「対話の生産性」を高める仕組みが、1on1をつぎの次元に引き上げる。

「対話の生産性」を高める仕組みが、
1on1をつぎの次元に引き上げる。
Profile
写真左:柏誠さん/上長
アステラス製薬株式会社 Rx+事業創成部
写真右:佐野頼方さん/メンバー
アステラス製薬株式会社 Rx+事業創成部
Q:現在の1on1実施方法や位置付けについて教えてください。
「安全な場」とすることを意識
柏さん:基本的には毎週、30分から1時間くらいの枠で実施しています。内容としては業務の進捗の確認以外にもその時々で様々な相談事もありますが、メンバーにとっての「安全な場」として意識しています。皆の前で話しにくいことも、できるだけ本音で、本質に迫る話をできる機会にしていきたいですね。その方がビジネスの面でも、早く解決手段に辿り着けるし、メリットがあると思っています。
場が設定されていることそのものが重要
佐野さん:私も同じ気持ちです。今は特にこういう状況で会社に行く機会が少ないので、1on1を設定しないと2人で話す機会はありませんでした。話す題材があろうとなかろうと、1on1として時間が設定されているということそのものが重要なのだと思います。
Q:カケアイを使って助かったこと、変わったことは何ですか?
思考が整理され、トピックにも幅が出る、ズレも減る
佐野さん:カケアイで、1on1で「話したいこと」や「上司に求める対応」を事前に選択できることが、思考の整理に繋がっています。例えば、自分に何か困っていることがあった時、「本当は上司にどうして欲しいのか(アドバイスが欲しいのか、一緒に考えて欲しいのか、意見を聞きたいのか…)」と考える機会になっています。
また、1on1はどうしても業務の話になりやすいものだと思いますが、「プライベート」や「会社の方針」など、業務以外の選択肢も用意されているので、「この話もしてみようかな」と思えたりするのも良いですね。
さらに、自分が選んだ選択肢が上司に共有されることで「何について話したいのか、それはどういう対応を求めているのか」ということが事前にきちんと伝えられるのも助かります。ズレが減りますし、1on1の最中に大切なことを忘れてしまうこともありませんし。
対話の生産性が高まる
柏さん:1on1で話すテーマを部下からなげかけてもらうことで、1on1の質が高まり対話の生産性向上に繋がっていると感じます。佐野さんがアジェンダを事前に設定してくれていることで、こちら側も心の準備ができるので助かります。一番困るのは「今日は何を話しましょうかね…」と最初に聞かれるところから1on1が始まってしまい、お互いにとっての貴重な時間がいたずらに過ぎてしまうことですから。もちろん私から話したいアジェンダを提示することもできますが、部下から話題をなげかけてもらい、相手のための時間にすることが1on1の1番の目的だと思っています。関わり方のアドバイスが提示されるのも良いですね。その時の部下の状況や特性に応じてメンバーと関わる上での良いガイダンスになります。
メンバーからの貴重なフィードバック
柏さん:1on1のあとにメンバーから「すっきり度(※)のフィードバック」を貰えるのも有難いです。メンバーがどう感じたのか気になりますからね。1on1での会話は役に立っているのだろうか?と、直接聞きたくもなります。ただ、聞いたところでメンバーも「役に立ちませんでした」とは言いにくいですからね。すっきり度のフィードバックについては、その内容自体も重要ですが、その結果としてメンバーのどのような行動に繋がったのかも気になります。PDCAを回すためにも、やはりアクションに繋がっているかは大事だと思います。
※すっきり度:カケアイの仕組みでは、メンバーには1on1の後に「すっきり」した度合いをクリックしていただきます。誰がどう答えたかは上司も管理者も一切わからない仕組みになっています。
Q:これから1on1をどんな時間にしていきたいですか?
カジュアルにキャリアの話をしていきたい
柏さん:もっとキャリアの話をしていきたいですね。とても重要なトピックだと思うわけですが、私が1on1を実施する上では以前からなかなか出てこないトピックでした。例えば人事部門からの依頼の上でキャリアの話をすることはありますが、そうではなくもっとカジュアルに話せるようにしていきたいと思っています。雇用環境が変化し、同じ会社で長く働くという時代から変わってきていますよね。特に若いメンバーはキャリアについて日常的に考えていると思います。今の会社で何をするのか、社外へ飛び出した方が良いのではないか、などです。その会話に1on1の場はとてもマッチしていると思います。会社の中でキャリアの話を真摯にするのはマネジャーの役割だと思いますし、会社にとっても本人にとっても大きなメリットがあります。
「対話の生産性」を高める仕組みが、
1on1をつぎの次元に引き上げる。
Profile
写真左:柏誠さん/上長
アステラス製薬株式会社 Rx+事業創成部
写真右:佐野頼方さん/メンバー
アステラス製薬株式会社 Rx+事業創成部
Q:現在の1on1実施方法や位置付けについて教えてください。
「安全な場」とすることを意識
柏さん:基本的には毎週、30分から1時間くらいの枠で実施しています。内容としては業務の進捗の確認以外にもその時々で様々な相談事もありますが、メンバーにとっての「安全な場」として意識しています。皆の前で話しにくいことも、できるだけ本音で、本質に迫る話をできる機会にしていきたいですね。その方がビジネスの面でも、早く解決手段に辿り着けるし、メリットがあると思っています。
場が設定されていることそのものが重要
佐野さん:私も同じ気持ちです。今は特にこういう状況で会社に行く機会が少ないので、1on1を設定しないと2人で話す機会はありませんでした。話す題材があろうとなかろうと、1on1として時間が設定されているということそのものが重要なのだと思います。
Q:カケアイを使って助かったこと、変わったことは何ですか?
思考が整理され、トピックにも幅が出る、ズレも減る
佐野さん:カケアイで、1on1で「話したいこと」や「上司に求める対応」を事前に選択できることが、思考の整理に繋がっています。例えば、自分に何か困っていることがあった時、「本当は上司にどうして欲しいのか(アドバイスが欲しいのか、一緒に考えて欲しいのか、意見を聞きたいのか…)」と考える機会になっています。また、1on1はどうしても業務の話になりやすいものだと思いますが、「プライベート」や「会社の方針」など、業務以外の選択肢も用意されているので、「この話もしてみようかな」と思えたりするのも良いですね。さらに、自分が選んだ選択肢が上司に共有されることで「何について話したいのか、それはどういう対応を求めているのか」ということが事前にきちんと伝えられるのも助かります。ズレが減りますし、1on1の最中に大切なことを忘れてしまうこともありませんし。
対話の生産性が高まる
柏さん:1on1で話すテーマを部下からなげかけてもらうことで、1on1の質が高まり対話の生産性向上に繋がっていると感じます。佐野さんがアジェンダを事前に設定してくれていることで、こちら側も心の準備ができるので助かります。一番困るのは「今日は何を話しましょうかね…」と最初に聞かれるところから1on1が始まってしまい、お互いにとっての貴重な時間がいたずらに過ぎてしまうことですから。もちろん私から話したいアジェンダを提示することもできますが、部下から話題をなげかけてもらい、相手のための時間にすることが1on1の1番の目的だと思っています。関わり方のアドバイスが提示されるのも良いですね。その時の部下の状況や特性に応じてメンバーと関わる上での良いガイダンスになります。
メンバーからの貴重なフィードバック
柏さん:1on1のあとにメンバーから「すっきり度(※)のフィードバック」を貰えるのも有難いです。メンバーがどう感じたのか気になりますからね。1on1での会話は役に立っているのだろうか?と、直接聞きたくもなります。ただ、聞いたところでメンバーも「役に立ちませんでした」とは言いにくいですからね。すっきり度のフィードバックについては、その内容自体も重要ですが、その結果としてメンバーのどのような行動に繋がったのかも気になります。PDCAを回すためにも、やはりアクションに繋がっているかは大事だと思います。
※すっきり度:カケアイの仕組みでは、メンバーには1on1の後に「すっきり」した度合いをクリックしていただきます。誰がどう答えたかは上司も管理者も一切わからない仕組みになっています。
Q:これから1on1をどんな時間にしていきたいですか?
カジュアルにキャリアの話をしていきたい
柏さん:もっとキャリアの話をしていきたいですね。とても重要なトピックだと思うわけですが、私が1on1を実施する上では以前からなかなか出てこないトピックでした。例えば人事部門からの依頼の上でキャリアの話をすることはありますが、そうではなくもっとカジュアルに話せるようにしていきたいと思っています。雇用環境が変化し、同じ会社で長く働くという時代から変わってきていますよね。特に若いメンバーはキャリアについて日常的に考えていると思います。今の会社で何をするのか、社外へ飛び出した方が良いのではないか、などです。その会話に1on1の場はとてもマッチしていると思います。会社の中でキャリアの話を真摯にするのはマネジャーの役割だと思いますし、会社にとっても本人にとっても大きなメリットがあります。