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上司の方へ会議・ミーティング

ミーティングのアジェンダ(議題)の決め方と作り方

更新日 株式会社KAKEAI

先に答え

ミーティングのアジェンダ(議題の一覧)は、話す題を並べるのではなく、議題ごとに「扱い方(共有・検討・決定)」「時間と進める人」「決めるために必要な資料と、決める人」を書いて作ります。先に、会議が終わったときに決まっていることを一文で書き、必要な議題だけを選んでください。決定の議題を先に扱い、報告や連絡は文書に回します。KAKEAIの1万人調査では、上司との面談のあと行動につながる回が半分くらいか、それより少ない人が挙げた理由に、「時間やコストの制約で動けない」が15.4%ありました。話し合いの中身とは別の事情で、決めたことが止まる場合があります。会議で決めたことにも、誰がいつまでに動くかを書き添えることをおすすめします。

数字で見る

1万人調査で、上司との面談のあとに話したことが行動につながらない理由を尋ねると、時間、急ぐ必要の感じ方、権限のように、話し合いの中身とは別の事情も挙がっていました。面談についての数字ですが、会議のアジェンダにも、議題と一緒に、決める人と、決まったら誰がいつまでに動くかを書く欄を置くことをおすすめします。

15.4%
1万人調査
面談のあと行動につながる回が半分くらいか、それより少ない人が挙げた理由のうち、「時間やコストの制約で動けない」の割合
行動につながらない理由を5つまで選んでもらった結果です。話し合ったことが、その中身とは別に、時間が取れないという事情で止まることがあると分かります。面談についての数字ですが、会議で決めたことが止まったときにも、同じ事情がないかを担当した人に尋ねてみるとよいでしょう。
13.4%
1万人調査
同じ人たちが挙げた理由のうち、「今動く必要性を感じていない(緊急度が低い)」の割合
「裁量や権限がなくできない」は9.4%でした。今は急がなくてよいと感じている、あるいは自分には決める権限がない、という事情で、面談で話したことが止まる場合もあります。会議のアジェンダにも、急ぐかどうかと誰が決めるのかを書いておくことをおすすめします。

行動につながらない理由は、上司との面談のあとに行動につながるのが「半分くらいの回」か、それより少ないと答えた6,074人に尋ねたものです。

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

この調査は、上司と定期的に面談をしている会社員1万人に、面談を受ける立場での実感を尋ねたものです。

ミーティングのアジェンダ(議題)とは、何を話すかではなく、何をどう扱うかの一覧

ミーティングのアジェンダとは、その会議で扱う議題を順番と時間とともに書いた一覧のことです。ただし、「カタログの改訂について」のように話す題を並べただけでは、アジェンダとしての役目を果たしません。参加者が知りたいのは、その議題を会議でどう扱うのか(報告を聞くだけか、意見を出すのか、決めるのか)と、自分が準備するものだからです。

アジェンダの1行には、次の4つを書くことをおすすめします。

  • 議題の名前。「カタログの改訂」のような題ではなく、「改訂するページの範囲を決める」のように、何をするのかが分かる書き方にします。
  • 扱い方。「共有」「検討」「決定」のどれかを書きます。1つの議題に2つ以上が混ざるなら、行を分けます。
  • 時間と、話を進める人。「10分・○○さん」のように書きます。司会とは別に、その議題の説明をする人を決めておくと、会議の最初に説明を誰がするかで迷いません。
  • 決定の議題なら、決めるために必要な資料と、決める人。資料は前日までに配ります。決める人が出席できないなら、「案を2つに絞るところまで」と書き直します。

KAKEAIが会社員1万人を対象に行った調査は、上司との面談について尋ねたものですが、面談で話したことが行動につながらない理由も聞いています。尋ねた相手は、上司との面談のあとに行動につながるのが半分くらいの回か、それより少ないと答えた人(6,074人)で、理由は5つまで選べます。「時間やコストの制約で動けない」が15.4%、「今動く必要性を感じていない(緊急度が低い)」が13.4%、「裁量や権限がなくできない」が9.4%でした。つまり、話し合いの中身とは別に、時間や優先順位や権限の事情で止まる場合がある、ということです。ミーティングで決めたことが止まるときにも、同じ事情が隠れているかもしれません。そのため、アジェンダには議題と一緒に、誰が決めるのか、決まったら誰がいつまでに動くのかを書く欄を置いてください。

以下では、営業部のチームミーティングで、製品カタログの改訂について話す場面を例にします。

ミーティングのアジェンダの作り方:5つの手順

アジェンダは、会議の目的から逆算して作ります。議題を集めてから目的を考えるのではなく、目的を決めてから議題を選ぶ順番にしてください。手順は次の5つです。

  1. 会議が終わったときに決まっていることを、一文で書きます。例:「カタログで改訂するページの範囲と、原稿を書く担当と、印刷会社に渡す日が決まっている」。
  2. その決定に必要な議題だけを選びます。関係の薄い報告や連絡は、会議の前にチャットや文書で済ませます。
  3. 議題ごとに、扱い方(共有・検討・決定)、時間、話を進める人を書きます。
  4. 議題を、決定が必要なものから順に並べます。共有は、残った時間で行うか、文書に回します。
  5. 会議の2日前までに参加者に送り、足したい議題と、事前に読んでおく資料があるかを尋ねます。

参加者から議題を集めるときは、上司の側から次のように声をかけるとよいでしょう。

  • 木曜のミーティングは、カタログの改訂で決めることが3つあります。ほかに扱いたい議題があれば、明日の夕方までに教えてもらえますか。
  • 議題を出すときは、「報告したい」「意見を聞きたい」「決めてほしい」のどれなのかを一言添えてもらえると、時間を組みやすいので助かります。
  • 自分の議題を会議で扱うかどうか迷っていたら、まず私に声をかけてください。全員に関わる話でなければ、別の時間に一緒に考えましょう。

部下の側から議題を出すときは、次のような言い方ができます。

  • 木曜のミーティングで、カタログの価格表のページについて10分ほど検討の時間をいただけますか。改訂後の価格を載せるかどうか、皆さんの意見を聞きたいです。
  • 私からは、印刷会社の納期の変更を共有したいです。3分で済みます。

ミーティングのアジェンダの例:カタログの改訂を決める45分の会議

アジェンダの形は、会社や部署で使っている書式でかまいません。最低限、次の表の項目がそろっていれば、参加者は何を準備すればよいかが分かります。

議題(扱い方・時間・進める人)決めること、または共有すること事前に読む資料と、決める人
前回決めたことの確認(共有・5分・課長)前回の会議で決めた3件が、その後どうなったか前回の議事録。進んでいないものがあれば、理由と対応を確認
改訂するページの範囲(決定・15分・○○さん)全ページを直すか、価格表と新製品のページだけにするか昨年のカタログの問い合わせの件数。決める人は課長
原稿を書く担当と締め切り(決定・15分・課長)誰がどのページを、いつまでに書くか各自の今月の予定。決める人は、担当になる本人と課長
印刷会社の納期の変更(共有・3分・△△さん)納期が1週間延びたこと印刷会社からのメール
次回の日程と、持ち越した議題(決定・5分・課長)今日決めきれなかったことを、いつ、どの形で決めるかなし

表の1行目に「前回決めたことの確認」を置くのは、決めたことが動いたかどうかを、次の会議の最初に全員で見るためです。会議の最後に担当と期限を確認しただけでは、時間がたつうちに、全員の記憶から薄れてしまうことがあります。

会議の冒頭では、司会をする上司がアジェンダを読み上げるのではなく、今日の会議で決めることと、時間の配分だけを伝えます。

  • 今日は45分で、カタログの改訂範囲と、原稿の担当と締め切りを決めます。範囲に15分、担当に15分の予定です。
  • 最初に、前回決めた3件がどうなったかを教えてください。進めにくくなっているものがあれば、その場で一緒に手を打ちたいので、事情も聞かせてもらえると助かります。
  • アジェンダにない話が出たら、一度預からせてください。最後の5分で扱うか、別の場を作るかは、そのときに皆さんと決めます。

議題に入るときは、扱い方を一言で言います。

  • ここからは検討の時間です。価格表を載せるかどうか、賛成と反対の両方の理由を出してもらえますか。私も1つ出します。
  • ここからは決める時間にします。残っている案は2つなので、今日はどちらかに決めて、担当まで決めましょう。

アジェンダに入れないほうがよい議題と、1on1に回す話

アジェンダに入れないほうがよいのは、全員の時間を使う必要のない議題です。次の3つは、会議の前か、会議とは別の場に回すことをおすすめします。

  • 読めば分かる報告や連絡。文書で先に送り、会議では質問だけを受けます。報告の議題が多い会議は、参加者が聞くだけの時間になります。
  • 決める人がその場にいない決定。権限のある人が欠席なら、その会議では案を絞るところまでにして、決定の場を別に決めます。
  • 特定の人の仕事の進め方や評価に関わる話。全員の前で扱うと、本人は事情を言いにくいものです。こうした話は、1on1(上司と部下が1対1で定期的に行う面談)に回してください。

KAKEAIの1万人調査では、上司との1対1の面談の困りごと(複数回答)に「話したいこと、話すべきことを切り出せない」を挙げた人が9.7%いました。1対1の場でも、切り出しにくい話を抱えている人がいます。会議の場で個別の事情を尋ねられれば、なおさら話しにくいと考えられます。アジェンダを作る段階で、「この議題は、本人と1対1で話すほうがよいか」を一度考えてみてください。

  • 納期の遅れの件は、ここで原因を詰めるより、○○さんと私で明日の1on1で整理して、来週のミーティングで対策を共有する形にしませんか。
  • この件は、ここで全員の時間を使うより、担当の○○さんと私で整理したほうが早そうです。○○さん、明日の1on1で話してもよいですか。

会議で決めることと、1on1で話すことを分けておくと、会議のアジェンダは短くなり、1on1の話題もはっきりします。KAKEAIは、300万回以上の1on1を支援してきた経験と1万人調査の結果から、1on1は仕事と成長を前に進めるための時間だと考えています。会議で扱いきれなかった個別の仕事の話を、1on1に正面から持ち込んでかまいません。

アジェンダ通りに進まないときの、場面ごとの対応

アジェンダは、守るための規則ではなく、時間と議題の見通しを全員で持つための道具です。崩れたときは、司会をする上司が次のように立て直します。

場面上司の最初の一言
1つの議題が予定の時間を超えた「予定の15分を過ぎました。あと5分で決めるか、次回に持ち越すか、どちらにしましょうか」
アジェンダにない議題が出た「大事な話なので、一度預からせてください。最後の5分で扱うか、別の場を作るかは、そのときに皆さんと決めます」
共有の議題で質問が続く「質問が多いようなので、この件は資料を直して来週もう一度共有します。今日は、決める議題に戻らせてください」
決める人の判断材料が足りない「今日決めるには材料が足りないと感じています。来週までに○○さんの資料をそろえて、決めるのは来週にしませんか」
検討の時間に案が出ない「私から1つ案を出します。反対でも賛成でもよいので、意見をもらえますか」

アジェンダを変えるときは、司会が黙って飛ばさず、変えることを全員に言ってから進めます。参加者から変更を求める言い方も、短くてかまいません。

  • すみません、この議題は私の確認が終わっていないので、次回に回していただけますか。
  • 今の件は、今日決めないと印刷会社への返事に間に合いません。先に扱っていただけないでしょうか。

ミーティングのアジェンダがうまく働いたかを、どこで見るか

アジェンダがうまく働いたかどうかは、会議が時間通りに終わったかではなく、次の会議の最初の5分で分かります。前回決めたことが動いていれば、アジェンダに書いた「決めること」「担当」「期限」が、参加者に伝わっていたと考えてよいでしょう。振り返るときは、次の3つを見てみてください。

  • 決定の議題では、担当と期限を、担当になった本人と一緒に確認する時間を取れていたでしょうか。
  • 次の会議の冒頭で、前回決めたことのうち進んでいるものと止まっているものを、全員で確認できたでしょうか。
  • 会議のあとに個別に話した内容はなかったでしょうか。あれば、次回からアジェンダに載せるか、1on1で扱うかを決めておきます。

止まっているものがあったときは、担当した人を責めるのではなく、アジェンダの書き方を見直す機会にしてください。時間が取れなかったのか、ほかに急ぐ仕事があったのか、自分では決められないことがあったのかを本人から聞くと、次のアジェンダに足す欄が見えてきます。

  • 前回決めた原稿の件、進めにくくなっているようですね。時間が取れなかったのか、ほかに急ぐ仕事があったのか、差し支えなければ教えてもらえますか。
  • 決めたときに、私のほうで締め切りと優先順位をはっきり伝えていなかったかもしれません。次回から、アジェンダに期限の欄を足します。

この場面で、Kakeai AI 1on1 でできること

Kakeai AI 1on1 は、上司と部下の1on1の準備・会話・ふりかえり、そして日常の仕事の場面で、お二人のこれまでの1on1を踏まえた具体的な支援を届ける AI です。

会議の議題や資料を準備する段階で、資料をつくる人や報告する人と、何を決めておくかを話す時間が取れないときに、Kakeai AI 1on1では次のことができます。

終わりが近いときに、球体をクリックしたとき。

会議に出す前に決めておくことを、1on1の中で決めるか持ち越すかまで、二人で決めて終えられます。

球体は、「1on1実施中」の画面の右の列の下にある、Kakeai AI に話題を提案させるボタンです。その回に話した準備の話のうち、まだ決まっていないことを Kakeai AI が挙げ、その場で一つ決めるか、次回に持ち越すかを二人で確かめるよう提案します。お二人に同じ内容が表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…今日話した「部長会・海外向け価格」の件、…今日ここで一つ決めておくか、次回に持ち越すかをお二人で確かめておけますか?

上司の側で、1on1の前に「1on1前のAIアドバイス」で。

定例や打ち合わせが迫っているときに、その前の1on1で何を決めておくかを考えてから臨めます。

これまでの1on1と今回の準備の内容を踏まえて、Kakeai AI がその回の狙いを書きます。近く予定されている会議に向けて、その回で決めておくとよいことに触れることもあります。上司ご本人向けの内容です。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

…6月12日の次回定例と6月11日の設計側打ち合わせが迫っているので、今日決めておくと次の場に持ち込める材料が増えます。…

上司の側で、1on1のあとに「1on1後のAIアドバイス」で。

会議の資料をつくる部下に、資料のどこに価値があるかを伝える一言を、受け取る前に考えておけます。

次の1on1までに上司ができることが、その回の会話をもとに書かれます。部下がまとめた資料を受け取ったときに返す一言の例が示されることもあります。上司ご本人にだけ表示されます。

表示の例(テスト用の1on1で、実際に作られた表示です。人名・社名・案件は架空です)

6月25日の1on1で比較を受け取った後、「営業目線で選ばれた理由を入れてくれたこと、企画側に持っていく価値があると思う」と一言返してみると、藤本さんが自分の視点の意味を実感する場になりそうです。

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よくある質問

ミーティングのアジェンダには、何を書けばよいですか。

ミーティングのアジェンダには、議題ごとに4つを書きます。「議題の名前(何をするのかが分かる書き方)」「扱い方(共有・検討・決定のどれか)」「時間と、話を進める人」「決定の議題なら、事前に読む資料と決める人」です。「カタログの改訂について」のような題だけでは、参加者は何を準備すればよいか分かりません。「改訂するページの範囲を決める(決定・15分)」のように書いてください。

会議の議題は、どの順番に並べるのがよいですか。

会議の議題は、最初に「前回決めたことの確認」を置き、次に決定が必要な議題、最後に共有の議題という順番をおすすめします。決定の議題は時間が延びやすいので、先に扱うほうが、時間切れで持ち越しになることを避けやすくなります。読めば分かる報告や連絡は、会議の前に文書で送り、会議では質問だけを受けると、アジェンダが短くなります。

会議のアジェンダは、いつまでに参加者に送ればよいですか。

会議のアジェンダは、2日前までに参加者に送ることをおすすめします。決定の議題で事前に読む資料があるときは、資料も同時に送ります。送るときに、足したい議題がある人は前日までに知らせてほしいと添えておくと、当日に想定していない議題が出ることが減ります。前日では、資料を読む時間が取れない人が出やすくなります。

チームミーティングで扱わないほうがよい議題はありますか。

チームミーティングで扱わないほうがよいのは、読めば分かる報告や連絡、決める権限のある人がその場にいない決定、特定の人の仕事の進め方や評価に関わる話の3つです。特に、個別の人の進め方に関わる話は、全員の前では本人が事情を言いにくいものです。KAKEAIの1万人調査では、上司との1対1の面談でさえ、「話したいこと、話すべきことを切り出せない」ことを困りごとに挙げた人が9.7%いました。個別の話は、1on1に回してください。

アジェンダ通りに会議が進まないときは、どうすればよいですか。

アジェンダ通りに会議が進まないときは、司会が黙って議題を飛ばすのではなく、変えることを全員に言ってから進めます。1つの議題が予定の時間を超えたら、「あと5分で決めるか、次回に持ち越すか」を全員に尋ねます。アジェンダにない議題が出たら一度預かり、最後の5分で扱うか別の場を作るかを全員で決めます。アジェンダは規則ではなく、時間と議題の見通しを全員で持つための道具です。

出典と、この数字を引用するときの書き方

出典:株式会社KAKEAI「1on1実態調査」(N=10,000、2026年5月実施、インターネット調査)

調査と利用データの集計について

引用する際は、「出典:株式会社KAKEAI『1on1実態調査』(2026年)」と、このページのURLを明記してください。

このページのURL:https://kakeai.co.jp/guide/meeting-agenda-how-to-make

作成者と運営者

KAKEAIでは普段、「上司」「部下」という言葉を使っていません。このページでは、多くの方に伝わりやすいよう、一般的な呼び方として「上司」「部下」と書いています。

このページは、Kakeai AI 1on1 を提供する株式会社KAKEAIが、自社で実施した1万人調査と Kakeai AI 1on1 の利用データの集計をもとに作成したものです。

運営者:株式会社KAKEAI(会社概要) 更新日: