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「我が子を愛するようにチームと接することができるかが一番大事」メンバーがやってほしいと思える1on1を

GMOフィナンシャルゲート株式会社
コーポレートサポート本部
法務部 部長 西澤 朋晃さん

Q.1on1に取り組まれた経緯とこれまでどのように1on1を実施されていたかを教えてください。

上司の言葉をきっかけに「背中を見せる」育成から脱却

  実は元々1on1に対して否定的でした。というのも過去に 1on1を実施しているのを見聞きしたことがあるのですが、1on1をしているわりに”仕事のレクチャー不足””確認漏れ””連携が取れていない”といったことを感じたことがあり、効果が薄いような印象があったからです。「1on1をしてもそこまでいい成果はでないのではないか」「そもそも1on1でモチベーションアップを気にする前にもっと他にやることがあるのでは 」と否定的に考えていました。

  さらに、法務部という部署の特性もあるかもしれませんが、私自身は「先輩の背中を見て勝手に学んで」 という環境で育ってきました。そんな環境が当たり前だったので、同じような環境で勝手に育つもの、という意識は頭の中からも消えておらず、結果4年間1人法務をすることになります。
ところが、2年前に育成に関する考え方が変わりました。背中を押してもらうきっかけとなったのは、上司に言われた「メンバー の育成は、自分の子どものように愛せるか、愛情をもって教えることができるかが一番重要なんだ」という言葉でした。スーッと視界が開けるように心に響きました 。その当時、私自身にも子どもが生まれたこともあり、チームメンバーの育成も子どもを育てるのと同じだとすると、できないことを延々と怒ったりしないな、できるようになるための方法を教えるということ か、とかなり腹落ちしました。そこから育成をどうやっていこうかと考えはじめ、クローズアップされている他社事例を見て学びつつ、結果1on1をやってみようと決めました。

メンバーがやってほしいと思える1on1を

  まず、世の中に出回っている1on1の情報を調べ、セミナー等も受講し「上司のための時間ではなく、部下のための時間」などいくつかの1on1の一般的なルールを学びました。
次に、自分らのところでやるにはどうやろうかと具体的に軸を考えはじめ、メンバーにとって「やって欲しい」と思ってもらえる1on1とはどんなものなのか?を徹底的に考えるところからスタートしました。
「1on1なのでなんでも好きなこと話してね」と急に言われても、メンバーとしても「で、何話せばいいの?何が正解?」となかなか喋れないような気がしました。そこで、ある程度話すテーマとかあったらいいのかなと考えを巡らせているうちに、昔見たテレビ番組で、視聴者が投稿したトークテーマについて芸人が喋るシーンをふと思い出して「これだ」と閃きました。いくつかテーマを用意して実際に1on1でメンバーに選んでもらうようにしたら、「このやり方いいですね」「今日はこれ話したいです」と自ら選んでくれるようになりました。
トークテーマを考えて1on1を半年くらいやってみようと決めた時に、このフィードバックはどう表現できるか、出口を見せたいなと考え、自分でデータと数字をとってみました。何があったら「1on1をやって意味があったな」と思ってもらえるかを考え、そこから逆算して「時間数」「実施回数」「選んだテーマ」などをメモし、集計していました。そうすると業務のこと中心に話している人や、プライベートについてもしっかり話したい人など一人ひとりの特徴が分かってきました。本人たちにその分析結果を見せたら「気にしてなかったけれど分析されると面白い」「1on1をしたことがこんなデータになるのか」という反応で好評でした。
半年経っても、本人の口から「続けたい」と言ってもらえたので1on1を継続しています。ただ、データを手動で集計する仕事 はなかなか大変でした。

 図.西澤さんが作ったトークテーマと分析結果

Q.Kakeaiを利用したいと思われた理由・背景を教えてください。

自ら作ってきた1on1が、間違っていなかったと確認できた

 自分でトークテーマを作り、自分で分析して、フィードバックして、チームメンバーからもフィードバックしてもらって・・・と1on1に必要だと自分で一から考えてきたことを全て実践してきました。
一方で他の1on1に関するセミナーなどを複数視聴していたのですが、自分の実践していることと重なるものがあまりなく、この1on1が正しいのかどうかは、分からない状態でもありました。
そのような時にKakeaiの「間違いだらけの1on1」に出会いました。「あれ、自分と近しいことをやっているな」と。「事前準備が大事だって言っている!」「1on1のデータが質に効くと言っている!」と共感できる点が多くとても嬉しくなりました。一から作り上げた1on1でしたが「意外と自分は間違ってなかったな」と確認でき、何よりデータ集計の手間も省けるので、これは使うしかない!と思いました。

1on1の場で主体的に話せるので納得感が違う

 メンバーがしてほしい1on1を定期的に実施していくことで、メンバーの納得感が違うのではないかと感じています。コミュニケーションが取れる状態になってくると、仕事自体も上流工程で確認でき、不安な点をあらかじめ質問できるようになったりします。従来の「法務は勝手に育つ」という環境下ではそういう機会が少なかったのだと思います。「ちょっと話してみようかな」と思える場があること自体がメンバーにとっても意味があるのではないでしょうか。

Q.Kakeaiに期待することや今後の展開について教えてください。

 Kakeaiの「事前準備から1on1の実施」「振り返りのサイクル」は、自分がやってきたこととピッタリと重なっていて、かつ、データと数字、自動文字起こしで議事録も取れます。特に、「話したいこと」と「上司に期待する対応が分かる」というのは自分になかった発想で、事前にどう対応したら良いか(何を期待されているか)わかるのですごく良いと思います。また、自身の1on1スキル向上の為にフィードバックが欲しかったので全世界のナレッジからヒントがもらえる点もすごいなと思いました。
私のチームのメンバーは「アイスブレイク機能」がすごく良いと言っています。例えばアイスブレイクのサイコロを振ったら「自分の弱点」というテーマが出てきます。普通の会話ではまず出てこないテーマです。特に入社間もなかったりすると、自分のことを知って欲しいとか、先輩の失敗談など普段聞けない話が自然とできるので、お互いの理解が深まるという点でとても好評でした。 他部署でもKakeaiを使って1on1をやってみたいという声を聞きます。1on1は毎週でなくても2、3 週に1回にするなど、柔軟に対応することは可能ですので、できないということはないと思う、と勧めています。
組織作りやチームビルドは部門長の責任なので、優秀なパートナーが自ら居たいと思える部門であり続けるために、なるべく良質なコミュニケーションをとるべきだと考えています。Kakeai導入前に自分でトークテーマを作ったりデータをとっていたりしたのも、メンバー本人たちが1on1をやって「いい成果が生まれたよね」と実感できるものでないと、と思っていたからです。Kakeaiがチームビルドに繋がっていくのではないかと 。今後もKakeaiを使って1on1を継続し、これをきっかけに次の気付きや仕掛けへの布石が生まれるといいな、と ワクワクしています。


※上記事例に記載された内容は、2023年12月取材当時のものです。閲覧時点では変更されている可能性があります。ご了承ください。