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定例会議が無駄だと感じるとき

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

定例会議が無駄だと感じるときは、やめるか続けるかを決める前に、直近3回の議事録を見てください。その定例で何が決まり、前回決めたことのうち何が動いたかを確かめます。定例が無駄に感じられやすいのは、開く理由が「決まっているから」だけになり、前回決めたことが次の回で確認されていないときだと考えられます。見直し方の1つは、定例の中身を「前回決めたことの確認」「今回決めること」「共有」の3つに分け、共有を文書に移して、確認と決定だけを定例に残すことです。参加者なら、自分の報告を前回決めたことの自分の担当から話し始めるところから、開く側なら、決めることがない週は開かないと伝えるところから始められます。

数字で見る

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、上司との1対1の面談について尋ねたものです。面談をしている理由に、言われていることを挙げる人は少なくありませんでした。また、話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らないと感じている人では、面談が成果につながっていると感じる人の割合が低くなっていました。つまり、上司との面談を言われているから受けている人は少なくなく、話したことがそのあといかされないと感じている人は、面談の成果を感じにくいということです。

27.2%
1万人調査
面談をしている理由(5つまで選択)に「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を選んだ人の割合
最も多いのは「自分の仕事を進めるため」の52.8%で、「言われているため」は選べる8つの答えの中で4番目でした。面談を自分の仕事を進める場として受けている人が最も多い一方で、実施するように言われているから受けている人も少なくない、という意味です。
23.2%
1万人調査
「上司が日常にいかさない・約束を守らない」に困っている人のうち、面談が成果につながっていると感じている人の割合
困りごとの正式な文言は「会話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らない」で、挙げた人は6.2%です。回答者全体の成果の実感31.9%を下回っています。話したことがそのあとの日常にいかされないと感じている人は、面談が成果につながっていると感じにくい、という意味です。

この調査は上司との1対1の面談について尋ねたもので、定例会議については尋ねていません。27.2%は、面談をしている理由を5つまで選択する質問で選ばれた割合で、一番の理由として選んだ人の割合(20.5%)とは別の数字です。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

定例会議が無駄だと感じるとき、まず見たいのは開く理由と前回とのつながり

定例会議が無駄だと感じる場面として、よく挙げられるのは次の2つです。1つは、「毎週金曜に開く」という予定だけが先にあり、その回に決めることがなくても開かれていることです。もう1つは、前の回で決めたことが次の回で確認されず、同じ報告が繰り返されていることです。どちらも、定例という形そのものより、開く理由が「決まっているから」だけになったときに起きやすいものです。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査では、上司との面談をしている理由(5つまで選択)に「会社または所属組織または上司から実施するように言われているため」を選んだ人は27.2%でした。最も多いのは「自分の仕事を進めるため」の52.8%で、「言われているため」は選べる8つの答えの中で4番目です。つまり、面談を自分の仕事を進める場として受けている人が最も多い一方で、実施するように言われているから受けている人も少なくありません。

1万人調査では、面談の困りごと(複数回答)に「会話したことを上司が日常にいかさない・約束を守らない」を挙げた人は6.2%でした。この人たちのうち、面談が成果につながっていると感じている人は23.2%です。回答者全体では31.9%でした。話したことがそのあとの日常にいかされないと感じている人は、面談が成果につながっていると感じにくくなっています。

どちらも上司との面談についての数字で、定例会議について尋ねたものではありません。ただ、話したことがそのあといかされないと成果を感じにくいという点は、前回決めたことが次の回で確認されない定例にも通じると考えられます。定例を続けるかやめるかを決める前に、まず定例の中身を見直すことをおすすめします。

以下では、経理課の毎週金曜の定例(6人、45分)を例にします。月次の締めの進み具合と、新しい経費精算の仕組みの導入について話す会議です。

定例会議が無駄かどうかを見分ける4つの問い

定例会議が無駄かどうかは、感じ方だけで決めず、直近3回の議事録かメモを見て、4つの問いで確かめることをおすすめします。参加者の立場でも、開く側の立場でも、同じ問いが使えます。

問い無駄に近い答え最初にすること
直近3回で、この定例で決まったことは何か決まったことが思い出せない。報告だけで終わっている次の回の議題を「決めること」から書く
前回決めたことのうち、今回までに動いたものはあるか同じ議題が毎回出て、進んでいない冒頭で、前回決めたことの担当と期限を確認する
出席者のうち、直近3回で議題に関わった人は何人か6人のうち2〜3人しか話していない関わる議題があるときだけ出る形を相談する
この定例がなくなったら、何が困るかすぐに思いつかない共有は文書に移し、決めることだけを残す

4つの問いのどれにも「無駄に近い答え」が当てはまるなら、定例の中身を変えることを考えるとよいでしょう。1つか2つなら、その問いに対する「最初にすること」から始めてみてください。

参加者として定例会議が無駄だと感じるとき:前回決めたことの自分の分から話す

参加者の立場で先にできるのは、自分の報告を「今週したこと」の読み上げから、「前回決めたことのうち、自分の担当がどうなったか」に変えることです。前回の決定から話し始める人が1人いると、会議の流れが前回とつながりやすくなります。

  • 前回、経費精算の新しい入力の手順を私がまとめることになっていました。案ができたので、今日はこの案で進めてよいかを決めていただきたいです。
  • 月次の締めについては、前回と変わったところだけお話しします。変わっていないところは、資料の通りです。

自分に関わる議題がない回が続くなら、出席の仕方を上司に相談してみてください。「無駄です」と言うより、空く時間を何に使えるかを添えて話すと、上司も受け取りやすくなります。

  • 金曜の定例について、ご相談したいことがあります。この1か月、私の担当に関わる議題がない回が続いています。関わる議題があるときに声をかけていただく形にできないでしょうか。
  • 定例の45分を月次の締めの作業に使えると、締めの日に残業せずに終えられそうです。出席の仕方を一緒に考えていただけませんか。

定例の中身そのものを変える提案も、参加者からできます。提案は、不満としてではなく、変えたあとの進め方と試す期間を添えて伝えると、受け取ってもらいやすくなります。

  • 定例の進め方について、1つ提案させてください。各自の報告は前日までに資料に書いておいて、会議では決めることと質問だけにしてはどうでしょうか。まずは1か月、試してみませんか。
  • 前回決めたことの確認を、毎回最初の5分でしてみてはどうでしょうか。私の担当については、私から話します。

上司の側にも、定例を開いている事情があります。課の全員の状況を一度に知る機会が定例しかない、部長に報告する内容を定例で集めている、といった事情です。提案するときに、その事情も尋ねると話が進みやすくなります。

  • この定例で、課長が特に知りたいことは何でしょうか。それが分かると、報告の書き方を合わせられます。

定例会議を開く側として無駄だと言われたとき:中身を3つに分けて、共有を文書に移す

定例を開いている上司が「無駄だ」と言われたときは、やめるか続けるかを先に決めず、定例の中身を3つに分けてみてください。「前回決めたことの確認」「今回決めること」「共有」の3つです。このうち共有は、読めば済むものが多く、文書に移せます。定例に残すのは、確認と決定です。

  • 皆さんの意見を踏まえて、定例の中身を分けたいと考えています。各自の報告は前日までに共有の資料に書いて、金曜の会議は、前回決めたことの確認と今日決めることだけにします。どう思いますか。
  • 定例を45分から30分にして、最初の5分は前回決めたことの確認、残りは決めることに使いたいと考えています。報告について聞きたいことは、その場で質問してください。この進め方で、困ることはありそうですか。

決めることが毎回あるとは限りません。決めることがない週は定例を開かずに文書の共有だけにしてよい、とチームに伝えておくと、予定があるからという理由だけで開くことを避けやすくなります。

  • 今週は決めることがないので、金曜の定例は開きません。資料は共有しておきますので、質問があればチャットでお願いします。
  • 決めることがない週は、前日の木曜までに私から連絡します。連絡がなければ、予定通り開きます。

定例を無駄だと言った部下には、まず率直に言ってくれたことへのお礼を伝え、どの時間が無駄に感じるのかを聞きます。言った人は、定例を直す手がかりを先に出してくれています。

  • 率直に言ってくれて助かります。金曜の定例のうち、どの時間が一番無駄に感じますか。報告の時間か、話がそれる時間か、教えてください。
  • ○○さんの担当に関わる議題が少ないのは、その通りだと思います。関わる議題があるときだけ出てもらう形も含めて、一緒に考えましょう。

定例をやめたり減らしたりするときは、いきなりなくすより、まず隔週にし、次に時間を短くする順で試すとよいでしょう。それぞれの段階で、困ることが出ていないかをチームの皆さんに尋ねながら進めます。その前に、定例で拾っていた個別の相談がどこに移るかを決めておいてください。

定例会議と1on1の役割を分ける

定例会議が無駄だと感じられる原因の1つとして、個別の仕事の進み具合の話が、全員の前で1人ずつ順に報告される形になっていることが考えられます。ほかの5人には関わりの薄い話を聞く時間が、45分の大半を占めます。個別の仕事の進み具合や迷っていることは1on1に移し、定例は全員に関わる決定に絞ると、定例も1on1も、それぞれの役目がはっきりします。

KAKEAIは、上司と部下の面談(1on1)の目的は、仕事と成長を前に進めることだと考えています。話す場を持つこと自体は、目的ではありません。定例会議も同じで、続けるかどうかは、毎週開いたことではなく、開いたあとに何が動いたかで判断できます。

また、KAKEAIは、1on1では仕事の話をしない・進み具合の確認は別の場で行うと決めておくことをおすすめしません。定例から外した個別の進み具合の話は、1on1で正面から扱ってかまいません。

  • 一人ひとりの締めの進み具合は、定例ではなく1on1で聞かせてください。定例では、課の全員に関わることだけを話しましょう。

部下の側からも、個別の話を1on1に移す提案ができます。

  • 月次の締めで迷っている点は、定例ではなく来週の1on1でご相談してもよいでしょうか。定例の時間を取らずに済みますし、詳しくお話しできます。

定例会議が無駄でなくなったかを振り返る

定例会議が無駄でなくなったかどうかは、会議中の発言の多さや時間の短さではなく、定例と定例の間に何が動いたかで振り返るとよいでしょう。中身を変えてから3回ほど続けたところで、次の3つを見てみてください。

  • 前回決めたことのうち、次の定例までに動いていたものがあれば、次はそれを冒頭の確認で短く共有し、残りの時間を決めることに充てます。
  • 決めることがなくて開かなかった週に困ったことがなければ、開かない週を続けてかまいません。困ったことがあれば、何に困ったのかを尋ねて、その分だけを定例に戻します。
  • 自分に関わる議題がない回がまだ続いている人がいたら、その人と出席の仕方を相談します。

前回決めたことが動いていて、開かない週があっても困らず、出ている人それぞれに関わる議題があるなら、その定例は無駄ではなくなってきていると考えてよいでしょう。逆に、3回続けて決まったことがないなら、定例としては一度やめて、決めることがあるときだけ集まる形に変えてみてください。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

会議や会議の資料づくりに時間を取られて仕事が進まないのに、そのことを上司と話す場がないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

実施中とあとに、「1on1のAI要約」で。

会議や資料づくりにかかっている負担を、二人が同じ記録で見ながら、何を減らすか・誰に任せるかを相談できます。

話の中で出た負担の中身や、どちらが何を引き受けたかを、Kakeai AI が生まれたテーマごとの要点としてまとめます。お二人の画面に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

田所さんが部長会資料の営業側の数字を大久保さんに持ってもらうよう伝える方針を示した。

1on1の実施中に、球体をクリックしたとき。

会議の時間を短くする、資料づくりを分担するといった見直しを、担当と期限のついた一歩にしてから1on1を終えられます。

球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。会話から生まれた次の一歩の候補のうち、担当や期限が決まっていないものを Kakeai AI が挙げ、二人で確かめるよう提案します。お二人に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

今日の会話で出た一歩の候補が5つあり、担当と期限がまだ確定していないものが残っています。…「小野寺さんとの週次を6月29日から15分に変える」…それぞれ誰がいつまでにやるかをお二人で確かめておけますか。

ホームの「この先1週間のポイント」で。

1on1で「会議や面談の時間を見直す」と引き受けたことを、期限の前にホームの画面で思い出せます。

Kakeai AI が、ご自身の1on1の予定や次の一歩の期限などから、この先1週間で気にかけておくとよいことを、事実と、問いかけの形の提案で、最大3件書きます。ご自身だけに表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

あなたと田所さんの1on1で引き取った「小野寺との週次を15分に固定する」が6月29日期限で未完了です。今日の小野寺さんとの1on1が15分枠で入っているので、この回から15分固定を実際に始める形で確認できそうです。

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よくある質問

定例会議が無駄だと感じるのは、なぜですか。

定例会議が無駄だと感じられやすいのは、開く理由が「決まっているから」だけになり、その回に決めることがなくても開かれているときだと考えられます。もう1つは、前の回で決めたことが次の回で確認されず、同じ報告が繰り返されているときです。定例という形そのものより、開く理由と前回とのつながりがなくなったときに、無駄に感じられやすくなります。直近3回の議事録で、決まったことと前回の決定のうち動いたものを確かめてみてください。

無駄だと思う定例会議を、部下の立場から見直す提案はできますか。

部下の立場からも、定例会議の見直しを提案できます。会議への不満としてではなく、変えたあとの進め方と試す期間を添えて伝えます。「各自の報告は前日までに資料に書き、会議では決めることと質問だけにするやり方を、1か月試してみませんか」のような言い方です。自分に関わる議題がない回が続くなら、関わる議題があるときだけ出席する形を相談してもかまいません。上司にも定例を開いている事情があるので、この定例で特に知りたいことを尋ねると話が進みやすくなります。

定例会議をやめると、情報の共有が滞りませんか。

定例会議をやめても、共有の多くは文書に移せます。報告の内容を前日までに共有の資料に書き、質問はチャットか次の会議で受ける形にします。滞りやすいのは、共有よりも、定例で拾っていた個別の相談だと考えられます。会議の場で声をかけられたことをきっかけに進んでいた相談は、定例がなくなると後回しになりがちです。個別の仕事の進み具合は1on1に移し、全員に関わる決定があるときだけ集まる形にすると、共有も個別の相談も残ります。

定例会議で、毎回同じ報告が繰り返されるときはどうすればよいですか。

定例会議で同じ報告が繰り返されるときは、前回決めたことが次の回で確認されていないことが考えられます。会議の最初の5分を「前回決めたことの確認」に充て、担当と期限を全員で確かめてください。参加者なら、自分の報告を「今週したこと」ではなく「前回決めたことのうち、自分の担当がどうなったか」から話し始めると、会議の流れが前回とつながりやすくなります。

決めることがない週も、定例会議は開くべきですか。

決めることがない週は、定例会議を開かずに文書の共有だけにしてかまいません。「決めることがない週は前日までに連絡して開かない」とチームに伝えておくと、予定があるからという理由だけで開くことを避けやすくなります。定例会議を続けるかどうかは、開いたこと自体ではなく、開いたあとに何が動いたかで判断できます。開かない週が続いても困ることがなければ、決めることがあるときだけ集まる形に変えてみてください。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/regular-meeting-feels-wasteful

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: