
最も多い「自分のことや状況を知ってもらえました」は46.2%でした。上司の関わりが部下の助けになったと感じてもらえるのは、それだけ難しいことだと言えます。

1万人調査は、部下の立場で上司との定期的な面談について尋ねたもので、管理職の魅力そのものは尋ねていません。利用データの感想は、部下が1on1のあとに感想を送った回だけを集計した、複数回答の欄の結果です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

管理職の魅力は何か:よく挙げられる5つと、部下の立場でできること

管理職の魅力としては、たとえば次の5つが挙げられます。どれも会社や職場によって中身が違うので、表の右の列のように、今の職場で確かめることをおすすめします。

管理職の魅力中身部下の立場で知る方法
一人ではできない規模の仕事に関われるチームで目標を持ち、売り場全体や店舗の運営に関われる上司に、今の目標と、それをチームでどう分けているかを尋ねる
人の仕事と成長に関われる相談に乗って判断や意見を伝え、任せた仕事で相手が力をつけていく場面に立ち会える後輩に仕事を教える場面で、自分がどう感じるかを振り返る
仕事の進め方を決められる範囲が広がる売り場の計画、シフト、予算の使い方などを、自分の判断で決められる範囲が広がる上司が自分の判断で決めていることと、さらに上の判断が要ることを尋ねる
会社の方針に近いところで仕事ができる方針や情報に早く触れ、自分の考えを伝える場に出られる上司が出ている会議で、どんな話が出ているかを尋ねる
給与や手当が変わることがある役職手当などの扱いは、会社ごとに異なる就業規則や人事制度の資料を読み、人事の担当に確認する

以下では、スーパーの店舗で売り場を担当している部下と、店長の場面を例にします。

管理職の魅力の中心:人と一緒に、仕事と成長を前に進められること

管理職の魅力の中心は、一人ではできない規模の仕事を、一緒に仕事をする人と前に進められることだと考えられます。部下の相談に乗って判断や意見を伝えることや、任せた仕事を通して相手が力をつけていく場面に関われることは、管理職ならではの仕事です。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談が毎回またはほぼ毎回、その後の行動につながっている人の61.3%が、「面談が成果につながっている」と感じていました。ほぼ、または全くつながっていない人では7.0%です。上司と話したことが行動につながっている人ほど、面談の成果を実感しているということです。

面談についての数字ですが、管理職の魅力に当てはめると、自分と話したことが相手の次の行動につながっていく場面に関われることも、管理職の仕事の1つだと考えられます。

1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、1on1のあとに部下が感想を送った回を集計しています。そのうち「助かりました」が選ばれた回は13.0%でした。最も多いのは「自分のことや状況を知ってもらえました」で、46.2%です。部下に「助かりました」と感じてもらえる1on1にするのは、それだけ難しいことだと考えられます。その分、相手の仕事が前に進んだと分かったときの喜びは、管理職の魅力の1つになるかもしれません。

KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、上司と部下の面談については上司も部下も両方が当事者だと考えています。管理職の魅力も、上司から聞かされるのを待つだけでなく、部下の側から尋ね、試してみることで確かめられます。

管理職に魅力を感じないとき:理由ごとの考え方

管理職に魅力を感じないのは、おかしなことではありません。理由によって、調べることと、上司に相談できることが変わります。上司の側にも、話しにくい事情があります。昇格や給与のことは上司の一存では決められないため、はっきり答えられないこともあります。

大変そうで、責任が重そうに見える

外から見えやすいのは、会議や調整、トラブルの対応です。一方で、部下の相談に乗って判断を伝える時間や、仕事を任せた人が力をつけていく場面は、外からは見えにくい仕事です。大変そうに見える部分だけで判断せず、見えていない部分も上司に尋ねてみてください。

  • 店長の仕事のうち、私たちから見えていない仕事には、どんなものがありますか。
  • 店長が遅くまで残っているのを見て、自分にできるか不安になります。1週間のうち、どんな仕事に時間を使っているのか教えていただけますか。
  • 店長になって、一番大変だったのはどんなときでしたか。そのとき、どう乗り越えたのかも知りたいです。

今の仕事を続けたい

管理職になると、自分で手を動かす時間は減ることがありますが、どの仕事を続けられるかは職場によって違います。続けたい仕事があるなら、そのまま上司に伝えて尋ねてみましょう。

  • 今は、お客様と直接関わる仕事が好きで、管理職に魅力を感じられていません。店長になっても、売り場に立つ時間はありますか。

会社によっては、管理職にならずに専門性を生かす道を用意していることもあります。人事の担当に確認してみるとよいでしょう。

給与や待遇が、責任に見合わないように思える

役職手当や労働時間の扱いは、会社ごとに異なります。就業規則や人事制度の資料を読み、分からない点は人事の担当に尋ねてみてください。上司に尋ねるときは、上司が答えられる範囲のことにとどめると、話がしやすくなります。

  • 店長になると、働く時間の決まりはどう変わるのでしょうか。細かいところは人事に確認しますが、実際の働き方を教えていただけると助かります。

今の上司を見て、なりたいと思えない

今の上司のやり方が、管理職のやり方のすべてではありません。別の店舗の店長や、ほかの部署の管理職の話を聞く機会がないかを、上司や人事に相談してみるのも1つの方法です。

  • ほかの店舗の店長が、どんなふうに売り場をまとめているのか、一度話を聞いてみたいです。そうした機会をつくっていただくことはできますか。

今の上司に、管理職の魅力を尋ねてみる

管理職の魅力を知る近道は、今の上司に直接尋ねることです。1on1(上司と部下が1対1で定期的に行う面談)があるなら、話したいことと上司に期待することを、前もって伝えておくと話しやすくなります。

  • 次の1on1で、今後の働き方について話したいです。店長が管理職になって感じていることを教えていただけますか。
  • 店長になってよかったと思うのは、どんなときですか。これからのことを考えるうえで、参考にしたいんです。
  • 売り場の担当だったころと比べて、仕事の面白さは変わりましたか。
  • 逆に、店長の仕事で大変だと感じるのは、どんなところですか。差し支えない範囲で教えていただけますか。
  • 管理職になるかどうか、まだ決めていません。決める前に、一度ご相談の時間をいただけますか。

管理職の仕事の一部を、今の仕事の中で経験してみる

管理職の仕事の一部を経験してみると、自分に合うかどうかを考えやすくなります。売り場の計画や新しく入る人の受け入れ、シフトの作り方など、任せてもらえそうな仕事がないかを上司に相談してみてください。

  • 来月の売り場の入れ替えで、飲料の棚の計画を私に任せていただけないでしょうか。
  • 新しく入るアルバイトの方の最初の1週間を、私が受け持ってもよいでしょうか。
  • シフトの作り方を、一度教えていただけますか。店長がどんなことを考えて組んでいるのかを知りたいんです。
  • 任せていただいた棚の計画について、うまくいかなかった点も含めて、来週振り返りの時間をいただけますか。

任せてもらう仕事は、引き受ける前に、どこまで自分で決めてよいか、困ったときは誰に相談するかを確認しておくと安心です。

管理職になるかを考えるとき、どこで振り返るか

管理職になるかどうかは、魅力の一覧を読んで決めるより、今の上司と話し、仕事の一部を経験したうえで振り返るとよいでしょう。次のように進めてみてください。

  • 管理職の仕事のうち、外から見えていなかった部分を上司から聞けたら、次は、その仕事のどこに面白さを感じるかを考えてみてください。
  • 管理職の仕事の一部を経験したら、面白いと感じたことと負担に感じたことを書き出して、次の1on1で上司に話してみましょう。
  • 続けたい仕事を管理職になっても続けられるかがわからないときは、上司や人事の担当に尋ねてみるとよいでしょう。
  • 後輩や新しく入った人の仕事が前に進んだときに、自分がどんな気持ちになったかも、決めるときの材料になります。

迷っていることは、そのまま上司に相談してかまいません。決めるのは自分ですが、一人で決める必要はありません。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

管理職を打診された、管理職と専門職のどちらに進むかを迷う、昇格の準備でマネジメント経験をどう書くかに悩むというときに、会社でKakeai AI 1on1を利用している場合は次のことができます。

上司との1on1の前、「1on1前のAIアドバイス」で。

管理職になるかどうかの結論を急がず、今の仕事で感じていることから上司に話し始められます。

キャリアのテーマが選ばれた回には、ご自身向けのアドバイスで、キャリアの話にどう入るかと、最初に言う一言の例が示されることがあります。ご自身の側で選んだテーマと期待する対応は、上司の画面にも表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…最初の一言はこんな形はどうでしょう。「今日は初めてなので、まず今の仕事で感じていることを少し話してから、キャリアの話に進んでもいいですか」。…

上司との1on1の途中で、球体を押したとき。

キャリアについて考えていることを、話して終わりにせず、次の1on1までに試す一歩にできます。

実施中に球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)を押すと、その日に出たキャリアの話を受けて、次の1on1までに動けることを一つ決めることを、Kakeai AI が二人に提案することがあります。お二人の画面に同じものが表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

今日話した「今後のキャリア」の件で、秋の公募(10月ごろ)に向けてこのプロジェクトの間に企画の仕事のやり方を見ておきたいという話がありました。次回までに動けることを一つ、お二人で決めておきませんか?

昇格の準備を上司と話した回のあと。

昇格のレポートに書く仕事の中身を、1on1で話して決まったことから書き始められます。

ご自身向けの「1on1後のAIアドバイス」に、昇格のレポートなどを書くときに、その回に決まったことをどう使うかが書かれることがあります。上司には上司向けの別の内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…骨子を書き始めるとき、「何をした」の欄に今日決まった条件…を仮で置いてみると、「薄い」と感じていた部分が少し埋まるかもしれません。…

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ご利用企業 累計600社以上/1on1実施 累計300万回以上(2020年から)

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この手引きの数字のもとになった、1万人調査のレポート

1on1の踊り場から脱却するヒント:1万人調査が解明した、形骸化を超える構造(全43ページ・PDF)

  • 1万人のデータで見る、1on1の頻度・時間・場所・話題の実態
  • 成果・成長の実感を左右するもの(実施理由・上司への期待・困りごと・行動への接続)
  • 明日の1on1からできること(前・最中・直後・日常の4つの場面と、具体的な声のかけ方)

よくある質問

管理職になるメリットは何ですか。

管理職になるメリットとしては、一人ではできない規模の仕事にチームで関われること、一緒に仕事をする人の仕事と成長に関われること、仕事の進め方を決められる範囲が広がることなどが挙げられます。役職手当などの給与の扱いは会社ごとに異なるので、就業規則や人事の担当に確認してください。今の上司に、管理職になってよかったと思うときを尋ねてみるのも1つの方法です。

管理職に魅力を感じないのは、おかしいことですか。

管理職に魅力を感じないのは、おかしいことではありません。大変そうに見える、今の仕事を続けたい、待遇が見合わないように思えるなど、理由は人によって異なります。理由が分かれば、上司に尋ねることや、人事に確認することが見えてきます。会社によっては、管理職にならずに専門性を生かす道を用意していることもあります。

管理職になりたくないと、上司に伝えてもよいですか。

管理職になりたくないと思っているなら、理由と一緒に上司に伝えてかまいません。「今はお客様と関わる仕事を続けたい」のように理由を話すと、上司も、任せる仕事やこれからの働き方を一緒に考えやすくなります。昇格や評価の扱いは上司の一存では決められないため、気になる点は人事制度の資料や人事の担当にも確認しておくと安心です。

管理職の魅力を、管理職になる前に確かめる方法はありますか。

管理職の魅力は、管理職になる前でも、今の上司に尋ねることと、管理職の仕事の一部を経験することで知ることができます。たとえば、売り場の計画や新しく入る人の受け入れを任せてもらえないか、上司に相談してみてください。引き受ける前に、どこまで自分で決めてよいか、困ったときに誰に相談するかを確認しておくと安心です。

管理職は、部下から感謝されることはありますか。

管理職が部下から感謝の言葉を受け取る場面はありますが、毎回ではありません。1on1を支援するサービス「Kakeai AI 1on1」の利用データ(抽出した30万回の1on1の記録)では、1on1のあとに部下が感想を送った回を集計しています。そのうち「助かりました」が選ばれた回は13.0%でした。上司の関わりが部下の助けになったと感じてもらえるのは、それだけ難しいことだと言えます。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

出典:株式会社KAKEAI「Kakeai AI 1on1 利用データの集計」(2025年10月12日〜2026年10月3日に行われた1on1から抽出した30万回の記録を、会社や個人が特定できない形で集計)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/appeal-of-being-a-manager

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: