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ミーティングで話すことがないとき
先に答え
ミーティングで話すことがないと感じるときは、報告することがないだけで、発言できることがないとは限りません。聞きたいこと、決めてほしいこと、気になっていることが1つあれば、「変わりありません」のあとにそれを添えてください。どれもない回は、一言で終えてかまいません。意見を求められて考えが固まらないときは途中の考えか質問を出し、何を求められているか分からないときはその場で尋ねます。会議を開く側は、全員が順番に報告する形を見直し、報告は事前の文書で集めて、会議では聞きたいことと決めることを尋ねる形にするとよいでしょう。
数字で見る
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、上司との1対1の面談について尋ねたものです。面談で上司に一番期待することとして「報告したい」を選んだ人は少なく、上司の考えや関わりを求める答えのほうが多くなっていました。最も多い答えは「その時々によって違う」でした。つまり、上司と1対1で話す場で部下が求めるものは報告に限らず、何を求めるかが回によって変わるという人が最も多いということです。
- 9.4%
- 1万人調査
- 面談で上司に一番期待することとして「報告したい」を選んだ人の割合
- 「具体的なアドバイスがほしい」18.3%、「意見を聞きたい」14.1%、「一緒に考えてほしい」13.2%を合わせると45.6%でした。報告よりも、上司の考えや関わりを求める答えのほうが多く選ばれている、という意味です。
- 20.9%
- 1万人調査
- 面談で上司に一番期待することとして「その時々によって違う」を選んだ人の割合
- 選べる答えの中で最も多く選ばれたのが、この答えでした。上司に期待することが1つに決まっておらず、回によって変わる人が最も多い、という意味です。同じ人でも、面談で上司に求めるものが回ごとに違うことがある、という答えです。
この調査は上司との1対1の面談について尋ねたもので、複数人の会議やミーティングについては尋ねていません。数字は、会議で話すことがないと感じるときに、何を持ち込めばよいかを考える手がかりとして示しています。
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。
ミーティングで話すことがないのは、 話す中身がないからとは限らない
会議やミーティングで「話すことがない」と感じるとき、自分の準備が足りないせいだと思うかもしれません。しかし、起きていることは、多くの場合次の3つのどれかです。1つ目は、順番に報告する会議で、自分の担当にその週の変化がないことです。2つ目は、意見を求められているのに、自分の考えがまだ固まっていないことです。3つ目は、その会議で自分に何が求められているのかが分からないことです。どれに当たるかで、最初にすることが変わります。
KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談で上司に一番期待することとして「報告したい」を選んだ人は9.4%でした。上司の考えや関わりを求める3つの答え(「具体的なアドバイスがほしい」18.3%、「意見を聞きたい」14.1%、「一緒に考えてほしい」13.2%)を合わせると、45.6%になります。「報告したい」は、「その他」を除く7つの答えの中で、「話を聞いてほしい」7.9%に次いで少ない答えでした。つまり、上司と1対1で話す場で部下が求めているのは、報告よりも、上司の考えや関わりのほうが多いということです。
同じ質問で最も多かった答えは、「その時々によって違う」の20.9%でした。上司と話す場に何を求めるかが回ごとに変わる、という人が最も多かったということです。1対1の面談についての数字で、会議について尋ねたものではありません。ただ、上司と話す場で求められているのが報告だけではないことは、会議で何を話すかを考える手がかりになるでしょう。
報告することがない週でも、聞きたいことや決めてほしいこと、気になっていることがあれば、それを発言にするとよいでしょう。どれもない回は、「変わりありません」と一言で終えてかまいません。
以下では、通販事業部の毎週月曜の定例(受注と返品の対応の共有。6人で30分)に、返品の問い合わせを担当する人が出ている場面を例にします。
| 話すことがないと感じる場面 | 起きていること | 最初にすること |
|---|---|---|
| 自分の | 先週と | 「変わりありません」と |
| 意見を | 完成した | 途中の |
| 何を | 議題を | その場で、 |
担当に変化がないとき: 「変わりありません」のあとに、 聞きたいことを1つ添える
自分の担当に変化がない週は、「変わりありません」と短く言うのが一番分かりやすい報告です。そのうえで、聞きたいことや決めてほしいこと、気になっていることが1つあれば、報告の代わりに出してください。ほかの出席者にとっても、変化のない報告を詳しく聞くより、こうした発言のほうが話し合いにつながりやすいでしょう。
- 返品の問い合わせは、先週と変わりありません。件数も対応も同じです。
- 報告は特にありませんが、1つ聞きたいことがあります。返品の送料を当社が負担する条件は、今月から変わりましたか。
- 私からは変わりなしです。代わりに1点、決めていただきたいことがあります。年末の繁忙期に、返品の受付は電話とメールのどちらを優先しますか。
- 担当の状況に変わりはないのですが、気になっていることが1つあります。同じお客様からの返品が3回続いていて、商品のほうに原因があるかもしれません。
聞きたいことも決めてほしいこともない週は、無理に作らなくてよいでしょう。
- 今週は、報告も相談も特にありません。皆さんの話を聞いて、関わることがあれば発言します。
報告することがない週が何週も続くなら、その会議での自分の役割を、上司に相談してみてください。会議の中でではなく、1on1など、二人で話せる場で切り出すほうが話しやすいでしょう。
- 月曜の定例について、ご相談したいことがあります。私の担当は変化のない週が多く、毎回「変わりなし」と言うだけになっています。報告の枠を外して、聞きたいことや相談があるときだけ話す形にできないでしょうか。
意見を求められたが考えが固まらないとき、 何を求められているか分からないとき
意見を求められて「話すことがない」と感じるときは、完成した意見でなければ発言できない、と思っていないでしょうか。会議の検討に要るのは、結論の出た意見だけではありません。途中の考え、判断に要る質問、気になる点も、検討を前に進めます。
- 結論はまだ出ていないのですが、今の時点で考えていることを話してもよいでしょうか。
- 意見を言う前に、1つ教えてください。この案だと、返品の受付の締め切りは今と変わりますか。
- 賛成か反対かは、まだ決めきれていません。気になっているのは、お客様への案内文を誰が直すかです。
何を求められているか分からないときは、その場で聞いてかまいません。分からないまま黙っていると、ほかの出席者は「意見がない」と受け取り、自分は「話すことがない」と感じる、というすれ違いが残ります。
- この議題で、私には報告を求めていますか。それとも、意見を出したほうがよいでしょうか。
- 私はこの件に直接関わっていないのですが、どの立場から意見を言えばよいか、教えていただけますか。
議題を見ても自分が何をすればよいのか分からない回が続くなら、会議の前に司会や上司に尋ねておくのも1つの方法です。
- 木曜の会議の3つ目の議題について、私に何か用意しておくことはありますか。なければ、聞く側で参加します。
会議を開く側: 順番に報告する形を、 聞きたいことと決めることを尋ねる形に
全員が順番に報告する形の会議では、報告することがない人にも順番が回ります。その人は、話すことを作るか、気まずく「特にありません」と言うかのどちらかになりがちです。開く側が変えられるのは、この形です。
まず、報告は会議の前に短い文書で集め、会議では読んだ前提で、聞きたいことと決めることだけを扱う形にしてみてください。変化のない人は、文書に「変わりなし」と1行書くだけで済みます。
- 来週から、各担当の報告は前日までにチャットに1〜2行で書く形にしませんか。定例では、それを読んだうえで、聞きたいことと決めることだけを話します。
- 報告のない週は、「変わりなし」の1行で結構です。書くことがないのは、問題ではありません。
会議の中では、報告の順番ではなく、聞きたいことと決めてほしいことを尋ねます。発言を求める言い方は、名前を呼んで答えを促す形ではなく、全員に向けて、なければないでよいと添える形にするとよいでしょう。
- 報告はチャットで読みました。ここからは、誰かに聞きたいことや、この場で決めてほしいことがある人から、お願いします。なければ、今日は短く終わります。
- ○○さんの担当の返品について、私から1つ聞いてもよいですか。先週、同じお客様から3回目の返品があったと聞きました。何か気づいたことはありますか。
出席者が黙っているとき、「話すことがないのは関心がないからだ」と受け取らないようにしたいところです。その人が報告することがないだけなのか、意見はあるが言いにくいのか、自分に何が求められているのか分からないのかは、聞いてみないと分かりません。1on1で聞くと、会議の場では出てこなかった事情が分かることがあります。
- 定例で、○○さんが話す機会が少ないように感じています。話すことがないだけなら問題ないのですが、会議の形だと話しにくいことがあれば、教えてもらえますか。
- 定例が○○さんの仕事の役に立っているか、率直なところを教えてもらえますか。報告の枠が無駄だと感じていたら、形を変えたいと思っています。
KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、上司も部下も、両方が当事者だと考えています。会議で話すことがないという状態も、出席者だけの問題でも、開く側だけの問題でもないでしょう。出席者は報告の代わりに聞きたいことを持ち込み、開く側は全員が順番に報告する形を見直す、という両方から始めてみてください。
ミーティングで話すことがないときに、 避けたいこと
- 話すことを作って場をつなぐ。変化のない週に、細かい作業の説明を長くするのは、自分も周りも時間を使うだけです。「変わりありません」の一言のほうが、会議の役に立ちます。
- 分からないまま黙って終える。自分に何が求められているのか分からないときは、会議中か会議の前に聞くほうが、ほかの出席者にとっても助かります。
- 「話すことがない」を、自分の準備不足として抱え込む。報告することがないのは、多くの場合、その週の仕事の状況によるもので、準備だけの問題とは限りません。
- 開く側が、黙っている人に名指しで発言を求める。その人は、その場で話すことを作らなければならなくなります。報告の形を変えるほうが、無理なく続けやすいでしょう。
- 逆に、報告の枠をなくして、変化のあった人の話も会議で聞かなくなる。報告がない人に「ない」と言ってもらうことと、報告がある人の話を会議で聞くことは、両立します。文書で集めた報告のうち、会議で話すものは司会が選びます。
「話すことがない」回が減ったかを振り返るには
話すことがないという状態が変わったかどうかは、自分が毎回何か発言できたかではなく、会議で何を話したかと、会議がどんな形で進んだかで振り返るとよいでしょう。振り返る点は、次の3つです。
- 「変わりありません」のあとに聞きたいことを1つ添えられたら、次の回も、会議の前に聞きたいことと決めてほしいことを1つずつ考えておくとよいでしょう。
- 自分に何が求められている議題か分からないまま終わった回があったら、次の会議の前に、司会や上司にその議題での役割を尋ねておきます。
- 開く側として順番に報告する枠を減らせたら、次は、文書で集めた報告のうち会議で話すものを選び、聞きたいことと決めることに時間を使います。
変化のない週が続く担当なら、報告の枠を外して、相談があるときだけ話す形にできないか、上司に相談するのも1つの方法です。
この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること
Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。
会議の最初に何を話せばよいか、話すことが見つからないと迷うときに、上司と部下の1on1については、Kakeai AI 1on1で次のことができます。
1on1が始まったときに、Kakeai AI のメッセージ欄で。
自己紹介のあとに何を話すかで迷いやすい初回でも、 相手が話しておきたいことを聞くところから始められます。
Kakeai AI が開始の挨拶をします。テーマも前回の一歩も無い初めての回は、挨拶に続けて、話題を一つ出すか、この場で話したいことを尋ねることがあります。お二人の画面に同じ内容が表示されます。
…今日が初めての回なので、石田さん、今日この場で話しておきたいことや聞いておきたいことを教えてもらえますか?
1on1の実施中に、球体か「サイコロをふる」で。
話題を探すところから始めずに、 二人のこれまでを踏まえた話題から話し始められます。
「1on1実施中」の画面の右の列の下にある球体(Kakeai AI に話題を提案させるボタン)か、下のバーの「サイコロをふる」をクリックすると、お二人のこれまでの1on1と関係を踏まえて、Kakeai AI が話題を提案します。お二人に同じものが表示されます。
初回の1on1ということで、まだお互いの状況を共有する機会がなかったかと思います。今の業務の中で気になっていることや、西村さんに知っておいてほしいことがあれば、ぜひ聞かせてもらえますか?山岸さん、いかがでしょう?
部下の側で、1on1の前に「1on1前のAIアドバイス」で。
話すことがないと感じる回でも、 小さな引っかかりを一つ持って1on1に臨めます。
その回の入り方を Kakeai AI が書きます。話すことが決まっていないときの持ち込み方に触れることもあります。部下ご本人向けの内容で、上司には別の内容が表示されます。
…話したいことが大きなテーマでなくても構いません。小さな引っかかりや、まだ言葉になっていないことでも、口に出してみることで今日の場が動き始めます。…
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よくある質問
ミーティングで話すことがないとき、 何か話さなければいけませんか。
ミーティングで話すことがないときに、無理に話す必要はありません。自分の担当に報告することがないなら、「変わりありません」と一言で伝えるのが一番分かりやすい報告です。そのうえで、聞きたいことや決めてほしいこと、気になっていることが1つあれば、報告の代わりに出してください。どれもない回は、ほかの人の話を聞いて、関わることがあれば発言する、と伝えてかまいません。
定例会議で毎回「特にありません」と言うのは、 印象が悪いですか。
定例会議で「特にありません」と言うこと自体は、印象が悪いことではありません。報告することがないのは、その週の仕事の状況によることが多く、準備の問題とは限らないからです。ただし、何週も続くなら、その会議での自分の役割を上司に相談してみてください。報告の枠を外して、聞きたいことや相談があるときだけ話す形にできないか、1on1など二人で話せる場で切り出すと話しやすいでしょう。
会議で意見を求められても、 何も思いつかないときはどう答えればよいですか。
会議で意見を求められて何も思いつかないときは、完成した意見でなくてもよいと考えて、途中の考えか、判断に要る質問を出してください。「結論はまだ出ていませんが、今の時点で考えていることを話してもよいでしょうか」「意見を言う前に、1つ教えてください」という言い方で十分です。賛成か反対かを決めきれないときは、気になっている点を1つ挙げるだけでも、検討は前に進みます。
部下が会議で何も話さないとき、 上司はどうすればよいですか。
部下が会議で何も話さないときは、名指しで発言を求める前に、会議の形を見直すことをおすすめします。全員が順番に報告する形では、変化のない人は話すことを作るか「特にありません」と言うかのどちらかになりがちです。報告は前日までに1〜2行の文書で集め、会議では聞きたいことと決めることだけを扱う形にすると、話すことがない人の負担が減ります。話しにくい事情があるかどうかは、1on1で聞いてみてください。
会議で話すことがないなら、 出席しなくてもよいですか。
会議で話すことがないからといって、黙って出席をやめることはおすすめしません。報告することがなくても、ほかの人の話の中に自分の仕事に関わることが出てくる回はあります。ただし、何週も続けて報告も聞きたいこともないなら、出席の仕方を上司に相談してもよいでしょう。自分に関わる議題があるときだけ出席し、ほかの回は議事録で読む、という形を提案してみてください。
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出典と、この数字を引用するときの書き方
出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)
引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。
作成者と運営者
KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。
このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。
運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: