「壁当ての場」としての
1on1がつくる成長、そして信頼。
写真左:袴田玲子さん/上長
デジタル・イノベーション本部 アライアンス事業部(インタビュー当時)
写真右:戸塚光太郎さん/メンバー
デジタル・イノベーション本部 アライアンス事業部(インタビュー当時)
Q:現在実施している1on1について教えてください。
袴田さん:昨年(2020年)の4月に管理職になり、直後にリモートワークになったため、1on1で対話をすることはメンバーとの関係を築く上での土台になると感じてきました。特に、期初や月初に対話をすることはメンバーの気持ちや業務上のサイクルを整える意味でも大切だと思っているため、月初と中旬の月2回を標準的なペースとして実施しています。事業や個人の目標に対する距離感を一緒に確認し、取り組み方や支援の仕方、気持ちの持ち方を共に確認し合う意味で行っています。
戸塚さん:私は新規事業のグロースを担当しているため、これまでのやり方が必ずしも当てはまらない領域です。新しいことに取り掛かる上で自分の考えが間違った方向に行っていないか、ズレていないかという確認を行う時間と位置付けています。カケアイを使うことで話す内容が明確になり、1on1の30分の意味合いがより強くなったと思います。
Q:カケアイを使って助かったこと、変わったことは何ですか?
戸塚さん:1on1を実施しながらお互いが記入しているメモをリアルタイムに共有でき、それが残っていくこと、また次に何をやるのかという宿題を決められる点が特に便利です。これまでの1on1ではそれぞれが手元でメモや宿題を残していたのですが、カケアイを使うことで認識のズレが無くなりました。
袴田さん:過去の1on1の内容をタイムラインとして簡単に振り返ることができるので、1on1で会話した内容をメンバーが早速実践しているということを感じられるようになりました。また「これができたから、次はこれを考えよう」というように、次のステップに繋げるためのコミュニケーションがしやすくもなりました。戸塚さんの常に前向きな姿勢によるところも大きいと思いますが、毎回の1on1を連続的にしっかり積み上げていけるという意味で、カケアイを使っての1on1は私と彼の間では特に向いていると思っています。
戸塚さん:年末年始に自分自身について振り返る時間をもち、その後の1on1のテーマ設定で「キャリア」をトピックに選択してみました。選択する時点で自分の中で何か明確なものを持てていたわけではなかったのですが、未来の話にも真剣に向き合ってくれると信じていたので、袴田さんに自分の仮説をぶつけてみたいという気持ちで話しました。話すトピックを選択肢の中から選ぶだけで済むというのが後押しになりました。もし、1on1が始まった時にあらたまって「すみません、僕のキャリアの話なんですけど…」と切り出す必要があるならもう少し自分の中で考えを固めて袴田さんと話をすることになっていたでしょうし、タイミングも後になったと思います。
袴田さん:ちょうど繁忙期が終わったタイミングだったので少し気が抜けた状態かと思ったら、「もっと結果を残したかった」と悔しがっていたのです。そういった時期に本人から振り出されたキャリアの話だったので、戸塚さんの大きな成長を感じましたし、もっともっと自分自身も成長し導いてあげたいと考えさせられました。
Q:これから1on1をどんな時間にしていきたいですか?
一対一の信頼関係を、組織全体の成果と個人の将来に活かす
袴田さん:当然ですが、リモートワークで一緒にいることができない今は特に、信頼関係を築くことでしか事業は前に進められないと感じています。ある時、新しい仕事を戸塚さんへお願いしたことがありました。事業を成長させるため、管理職の立場としては、モチベーションの上がりやすい仕事もあれば、誰かにやってもらわなければならない仕事もあり、どちらも大切です。日々、私としてはお願いした仕事がどう受け止められるのか不安もありますが、戸塚さんからはすぐに「ありがとうございます!」という言葉が返ってきて感動しました。仕事を引き受けてくれたからという意味ではなく、戸塚さんの成長を痛感するとともに、信頼してくれていることを感じたからです。
戸塚さん:その時の気持ちはよく覚えています。1on1で自分をコーチングしてくれている袴田さんだからこそ、新しい仕事にも意味を持たせてくれているはずだと思えるので、素直に前向きに捉えることができました。
袴田さん:一対一の関係の深まりで得られたものを、部門や層を越えてどう展開させていくかが次のステップだと思っています。仕事についてであっても、キャリアについてであっても、組織としてメンバーに向き合っていくことこそが組織全体の成果とそれぞれの将来に繋がっていくはずです。
戸塚さん:自分にとっての1on1は、これまでもこれからも「壁当ての場」です。リモートワークになる前だったら昼休憩や、デスクで仕事をしている何気ない瞬間や、居酒屋で解決していたかもしれないようなことが、全くできなくなりました。1on1の場で自分がやったことや考えたことについて、相手の胸を借りるつもりで思い切りぶつけ、返ってきたものに対して真摯に向き合い、自分の力を高めていきたいと思っています。
「壁当ての場」としての
1on1がつくる成長、そして信頼。
写真左:袴田玲子さん/上長
デジタル・イノベーション本部 アライアンス事業部(インタビュー当時)
写真右:戸塚光太郎さん/メンバー
デジタル・イノベーション本部 アライアンス事業部(インタビュー当時)
Q:現在実施している1on1について教えてください。
袴田さん:昨年(2020年)の4月に管理職になり、直後にリモートワークになったため、1on1で対話をすることはメンバーとの関係を築く上での土台になると感じてきました。特に、期初や月初に対話をすることはメンバーの気持ちや業務上のサイクルを整える意味でも大切だと思っているため、月初と中旬の月2回を標準的なペースとして実施しています。事業や個人の目標に対する距離感を一緒に確認し、取り組み方や支援の仕方、気持ちの持ち方を共に確認し合う意味で行っています。
戸塚さん:私は新規事業のグロースを担当しているため、これまでのやり方が必ずしも当てはまらない領域です。新しいことに取り掛かる上で自分の考えが間違った方向に行っていないか、ズレていないかという確認を行う時間と位置付けています。カケアイを使うことで話す内容が明確になり、1on1の30分の意味合いがより強くなったと思います。
Q:カケアイを使って助かったこと、変わったことは何ですか?
戸塚さん:1on1を実施しながらお互いが記入しているメモをリアルタイムに共有でき、それが残っていくこと、また次に何をやるのかという宿題を決められる点が特に便利です。これまでの1on1ではそれぞれが手元でメモや宿題を残していたのですが、カケアイを使うことで認識のズレが無くなりました。
袴田さん:過去の1on1の内容をタイムラインとして簡単に振り返ることができるので、1on1で会話した内容をメンバーが早速実践しているということを感じられるようになりました。また「これができたから、次はこれを考えよう」というように、次のステップに繋げるためのコミュニケーションがしやすくもなりました。戸塚さんの常に前向きな姿勢によるところも大きいと思いますが、毎回の1on1を連続的にしっかり積み上げていけるという意味で、カケアイを使っての1on1は私と彼の間では特に向いていると思っています。
戸塚さん:年末年始に自分自身について振り返る時間をもち、その後の1on1のテーマ設定で「キャリア」をトピックに選択してみました。選択する時点で自分の中で何か明確なものを持てていたわけではなかったのですが、未来の話にも真剣に向き合ってくれると信じていたので、袴田さんに自分の仮説をぶつけてみたいという気持ちで話しました。話すトピックを選択肢の中から選ぶだけで済むというのが後押しになりました。もし、1on1が始まった時にあらたまって「すみません、僕のキャリアの話なんですけど…」と切り出す必要があるならもう少し自分の中で考えを固めて袴田さんと話をすることになっていたでしょうし、タイミングも後になったと思います。
袴田さん:ちょうど繁忙期が終わったタイミングだったので少し気が抜けた状態かと思ったら、「もっと結果を残したかった」と悔しがっていたのです。そういった時期に本人から振り出されたキャリアの話だったので、戸塚さんの大きな成長を感じましたし、もっともっと自分自身も成長し導いてあげたいと考えさせられました。
Q:これから1on1をどんな時間にしていきたいですか?
一対一の信頼関係を、組織全体の成果と個人の将来に活かす
袴田さん:当然ですが、リモートワークで一緒にいることができない今は特に、信頼関係を築くことでしか事業は前に進められないと感じています。ある時、新しい仕事を戸塚さんへお願いしたことがありました。事業を成長させるため、管理職の立場としては、モチベーションの上がりやすい仕事もあれば、誰かにやってもらわなければならない仕事もあり、どちらも大切です。日々、私としてはお願いした仕事がどう受け止められるのか不安もありますが、戸塚さんからはすぐに「ありがとうございます!」という言葉が返ってきて感動しました。仕事を引き受けてくれたからという意味ではなく、戸塚さんの成長を痛感するとともに、信頼してくれていることを感じたからです。
戸塚さん:その時の気持ちはよく覚えています。1on1で自分をコーチングしてくれている袴田さんだからこそ、新しい仕事にも意味を持たせてくれているはずだと思えるので、素直に前向きに捉えることができました。
袴田さん:一対一の関係の深まりで得られたものを、部門や層を越えてどう展開させていくかが次のステップだと思っています。仕事についてであっても、キャリアについてであっても、組織としてメンバーに向き合っていくことこそが組織全体の成果とそれぞれの将来に繋がっていくはずです。
戸塚さん:自分にとっての1on1は、これまでもこれからも「壁当ての場」です。リモートワークになる前だったら昼休憩や、デスクで仕事をしている何気ない瞬間や、居酒屋で解決していたかもしれないようなことが、全くできなくなりました。1on1の場で自分がやったことや考えたことについて、相手の胸を借りるつもりで思い切りぶつけ、返ってきたものに対して真摯に向き合い、自分の力を高めていきたいと思っています。